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Twitterに書いた言葉たち

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Twitterに書いた言葉を集めたものです。
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2022年8月の記事一覧

Twitterに書いた言葉たち(991~1000)

991)稲穂が揺れる海原の波音から 運ばれてくる一行の詩篇 手渡された夜の清けさ 捲られる本の…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(981~990)

981)折り重なった肉体は朝を迎えるまで 季語を置き去りにしている 蔑んだ舌先は抜き取られ 白…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(971~980)

971)泥濘む食卓の木乃伊取り 砂の林檎を噛んでいる 夜更けの舟漕ぎは嗅覚を売る 魔物の夢に耽…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(961~970)

961)海を切り分けるように 皿の上に飾って 口に運んで咀嚼したら 珊瑚礁の感触が 舌先に感じら…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(951~960)

951)皮膚で摩擦が言葉を交わしている 床の冷たさが魚の鱗を真似て 立ち上がってゆくのを視る …

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(941~950)

941)草臥れた月を刈り取って 室内に干しておくと 死んだはずのあなたが 嬉しそうにそれをつつ…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(931~940)

931)虫除けの注意書きには根を生やす 毒性植物の羊歯が視える 緑色のボタンから充満してゆく 部屋の角で追い詰められた 言葉たちが蹲っている ちりとりとほうきで片付けると 半透明の血が残っていた 消したものの小さな復讐が 何かの予感として根を張ると わたしの脳で微かな警鐘が鳴った 932)こんにちは、声がして 振り向くと夕焼け 焼いたのは誰ですか? 何を焚べたのですか? 秋色の炎色反応があります ゆるやかな非日常の欠片から 誤字脱字までの愛嬌を 血を通わせるように続けます

Twitterに書いた言葉たち(921~930)

921)石鹸で手を洗うと 落ちているのは何か 私の何か大事なものだったのでは 、と蛇口が嘯いて…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(911~920)

911)利き手が多弁になると 塞いでゆく明滅の顔 鬼瓦が燥ぐのは 雨音に宿る雷鳴の所為 仕草が美…

黒崎 水華
2年前
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Twitterに書いた言葉たち(901~910)

901)赤い夜に蝙蝠傘の男が 音もなく歩いてくる 小さな反響は波紋となって 遠くの国の歌を流す …

黒崎 水華
2年前
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