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『余命10年』を観て理想の死に際を思った。

Amazonプライムで彼女と『余命10年』を観た。


この間『糸』を観たところだったので小松菜奈どんだけ恋愛すんねんなどと思ったが、とても泣ける映画だと聞いたので期待して観ることに。

俺が家で映画を観る時は、お菓子やジュースを用意し、部屋を暗くして観る事にしている。
今日はマツキヨでポップコーン、ポテチ、トッポ、ポッキーとほろ酔いを用意した。

ポップコーンが美味すぎて前半はあまり集中できなかったが、中盤からどんどん引き込まれ、最後は久々に映画で泣いてしまった。

ネタバレはあまりしたくないので内容はあまり書かないが、こういう病気系の設定は下手な演技だと冷めてしまうこともあるので、俳優陣の演技も素晴らしかったのだと思う。
特にリリーフランキーはめちゃくちゃかっこよかった。

こういう映画を観た時に、恋人が病気になったらどうしようと考えてしまうことはあるあるだろう。

でも俺の場合はいつもなんとなく、自分が死ぬ方しか想像できない。

全然死にたいと思っているわけではないのだが、何故か俺は早死にする感じがする。

昔から病弱だからか、怪我しやすいからか、生命線が薄すぎる上に短すぎるからなのかわからないが、自分が病床に伏している姿は容易に想像できる。

長生きしたい。
できれば最低でも100歳まで生きたい。

なんでそこまで生きたいのか。
多分俺は幽霊を信じていないし、宗教もあまり信じていないので、死んだら終わりだからだ。

そういうのを信じておけば、あの世とか天国とかがあるから楽しい気持ちでポックリいけそうである。
老人がそういう宗教に熱心になりやすいというのも、多分そのせいなのだ。

でも俺は老人になっても宗教には熱心にならない気がしている。

どちらかというと脳みそとかをホルマリン漬けにして、機械を繋いで何かのラスボスみたいな感じになりたいと思うだろう。

サイボーグも悪くない。
脳みそ以外を機械化して、サイボーグとして生きながらえるのも中々ラスボスっぽい感じがある。

このどちらかの手段を取り、100歳以上に生きながらえ、最終的には暴走してしまい、主人公に倒されたい。

「クソォォォォォオオ!!!この若造がぁぁぁぁあ!!」
などと死に際に捨て台詞を吐き
「せめて、せめてお前も道連れにしてやる!!!!」
と、最後には全てを巻き込んで自爆しようとするも、爆発する前にロケットで宇宙に飛ばされてしまうというのがいいだろう。

未来が楽しみになってきた。

これが俺の理想の死に際である。

おしまい。

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