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香りがいっぱいの初夏の庭

2023年10月26日
あっという間に10月もあと数日。庭は、夏の訪れを感じさせる香りであふれています。トップはレモンの木。冬の収穫が終わったと思ったら、次々と花をつけ始めました。温暖なオークランドでは、年に2、3回、レモンが収穫できます。甘くて、芳醇な香りが裏庭に立ち込めていて、朝、キッチンの窓を開けると、ふわっと香りが押し寄せてきます。

同じ柑橘類のユズの花もいい香りがします。
葉っぱが半分以上落ちて、しょんぼりしていましたが、肥料(シープペレット)とコンポストに加えて、柑橘類の活力剤としてニュージーランドで定番のエプソムソルトをぱらぱらまいたら、だいぶ元気を取り戻してくれました。
柑橘類は、たっぷりと水をやることも重要。
これはちょっと前の畑。
水菜の菜の花が満開で、春の訪れを感じさせる、さわやかな香りがしていました。
冬の間のサラダに重宝した水菜、ありがとう。
このあと引っこ抜いて、コンポストに入れて、次の植え付けの準備をしました。
色鮮やかなスイートピー。その名もスイートなピーなので、甘い香り。
園芸好きだった母が毎年植えていたので、懐かしい思い出が浮かびます。
でも、豆の香りとしては、私はソラマメの方が断然好きなのです。
さわやかで、ちょっとスパイシー。香水があったら買いたいぐらい(あるかな?)。
白い、ひらひらとした花がいっぱいのバイカウツギ。
柑橘類に似た、軽やかな甘い香りがするので、英語名はMock Orange(偽物のオレンジ)。
敬愛するマダムの庭から頂いた挿し木が大きくなってくれました。
同じ庭からやってきたアイリスは、控えめだけれど、すっきりとしたいい香り。
こんなに可憐なのに、とってもたくましくて、庭のあちこちに増えています。
ちゃんと日当たりのいい、居心地の良い場所を見つけるので、植物ってすごい。
今、もっとも強い香りを放っているのは、NZ原産のキャベッジツリー。
前の住民が玄関先に植えたもので、むせかえるような甘い香りが立ち込めています。
ただ、なんでこんなところに植えたのか(多分なにも考えていない)。
ほおっておくと10数メートルになるので、定期的にばっさり根元から切るようにしています。
それでもめげずにすくすくと枝を伸ばしていくので、さすがNZネイティブツリー。

まだまだ夜は肌寒いですが、日中はだんだんと気温が上がり、過ごしやすくなってきました。数日前に、弱々しかったけれど、この夏一番の蝉がジージーと鳴いていました。

タートルネックをやめて、Tシャツで過ごせるようになり、毛布も洗い、シーツも衣替えして、コットンのしゃきっとしたひんやり感が心地良くなりました。さあ、みんながワクワクして待っている、ニュージーランドの夏はすぐそこです。


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