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春日大社と美人鹿~奈良


6月末日。梅雨が明けたかのような晴天の中、奈良へ。

アクセス方法は近鉄もしくはJR。両方とも奈良駅で下車です。だけど奈良公園や東大寺(奈良の大仏)に近いのは近鉄の奈良駅。

JR利用の場合は行きか帰り、どちらかバスを利用したほうがいいかも。往復歩きは疲れそうです。

くろしおはいつも近鉄で行くのでJRはあまり詳しくありません。(汗)

JRと近鉄は約1km離れています。


今回は目的があってやってきました。
それは、春日大社かすがたいしゃにある水谷みずや九社めぐり。


なので、奈良の大仏さまは登場しません。悪しからず(苦笑)

春日大社はとっても広くて、奈良公園の一部は春日大社の境内になっています。
奈良公園は約660ヘクタール東京ドーム140個に相当する大きさ。その中にある春日大社は約100ヘクタール。東京ドーム22個分に相当します。

ちなみに東京ディズニーランドで東京ドーム約11個分。ユニバーサルスタジオジャパンは東京ドーム約9個分だそうです。

このように比較すると奈良公園や春日大社は桁違いに広いですね。

そんな広大な奈良公園にいる鹿は約1200頭。ここで生活している鹿は『奈良のシカ』として天然記念物に指定されています。

春日大社では“神鹿しんろく”と呼ばれ奈良時代に神様が常陸国ひたちのくに(茨城県)から御蓋山みかさやま(通称:春日山かすがやま)へお越しになる時、白鹿はくろくにお乗りになって来られたことから、春日神鹿かすがしんろくは神様のお供であり、神の使いとして大切に扱われるようになりました。

春日大社ホームページより


さらに奈良の鹿は一般財団法人 鹿愛護会で毎年決められた日程で頭数が調査され管理されているんです。

すごいですね。
心なしか、ここの鹿はマイペースでゆったりしていて、どっしりと奈良公園に腰を据えているそんな雰囲気を感じました。

立派なツノ

この日は平日にもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっていました。
と言ってもインバウンド客がほとんど。(苦笑)

鹿せんべいを購入しているのは、
海外の方が大半。

さぁ、鹿さんがせんべいに夢中になっている隙に、どんどん歩いて行きます。

春日大社一ノ鳥居が見えて来ました。
青いマーカーのところ
案内図は春日大社ホームページより
学生さんを見送っているのかな?
こちらは比較的空いてます。
みんな東大寺大仏殿のほうへ
行ってるのかな。
望遠で撮影したのだけど、
この写真なんか好き。
こんにちは。
鹿と目が合うくろしお
緑が眩しいね!

春日大社ではこの先、たくさんの燈籠とうろうを目にします。

神社などの参道に燈篭とうろうが置かれるようになったのは春日大社が発祥ではないかと言われています。ここにはなんと3000基もの燈籠とうろうがあるんですよ。

境内には平安時代より奉納の始まった約3000基の燈籠があります。古くは300年以上の時を経たものも多数あり、社寺の参道に燈籠を並べる風習は当社から始まったとされます。全国にある室町時代の燈籠の7割近くがここにあります。

春日大社ホームページより


ちゃんと雌と雄の鹿が刻まれています
雌の鹿
雄の鹿
燈籠の後ろ、
鹿さんがたくさん隠れています。
綺麗に苔をかぶっていますね。


と、春日大社に行くその前に᠁

ここでお昼ご飯にします!
青いマーカーのところ
こちらをいただきました
ここのお粥は季節ごとに食材が変わります。

お粥は最初は風味があって美味しくいただけるのですが、付け合わせを食べるとどうしても味がぼやけていきます。そこで奈良漬や梅干しをお粥に入れて食べるといい意味で味に角ができ最後まで美味しくいただくことができました。ぜひ、お試し下さい。


さぁ、いよいよ春日大社です。

青いマーカーのところ
と、ここで᠁
美人な鹿さんに出会う!
ヘッダー写真はこれです。


また、だんだんと人が増え始めました。バス停が近くにあるので、バスで来た方々と合流するからかなと思います。

ここで手と口を清めてから
祓戸神社はらえどじんじゃ
お参りして本殿に。
茅の輪

あっち向いて᠁
同じ向きにホイ!
仲良しだね。
燈籠がたくさんあります。


春日大社と言えば
この燈籠です。

春日大社は基本、参拝料など無く回ることができますが、今回は御本殿特別参拝500円を収めて御本殿の中を回ることにしました。国宝なので撮影不可の場所があるため、そのほかも含めあまり写真は撮っていません。 

そんな中、見た瞬間ここには誘われてやって来たのかもしれない。と感じたものがありました。

それはこれ
林檎の樹

ここは昔 「林檎の庭」と呼ばれ、実りが多いか少ないかでその年の農作物の豊凶ほうきょうを占ったとされる場所。

青森のりんごがここへの縁を繋いでくれたのかもしれません。


やっぱり私の旅は私で繋がっている。だって冒頭に書いた、ある目的で来た理由も᠁後に紹介します。

では、その目的を叶えに行きます。


こちらも基本、参拝料など要りません。自由に回ってお参りできます。だけど、私はこれをきちんとした形でお参りしたくてやってきました。特別な御朱印とお守り※をいただけます。

※こちらをいただきたい場合はご祈祷所で参拝料を納めます。

春日大社ホームページより

では、手順通りにお参りです。

①総宮神社
建築・家宅守護の神様で、住まいとそこに住む人の平安を守ってくれます。

そうぐうじんじゃ



②一言主社
一事(いちじ)を真剣に祈願すれば叶えてくださる神様。

ここは名前の通り一言でお願い事を言わないといけません。

家族が安泰でありますようにとか、、、素敵な男性と出会えますようにとか(笑)ではなく心をこめて一言で願いたい事を唱えるのが重要です。

ひとことぬしじんじゃ


③龍王社
天に登る龍のように運気を上昇させ、富貴に導く神様。

りゅうおうしゃ


④水谷神社
難病・疫病を封じ、地相・家相・方位・日柄などから現れる災難を取り除き福徳円満をもたらす神様。

みずやじんじゃ



⑤浮雲神社
将来を見通す御力に優れ、運気を上昇させ福徳を増進してくださる神様。
このお社にお参りすれば、神々が御降臨になった霊峰御蓋山(みかさやま)の頂、浮雲峰に鎮座する本宮神社を登拝するのと同じ御霊験があるという。

うきぐもじんじゃ



⑥聖明神社
人々に生気をみなぎらせ、日々の生活全般を御守りくださる慈愛に満ちた神様。

せいめいじんじゃ



⑦愛宕神社
火難を防ぐ愛宕権現で台所や厨房の守り神として、勝負事(争いごと)を勝利に導く神様としても信仰される。

あたごじんじゃ



⑧天神社
寿命を司り、災難を消除し福徳を増進してくださる神様。北野天神と御同神とされ受験合格資格取得の神様としても信仰される。

てんじんしゃ
くろしおここで蛇と出会う。
ちょっとびっくり。


⑨船戸神社
交通安全や邪気の侵入を防ぐ神様。

ふなどじんしゃ


いただいた御朱印やお守りを大事に春日大社日帰り奈良旅はおしまいです。

こちらには、このほかに若宮わかみや十五社めぐりもあります。とにかく広大な敷地の春日大社。一日かけてじっくり回るのもいいかもしれませんね。


鹿さんまたねー





くろしお

旅はすべてに通じていると思っています。

身体が健康だから旅ができる。健康だから仕事ができてお金が生まれ旅に出れる。旅で出会える美味しいものや、現地の温もりや優しさ、感動する景色は自分のエネルギーになり運気が上昇して縁を繋いでくれている。よって心が明るくポジティブになりまた旅に出たい!と思える。

そして、くろしおが旅で不在中に家を守ってくれているのは家族です。

そうやって、いい方向に巡っていくには、時に自分ではどうしようもできない方位や災難、交通でのアクシデント、留守中の家の安全など小さい事柄で済むように感謝の気持ちを添えてお参りしたいなぁと思ったのです。

そんな時、春日大社の水谷九社めぐりを見つけて、ここ行きたい!となりました。

くろしおにとって、気持ちも運も縁もプラスにさせてくれるもの。

それが『旅』です。

九社めぐりで見つけた石碑

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