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言葉の影響を考えたら、話すのが怖くなっちゃった

知人が精神病棟に担ぎ込まれた。

人間関係のストレスに耐えかねてのことだったらしい。


原因をチラっと聞いて、私が真っ先に思ったことは、
「もしかして、私にも責任があるんじゃないか」
ってこと。


繊細な子だった。
マジメで何事も真に受けるところがある、
物が落ちたら、丁寧にハンカチに包んで渡す。
そんな子だった。


ある時彼女が言っていた。
「私ね、人から何か言われると、そればっかり気にしちゃうの。
本当の意図はなんなのか、嫌みだったのか、とか考えちゃって。
素直に受け取れないんだよね。」


・・・私は、彼女にどんな言葉をかけたんだろうか。



言葉って難しい。

人によって受け取り方なんて全然違うし、
発信する方だって、同じこと言っていても
ちょっとしたニュアンスとか、使う場面とか言い方とか、
人それぞれなんだもの。


ましてや、毎回同じ人に同じことを言われていたとしても、
ちょっと落ち込んでいるときとか、調子が悪い日に
変なこと聞いてしまったら、そのパワーは計り知れない。


厳しい言葉はより深いダメージを与え、
優しい言葉はよりこころに沁みてくるだろう。


怖がっていたら何も伝えられない。
何も言わないのは、せっかく人と人とが知り得る機会を放棄することになる。


”ことば”って不思議だ。面白い。

マイナスにもプラスにもなるこれらを、どう扱っていけばいいのか。


何の気なしに発するには、躊躇する。


言葉って偉大だ。
できれば大切につつんで渡したい。

そしてどうか、どうか
受け手にとってあたたかでありますように。


最後まで読んで頂きありがとうございました!