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セックス依存症だった頃の話①





少し、昔話をしようと思います。

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わたしは
セックス依存症でした。

診断書は出されてないけど。


セックス依存症でした。

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2007年

生活がおかしくなるまで
のめり込みました。

でも、それがないと
生きていけませんでした。

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わたしは依存症だった。


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セックスに依存して
抜け出せなくなって。

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そんな17年前の話を
書こうと思います。

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まず、ここに書くことは
単なる自己開示であって

こうすれば治る、とか
こうしたらいい、とか

そういう方向性を
示すものではない

ということです。

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ただ、
そういう人だった

という自己開示。



そして、
今まさにそのことで
悩んでいる人への
わたしなりのメッセージ。





わたしは昔から
自分のことが好きで大切で

わたしのことを
大切にしてくれない環境に
拗ねていました。

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小学校5年生のときに

親の転勤で
東京から富山県に
引っ越しました。

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いきなり変わった環境に
馴染めなくて

でも、
仲間はずれにされたくなくて

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嫌いなことも 好きといい
分からないことも 分かるといい
誰かが自分より人気だと不安になり
誰にでもいい顔をしていました。


でも、苦しかった。

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早く
そんな環境から抜け出したくて

上京しようと
関東の大学に行きました。

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その頃、
わたしには夢がありました。

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小さな頃から憧れていた
声優さんになるという夢。

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自分一人で声優学校を選び

バイトを週6で入れて
声優学校のお金を払い

誰にも頼らず
たった一人で
夢を叶えようとしていました。


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わたしが大学に行ったのは
学ぶ為じゃなくて
声優学校のある
東京の近くにいたかったからです。



大学で
今の旦那さんに出会いました。

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出会ったときからずっと
わたしの夢を応援してくれて
わたしのために働いてくれました。
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わたしは
わたしのために頑張ったけど

先に壊れたのは体でした。


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声優学校のために
バイトをしているとき

飲食店の厨房で働いていたけど

厨房で働いていた日本人は
わたしだけで。

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もちろん
みんないい人で優しかったけど

一人だけ
人当たりの強いおばちゃんがいて。

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わたしはその人と
仲良くなることができずに

その人と
折り合いが
悪くなってしまいました。

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毎日

「なんでできないの!」
「ばか!」
「頭悪い!」

そう言われ続けて

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でも周りの人は
「あの人は
 そういう人だから」で
何も思わなくて

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わたしは
わたしの夢のために

そこで働き続けました。

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そこのバイトは条件が良かったから。

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ある日、
大ぽかをして
その人に

「死ね!!」

と言われてしまいました。


そこでもう、
糸が切れてしまった。

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わたしは全然
大人じゃなかった。

うまいかわし方なんて
分からなかった。

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その人以外は
みんな優しかったけど

でも、
もうだめになってしまった。

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続きます。


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