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俳句 作品一覧

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2021年12月の記事一覧

いちねんのすべてが今に除夜の鐘

いちねんのすべてが今に除夜の鐘

季語:じょやのかね( 暮 ) 現代俳句

除夜の鐘は、大晦日の夜につく寺の鐘こと

今年も1年ありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願いいたします

灯にれきし国にれきしよ除夜の鐘

灯にれきし国にれきしよ除夜の鐘

季語:じょやのかね( 暮 ) 現代俳句

除夜の鐘は、大晦日の夜につく寺の鐘こと

今年も1年ありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願いいたします

年の瀬に立つスクランブル交差点

年の瀬に立つスクランブル交差点

季語:としのせ( 暮 ) 現代俳句

年の瀬は、あわただしい年末のこと

交差点、年末の慌ただしさのなか
立ち止まるほかにないひとときです

ウイスキーこおりからんと年惜む

ウイスキーこおりからんと年惜む

季語:としおしむ( 暮 ) 現代俳句
こおり⇒氷

年惜しむは、過ぎてゆく年を惜しむこと

今日は小晦日
しみじみとゆく年を惜しむ気持ちになります

手にとって日々のおもさよ古日記

手にとって日々のおもさよ古日記

季語:ふるにっき( 暮 ) 現代俳句

古日記は、年末まで書いてきた日記帳のこと

のちのち読み返すことが、
日記をつける醍醐味の1つでもありそうです

ふるさとを深呼吸してとしのくれ

ふるさとを深呼吸してとしのくれ

季語:年の暮( 暮 ) 現代俳句

年の暮は、12月末のこと

今年ものこすところ3日となりました
年内、投稿は変わらず続けたいと思っています

句も旅もさきへさきへよ一茶の忌

句も旅もさきへさきへよ一茶の忌

季語:いっさのき( 仲冬 ) 現代俳句

一茶忌は、俳人の小林一茶の忌日のこと

一茶は、1828年
陰暦11月19日に64歳で亡くなったそうです

筆ちびてよい句よい絵よ蕪村の忌

筆ちびてよい句よい絵よ蕪村の忌

季語:ぶそんのき( 晩冬 ) 現代俳句

蕪村忌は、俳人・画人の与謝蕪村の忌日のこと

蕪村は、1784年
陰暦12月25日に68歳で亡くなったそうです

高層ビルのいただきまで灯冬の月

高層ビルのいただきまで灯冬の月

季語:ふゆのつき( 三冬 ) 現代俳句

冬の月は、寒々と輝く冬の月のこと

高層ビル、見あげると
とてつもない高さにおどろかされます

雨やんで足あとまみれラクビー場

雨やんで足あとまみれラクビー場

季語:ラグビー( 三冬 ) 現代俳句

ラクビーは、フットボールの一種のこと

ラクビー場は芝、
ラクビー練習場は土の所もまだあるそうです

さっそくに空を晴らして門松立つ

さっそくに空を晴らして門松立つ

季語:かどまつたつ( 暮 ) 現代俳句

門松立つは、新年にむけて門松を立てること

こちらでも寺社や駅、商店など、
年末のこの時期になると飾られはじめます

飛ぶほどにおもいいのちの綿虫よ

飛ぶほどにおもいいのちの綿虫よ

季語:わたむし( 初冬 ) 現代俳句

綿虫は、全身が綿で包まれたような小さな虫

綿虫は、羽で飛び立ちますが
飛ぶ力は弱く、風になびき流れるそうです

屋根屋根に鐘の音ひとびとに聖夜

屋根屋根に鐘の音ひとびとに聖夜

季語:せいや( 仲冬 ) 現代俳句

聖夜は、クリスマスの夜のこと

この時期、気持ちもいよいよ
年末といった感が強まってきました

ジングルベルジングルベルと冬館

ジングルベルジングルベルと冬館

季語:ふゆやかた( 三冬 ) 現代俳句

冬館は、冬の洋館や屋敷などのこと

賛美歌やクリスマスソングなど、
聞いていて胸にぐっとくるものも多いです