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皮膚外用薬の1強が仕掛ける創薬型企業への気合の入った脱皮に注目

皮膚薬専業の最大手、マルホ(大阪市)は医薬品の自社開発を始める。
ほかの製薬会社が開発した医薬品の候補物質を仕入れて商品にする戦略だけではなく、創薬で市場のニーズに機動的に対応できるようにする。
90億円を投じて滋賀県彦根市の工場を増設し、自社開発品の生産に備える。製薬会社が多く立地する関西で新規事業に挑戦する動きが広がっている。

マルホといえば、題名にあるように皮膚用医薬品の最大手で、
専業としては他社に追随を許さない企業と言えます。

その会社がこれから創薬企業に脱皮するという記事に、びっくり。
*ジャンプとマガジンが提携するって話もびっくりしましたが。。。
https://comemo.nikkei.com/n/nf6fdb6f15353


それはさておき、
これまでマルホは以下のようなビジネスのやり方をしています。

塗り薬など皮膚外用薬の専業大手は国内にマルホ1社だけで、
国内で圧倒的な存在感を発揮する。
同社の特徴は、ほかの製薬会社から医薬品の候補物質を仕入れて、
臨床試験(治験)の後半部分を実施する手法だ。効率的な開発体制で、
ほぼ1強状態を築いた。


これまでは他社製品の皮膚用医薬品への転用を強みとしてきましたが、
市場のニーズにさらに応えるために自社創薬も開始するとのこと。

ほかの製薬会社から候補物質を仕入れる従来手法では、
市場のニーズに応えにくい。
必要とされる医薬品を自社で開発できるようにする。
ほぼ1強状態のため、医師や医薬情報担当者(MR)らを通じて市場ニーズに関する情報が多く集まる強みを創薬に生かす。
後半部分だけ治験する従来の開発も続ける。

これはかなり大変なことだと思いますが、
それをやろうというは本気じゃないとできないと思います。
すでに設備投資も開始しているのですから。

あとは候補物質の選定、対象疾患の理解の深化、作用機序研究、いわゆる製薬企業の王道に回帰する試みであると言えます。

皮膚科領域の医薬品市場は伸びているのを追い風にさらなる飛躍を目指す。
非上場企業だからここまでの決断ができたのかもしれませんね。

現状に甘んじることなくさらなる高みを目指す姿勢を見ると、
本当に凄い決断をしたものだと思わずにはいられません 。

共同研究の活性化、System Biologyの活用など社内外で活用できるものは、
どんどん活用して良いものをスピード感良く進めていって貰って、
色々な人たちのQOLを向上させて欲しいですね。


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