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総移動距離1536.4km~JR東日本パスで行く東北一周の旅 / パス1日目


2023年3月7日~10日

日程は3泊4日ですが、東日本パスは連続する3日間が有効のため、西日本エリア住みのくろしおは、新潟県は長岡駅まで前乗りして長岡で一泊。その翌日からパス一日目の旅がはじまりました。

JR東日本パスでの出発はここから


鉄道開業150年記念 ファイナルJR東日本パス
-次の150年へ、みなさまの笑顔とともに、
ステキな3日間をお楽しみください♥-

ヘッダー写真より

切符に印字されてる粋な計らい。
手にした瞬間からワクワクしました。

そんなパスを使って、秋田、青森、岩手、宮城、山形、福島、すべての県に降り立ちながら
東北一周の旅へ。

全部の県に降り立つ!
私が決めた東北一周旅のミッション


鉄道旅が主である関西人のくろしおにとって
東北は遠い存在。
大袈裟かもしれないけど、未知の世界です。
今までもハードルが高くなかなか旅の計画を
立てれずにいた東北。

そんな東北をいきなり一周。
全部の県に行くでー!と
決めたもんだからまぁ、大変。
工程を考えるのに、
1ヶ月ぐらいかかりました(苦笑)

座席指定は4回までしか使えないから
どの区間で指定を取るか?とか。
あと、立席特急券と言うのを
初めて知りました。
西日本ではそんなのないと思う。
聞いたことないし。
新幹線は指定席か自由席か、だけ。
東日本はほとんどの新幹線が
全席指定なんですね。
そんな中で空いてる席に座ってもいいけど、
その席の座席指定券を持ってる人が乗車してきたら席を移動してね。ってのが立席特急券。

そんなの座ったとしても
停車するたび誰か来るかもって
ドキドキやん…って思いました(笑)
しかも、それを使える区間が決まっていて、
東北の路線を全く理解していなかった故に、
つまづいてめちゃ調べました。

そんなこんなで、出来上がった工程表を手に
JR東日本パスファイナル
一日目の旅スタートです!

日本海側から回ると決めたのは、北陸は何度も行ったことあって慣れ親しんだ路線からスタートできるから。


いつもこうやって
手書きで作成して旅に出てます。
特定特急券と書いてあるけど、
これが立席特急券。
間違えてますね。私(汗)
1回目、2回目と書いてあるのは
指定席獲得回数。
赤い四角で囲ってある数字は
乗る電車が入線してくる番線です。

おはよう!
長岡での早朝
いい天気になりそう。
長岡駅

まずは、上越新幹線ときに乗って新潟駅に向かいます。

とき491号に乗りました

この案内板、とき491号の5号車~12号車に
座席指定表記がありません。

表記がない=締め切りなんです。
5~12号車の扉は開かない。
乗れないんですね。

こちらは平日の早朝に
通勤型として運用しているそうで
12両編成でやってきますが、
実際に乗車できるのは1~4号車のみ。
確かに車内にはサラリーマンや、
高校生でしょうね。制服を着た女の子も
乗車していました。

なので新幹線ですが、長岡発~新潟行き。
とても短い区間のみを走る新幹線なんです。

これに乗る時は乗車位置に注意です。
新幹線はとっても長い。
12号車付近で待っていても扉は開かないので、
朝から走る羽目になります。
走っても間に合わないかも?

約60kmほどを30分を切って走り抜けます。


あっという間に新潟駅に到着
上越新幹線ありがとう!


ここからが東北に向かう本番です。

新潟から秋田までを結んでいる
特急いなほに乗車して、
終点の秋田駅に向かいます!

と、その前に新潟から秋田までは、
約3時間40分の電車旅。


しかし、特急いなほには自動販売機や
車内販売はないので食べ物を買いに行くため
コンコースに降りてみましょう。

時間もあるので
改札の外も見に行ってみようかな。

フリーパスのいいところは、ここ。

“エリア内の改札出入り自由”

きれいな駅舎です

新潟駅はリニューアル工事真っ最中の様子。
ニューデイズ※も臨時ブースでの営業でした。

そうそう!今回のフリーパス。
パス提示でニューデイズ※でのお買い物は
有効の3日間、10%offだったんです。
もーこれはかなり活用させていただきました。

太っ腹!JR東日本!

※駅ナカコンビニ。
西日本ではセブンイレブンですね。

リニューアル工事中


南口広場
万代広場
ここも工事真っ最中です。


新潟駅をちょっぴり散策し買い物も済ませたので、ホームに戻りました。

と、ここで、
特急いなほの入線を待っていると、
こんなお知らせを見つけました。

え?いやいや、
新潟から秋田まで3時間40分あるんやでー!


慌てて駅員さんを捕まえて、伺ってみたところ、全部が壊れてることはないと思いますとのこと、場合によっては、席から使用出来るトイレが遠いとか、ちょっと混み合う可能性はあるかもしれないと。

そっか、そっか、それぐらいぜんぜん大丈夫!
あーよかった(笑)

そうこうしているとやって来ました。
特急いなほ1号秋田行き~

特急いなほには3種類の車体デザインがあるのですが、私が乗車したのはこれ。

地元の方なら分かるかもですが、
これは秋田駅で撮影したもの。
新潟駅では動画しか撮っていないため、
いなほの静止画がありませんでした。
こちらは新潟駅で乗車前にパチリ


出発です。


ところが…乗車してすぐ、
衝撃なアナウンスが…

『すべてのトイレの排水設備が壊れております。ご迷惑をおかけ致します。。。』

あら、なんと!

でも、水が出ないだけで使用はできるとのこと、トイレ室内に水の入ったペットボトルを備え付けていますので、流すボタン使用時にペットボトルの水を流し入れてくださいだって。
結果的にトイレは使用できたので一安心。

大寒波にボディをやられても、こうやって走ってくれるんだもん、逆に応援したくなっちゃいました。

そんな特急いなほのルートはこんな感じ

山形県を経て秋田まで
273.0kmの距離を走ります。

最初は田園風景の中を走ります。

一面に広がる田んぼ


しばらく順調に走っていたいなほ号。
が、しかし…

あれ?止まっちゃった。
ここどこ?


線路に異常を感知したらしい…

サンダーバードに続き
またまた特急止まる(笑)

あーあ、またかぁ。
なんて思っていたんだけど、
あっ!新潟駅で買ったものの撮影会をしよう!
と思いまして、車内で撮ってみました。

新潟名物の笹団子

これ、とっても美味しかった!

旅のお供ぴったりな2つ入りが
ニューデイズで販売されていました。

めちゃくちゃ徐行運転中(笑)
中にはつぶあんがぎっしり入っていて
食べ応えあります

あとはこれ

さすが米どころ新潟。
こんなのを見つけて迷わす買っちゃいました。
こちらもニューデイズにて。
私は新之助が1番好きだったな。


-『線路の安全確認が取れましたので運転を再開します。約19分遅れでの運行です。ご迷惑をおかけします』-

良かった、良かった~
19分なんてかわいいもんです。
サンダーバードなんて80分遅れたんやで(笑)

******

いなほの車窓は見所いっぱい。

新潟から→秋田方面に乗車なら
座席は海側のA席がおすすめ。

笹川流れが有名なんですね。
ところが、あまりいい写真がありません。
車窓に見とれてしまって、
スマホのビデオを回したまま自身は車窓に釘付け。

とにかく日本海の荒波の風景が続くんです。

しかし、いなほの車窓は
海側だけではありません。

海から少し離れると今度は、反対側の車窓から鳥海山ちょうかいさんが見えてきます。

新潟から出発して村上駅を過ぎたら
日本海を望める絶景、それを過ぎると鳥海山
私は海側のA席だったので、
デッキに移動して撮影しました。
思わず、わぁ᠁と声が出る
鳥海山ちょうかいさん
って名称ががっこいいよね

車窓の右も左も息付く暇もなく絶景な特急って珍しいと思います。
3時間40分なんてあっとゆう間。

はじめての東北←何回ゆうねん!(苦笑)
いちばん最初の県、秋田に到着です!

写真に写っているのは特急つがる
このあと、私もこれに乗ります。


今回の旅で唯一、
秋田駅だけ次の電車までの接続に
3時間強設けました。
本当は最初、秋田に宿泊したかったんです。

比内地鶏、きりたんぽ、いぶりがっこ、秋田こまち(米)稲庭うどん、なまはげや、秋田犬などなど、魅力的なグルメや、伝統がたくさん。

滞在したかった。

でも1日目、秋田止まりだと、
あとの工程が成り立たない(汗)

だったら、接続に時間を作ろう!
となりました。

3時間で秋田ご当地グルメをすべて
食べるのは無理なので、
現地で食べるのに選んだのはこれ

秋田駅ビル、トピコ3階にあります


ところが、みんな考えること一緒(笑)
行ったら長蛇の列でした。

写真は人が引いたあとに撮影したもの。

自分も名前を書いて待とうかとも思いましたが限られた時間、ただ座って順番を待つだけなんて絶対にもったいない。

先に秋田駅散策とお土産購入をすることに。

汽車の後ろにツノが見えてる
ツノの正体はなまはげ(笑)
からの~また、なまはげ(笑)
めちゃでかい
はじめまして!秋田!
竿燈祭りの飾りなんだそう。
なまはげに負けじと
こちらの秋田犬もなかなかの大きさ
東口側
東口側
西口側

お土産もたくさん買いました。
いぶりがっこ、きりたんぽ、稲庭うどん、
いぶりがっこラーメンなんかも(笑)
旅はこれからなので、お土産は宅配便で送ってもらうことに。

これは、セットになって売ってました
これは、興味本位で買ってみた
お店の人がおすすめしてくれたやつ
いぶりがっこ、家族で大好評
産地のお茶は見つけると買っちゃいます。
アオサのような感じだけど、アオサには無い
歯ごたえがある。
名前もはじめて聞くし、はじめて食べました


秋田駅は展示物もたくさんあって
駅ビルも大きいので、観光とは言えなくとも
なかなか楽しい時間を過ごすことができました。

さぁ、比内地鶏食べに行こう!

戻ってみると、まだ順番待ちがありましたが、
少ない待ち時間で席に通して貰えました。

ここは、絶対これを食べるー
あと、はたはた寿司を
きたー。
曲げわっぱも秋田の伝統工芸
この濃くてきれいな卵の色。
鶏は炭火焼きだと思います。
鶏の濃厚な味に炭火の香ばしさがさらに追い討ちをかけるように口いっぱいに美味しさが広がります。
それを卵がやさしく包んでくれる。
卵に絡んでいる出汁も美味い。
1切れ食べちゃたあとですみません。

はたはた寿司。
私達がイメージするお寿司とはちょっと違います。シャリはありません。
秋田の寒い地域の保存食として昔から食べられていた郷土料理。
麹や秋田こまちの米などを使い酢漬けにしたもので発酵食品ですね。

鯖のきずしなんかも酢漬けですが、
それよりもマイルドでした。
私は好きです。


秋田を満喫。
ありがとう秋田!


さぁ、一日目の最終目的地に向かいます。

最後のチャンス
使わせてもらってます!
改札を通りホームへ
秋田またね!
特急つがる5号 青森行きに乗ります
ちなみにこれが、つがるの最終列車です。
これを逃すとジ・エンド(汗)
私は新青森まで
特急つがる
きれいな車内
出発!
つがるの乗車時間は2時間38分
なかなかの電車旅です。
日が傾いてきました
今回の車内のお供
ちーずがっこ、おすすめ!
お酒のアテコーナーに売ってました。
私、お酒飲まないんですけどね(苦笑)


はじめての土地で早朝から乗り継ぎの電車旅。
疲れてしまったのか、知らない間にちょっと
寝てしまってました。

そうして、ハッ!と目が覚めた瞬間

一面の銀世界
いや、水墨画の世界に見えました。


一気に目が覚めました。
今までの旅では見た事のない景色に釘付けです。

大舘駅
車窓からは雪の壁が目に飛び込んできます
こんなのはじめて

東北を感じずにはいられない景色の数々に
だんだんと胸の鼓動が高鳴ります。

いなほ、つがる 共に
運行本数がどんどん減っていると
聞きました。

みんな、乗りにきてほしい。
そして、この景色を見てほしい。

すばらしい車窓です。

ほんとうに。

降りる時が近づいてきました。
つがる
素敵な旅をありがとう!


でも、ここから私はラストスパートです。
右も左も分からない新青森駅から八戸はちのへへ向かう新幹線に乗換える接続はなんと8分。
しかも、ドキドキ立席特急券としてフリーパスで新幹線に乗り込みます。

新青森駅の記憶はあまりない(笑)
ねぶた祭りのかな?
12番線見つけた!
乗車する番線を見つけたから
ちょっと余裕ができた(笑)
これ、ねぶた祭りのや~としばし鑑賞
新幹線ホーム到着!
眩しいぐらいの鮮やかな東北新幹線はやぶさに
ちょっとテンション上がっちゃいました。
これを見ると西日本の新幹線は
ちょぴり寂しいカラーリングやなぁ
これはピンクの帯なのでJR東日本の車両。
紫色の帯はJR北海道です。
このロゴデザインも東日本と北海道では違うんです。
これに乗るよ


新青森始発だから空いてる
ここに決めた(笑)


途中止まる駅はひとつだけだし、
乗車時間も27分。
もし誰か来たら、そのままデッキに行っても
いいやと思いました。

30分しか乗らないけど新青森~八戸の
移動距離は81kmもあるんです。
やっぱり新幹線はすごいですね。

新青森~八戸


変なドキドキは無用だったようで、
八戸までしっかり座って新幹線を満喫(笑)

八戸に降り立つ!
たくさんの人。
平日だったので帰宅ラッシュかな
青い森鉄道
かわいいイメージキャラのやつです。
あとで登場します~
ここも新しい駅舎できれいですね。
八戸は馬の名産地
noteでお友達のラララちゃんにも
教えてもらっていました。
八戸三社大祭の山車


最近の駅はただ電車を利用するだけの場所では無いのですね。
こうやって地元のアピールにも一役買っているいいスポットとなっているようです。

そして。。。

青い森鉄道のイメージキャラクター
モーリーです!

モーリーはこんなとこにも使われていました。

ポストも緑にしちゃった
かわいい~
今日の宿は駅から直結
JR東日本メッツ八戸に泊まります


そして部屋からは~

モーリー見放題(笑)でした。

JR東日本パス1日目にして、たくさんの鉄道、素晴らしい車窓、各県の伝統や名産、ご当地グルメ。どこを切り取っても話題になるものばかりに触れることができました。


旅はまだまだ続きます。

2日目の記事はこちら
↓↓↓



くろしお


八戸での夕食は地元スーパーにお買い物


割引シールが貼られていて、
お客さんが多く若干争奪戦でした(笑)

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