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【読了】絶対通報システム〜いじめ復讐ゲームのはじまり〜

 読了しました。
 スターツ出版のブラックレーベルになります。

 最初にひとつ言っていいですか……。

めっちゃ怖い!!😅

 私がこの世で恐ろしいと思っているのは、人の悪意なんですよね。
 リアルにありそうだから余計に怖い。

 本書は横書き小説です。
 珍しいなーと思って読み進めていくと、これは確かに横書きの方がいいなと思えます。

 世の中の【悪】を排除するために始まった、絶対通報システム。
 いじめの犯人やトラブルの元になった人間を通報し、排除するという。
 中学2年生の杏里は、早速クラスのいじめの主犯を通報する。
 通報者にはポイントも貯まるし、いじめもなくなった……と喜んだのも束の間、通報を恨んだ犯人に【悪】をでっち上げられ、復讐されてしまう。
(本書あらすじより一部抜粋)

 通報システムは、「レポートデバイス」と呼ばれるタブレットを使用しています。主人公はそれを使用していじめの主犯を通報します。
 いいことをしてレポートデバイスに受理されると、信用ポイントが上がっていきます。逆に、通報されると信用ポイントが下がります。
 この「信用ポイント」も、なかなかの曲者でした。

 その後、主人公は逆恨みで通報されるのですが、その理由がもーーーーう、本当に腹が立つ!!!!
 いえ、小説の内容じゃなくて、登場人物にです(笑)
 こういうこと、リアルにあるから余計に腹が立つ。

「私、何もしてないよ」って言えた杏里、えらい!!😭

 あと、家族にも影響を及ぼすというのも怖いですね。
 もう何もできないやん……ってなります。
 その後、主人公である杏里は強く歯向かっていきます。
 あまり感想を書くとネタバレになりそうなので、ぜひ皆さんの目で確かめてください😊
 児童書なので読みやすいよ♪

 人間関係や裏の部分を丁寧に書かれた作品だと思いました。
 ホラー書く時に参考にしたい!

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