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PHV 充電ケーブルBOX 自作DIY part2


PHV 充電ケーブルBOX 自作DIY part2

長文記事になりますが、ページ分けをするよりもこの記事のみで完結する方が良いと思い画像を多用していますので参考に最後まで読み進んで頂けると幸いです
充電ケーブルBOXを自作リメイク
前回充電BOXを自作した結果、使用していて使い勝手が悪かったこともあって今回は作り替えることにしました。

家族の評判も厳しく『使いにくい!』との事だったのでもっと簡単に出し入れができるように作り直すことにしました。前回作成したのはBOX内にケーブルを差し込んで収納していく仕組みで、機械的や電動的にではなく手動で収納していく感じです。
ちなみに前回作成したのはこちらです

PHV 充電ケーブルBOX  第1号
下の黒いBOX内に線が収納される仕組み(手動です)

今回は前回の反省点も含めて、使い勝手の良く見た目も適度に作っていきたいと思います。使う材料は、買い足すのは少しでも抑えたいので、家に余ってる材料を加工して作成していきます。代替するものは色々多数あると思いますので、挑戦される方は今回の作成の記事で使用してる物は参考程度でお読み下さい。

まずEV用コンセントの設置 200Vの場合

充電ケーブルBOXを自作する前に、EV用コンセントは必須になります。新築をご検討されてる方は設置の依頼をすれば完成時には使える状態ですが、既存の住宅や後から新設して取り付ける場合は電気工事店に依頼することになります。前回も記事に書きましたが再度こちらにも記載していこうと思います。
200v充電の場合はプリウスPHVで使用していますが、2、5時間くらいで充電完了となります。通常のコンセント(100v)の場合は10時間位掛かりました。(時期や車両のバッテリー状態にもよって変わります)
200v充電での使用の場合は、200v用ののEV充電コンセントが必要となりますので、工事が必要となります。(100vのコンセントも選択肢はありますが、見積した時の価格はあまり変わらなかったので200vに選択肢しました)

200V EVコンセントを設置する場合に確認する事

①分電盤の確認(電気工事店さんにEVコンセントの配線が可能か確認します)
②EVコンセントの購入
③電気工事の方と取付位置や配線工事方法の相談・確認
④配線工事
⑤EVコンセント取付・設置

まずはコンセント設置する場合に、電気工事が可能か確認してもらいます。合わせて配線工事の方法や、コンセント設置位置なども確認して決めていきます。

配線工事はプロの電気工事者の方ではないと難しく事故に繋がることもあるので、DIYでは難しいです。

EVコンセント(商品)のみ自分で購入して工事業者さんに取り付けてもらうことは可能だと思いますので、工事代金や商品代金も踏まえて相談されるのが良いかと思います。
自分の場合もプロの電気業者の方にお願いしました。商品も併せて用意してもらって、工事代金は商品代も踏まえて8万くらいでした。料金の方は、取付位置やコンセントの商品代金にも変わってきますので一概にこの値段とは断定できないです。配線が長く工事が必要な場合や、家屋の状況にも変わってきますので良く相談されることをお勧めします。

充電ケーブルの用意

EV用の充電ケーブルも必要になります。100v用と200v用の充電ケーブルがありますので、設置するEVコンセントに合ったものを用意します。自分は中古車購入で、ケーブルは100v用しか付属していませんでしたので新たに200v用のケーブルを購入しました。(購入したケーブルは前回作成したPHV BOXの記事に載せてます)
ケーブル自体も割と高いので、新車購入や中古車購入する時に値引きや付属してあるかどうかの確認はしたほうがいいと思います。もしEVコンセントが設置しない予定でも、今後は必要になるかもしれませんし、電気自動車を検討されてるのであれば必須だと思います。

充電ケーブルBOXのリメイク

前回にDIYで作成した充電ケーブルBOXを、使い勝手の良い方向へリメイクしていきます。使用材料は、自宅にある金物や板を優先的に使用していき新たに買い足すものをできるだけ最小限にしていきます。
まずは前回作成したBOXを天板や片面だけ側の板を外していくところから始めます。壁に固定してあるL金具のビスも取り外し、外したビス穴には防水対策としてシリコン剤を使用して穴を埋めます。

制作したEV充電ケーブルのBOXをバラした所

作成するサイズを決めて、収納方法も決める

今回はBOX自体の幅を広げて作成しようと思います。前回の幅ではケーブルの長さからいって結構ギチギチの感じだったので、今回はゆとりのあるスペースを確保できるように作成していきます。
今回の作成幅は横幅70cmで計画しました。ケーブルの収納方法は前回と変更して、BOX内部に差し込んで収納するのではなくBOX自体を開戸にしてケーブルはクルクル撒いて収納できるようにしていきます。
本当は自動巻なども考えていたのですが、構造や予算の都合で単純かつ簡単に出し入れできて低予算の方法を選びます。

BOXの作成に入ります

作成サイズと収納する方向性が決まったら、BOXの作成に入ります。
まずは横幅の枠の木を固定するところから着手します。今回も外のサイディングにL金具で固定していくので前回とは単純に広くするイメージで固定します。壁がサイディングなので、ビスを打ち込む前に下穴(ビスが打ちやすくなるのとサイディング自体の欠け等の破損を防ぐ)をドリルキリで穴を開けます。

あまり深くキリを差し込むと壁内に、電線や配管などがある場合に穴を開けて事故に繋がるので穴を開ける付近に外側と家の内部の周りにコンセントやスイッチ、給排水の配管やエアコンの配管がありそうな所は十分に注意が必要です。穴を開ける深さはサイディング破損の意味合いでの作業ですので、2cm程の深さで十分だと思います。
ビスで打ち込む時も長さに注意して、壁の厚みなども考量した長さのビスを使用しましょう。

今回使用したのはインパクトドライバーに差し込める太さ3、2mmのキリを使用しました。ビスの太さのサイズが4mmなので少し小さめのサイズのキリを使用します。

キリで下穴が開けれたら、L金具で壁にビスで固定していきます。横枠のきの水傾きを確認して固定します。ビスも壁に打ち込んでいくときは、ビスにシリコン剤を少し塗ってねじ込んでいくと防水効果が上がります。
ねじ込んだ後も、ビスの頭や周りにシリコン剤で防水処理をしておきます。

ビス頭もシリコン剤で防水処理をした所

ケーブルを巻き付ける金具を取り付ける

今度は充電ケーブルを巻き付ける金具を取り付けます。いろいろな方法があると思いますが、今回は自宅に余っていたL型のブラケットがありましたのでこちらを使用します。
使用目的としては充電ケーブルを撒いて固定するだけなので、長さや太さに応じたケーブルを掛けれるものであればなんでも良いと思います。100円ショップに壁付フックみたいな物があって、正直これでも十分だとも思いました。樹脂製だと、ケーブルの重さや品質の低下なども考えられるので鉄製の物であれば用途は足せると思いますし、長く使えると思います。
今回は余り物を優先的になので、先程のL型ブラケットを使用します。

自宅に合ったL型ブラケット

ちょっとオシャレなハンガー掛けも利用してみるのも良いかもしれません。ケーブルを掛けるだけなので十分に使用できそうです

L型ブラケットを少し加工してケーブルの落下に対応する加工をしていきます。
先端を少し先程作成したOXの出幅より少し短くした寸法で切断します。切断に使用した工具は電動レシプロソー(セーバーソー)を使用して切断しました。

レシプロソーで切断してる所
L型金物を切断した後

切断が完了したら切断したものを外壁サイディング先程の枠の固定と同じ方法でキリで穴を開けてビスで固定していきます。
今回はビスの方が細過ぎてブラケット固定穴の方が大きいのでビスを5mmの物にして固定します。先ほどと同じように防水処理はシリコン剤で忘れずに処理します。

L型ブラケットを外壁サイディングに固定した所

枠と金具を取り付けた所。収納内部は大まか出来上がりました
今度は充電ケーブルを撒きやすいように先程切断してブラケットの残りを使用して、ボルトナットで先端部分に繋いで固定しました。ブラケットの金具から少しはみ出てるのでケーブル自体の落下には良さそうです。
さらに繋いで固定する時も長めのボルトを使用する事によってケーブルのズレによる落下にも対応出来ました。見た目はちょっと雑っぽくてなんですが、収納してる中は見えないし用途が満たされればOKと言う事で先に進みます。

切断した端材を使用してケーブル落下防止対策をとる

BOXの開き扉の加工と扉の部分の加工

今回は開戸のようにして収納するのが目的なので、扉となる部分を作成します。前回とは幅も広げていますので、新たに作成する必要があります。

使用したのは9mm合板を扉の代わりに使用します。ここで前と同じようにペンキ処理では変わり映えないので、見た目を少し気にして作成していきたいと思います。見た目を変えるのに最適な商品がありました。

100円ショップのリメイクシートです。
100円ショップに簡単に見た目を変えれるリメイクシートが売っていました。

100円ショップで購入したリメイクシート

今回はこのシートを使って扉部分を作成していきます。シート自体はシールのように裏紙を剥がして貼っていくタイプになります。室内用での使用を目的とされてるようで、粘着力は余り高くなかった感じですが、思ったより貼りやすかったです。

今回、扉の材料は合板9mmを使用します。板の厚身が分厚いと重いし、薄すぎると強度や風の抵抗で勝手に開くと思ったので9mmの厚みにしました。

本当は、透明なアクリル板とかを使用すると中身が見えてカッコいいのですが、今回は予算の都合上リメイクシートで作成します。
まず枠にあわせた大きさで合板をカットしていきます。枠の外側の寸法を図って下っとします。

合板カットの準備

次にリメイクシートを貼っていきます。裏紙を捲って端を少しはみ出して貼ります。はみ出た部分は裏に巻き込んで貼ると剥がれ易くなくなると思います。

シートの繋ぎ目は重ねて貼り、隙間を無くします。今回のリメイクシートは柄が多数あるので、繋ぎ目をイラストに出来るだけ合わせて貼っていきました。

今回は4つ購入で、半分程余りました。残りは残しておいて、今後の補修に使うようにします。

リメイクシートを貼った所 4つ使用 400円(税別)です

板の裏側はシートをはみ出した部分で巻き込んでいきます。巻き込んだ端が、少しでも捲れないように強粘着のテープで貼って押さえます。

個人的には、ガムテープよりもホームセンターで売っている布テープの方が粘着力が高いと思います。裏側もリメイクシートで貼れば、より良い物になると思いますが今回は裏側と言う事で省略です


扉をBOXの枠に固定して取り付ける

扉部分をどの様に開くのか?ということで引き戸のようにスライドさせるか、開いて使用するのか悩みましたが、簡単な開いて使用する方法にしました。なので扉となる合板を枠に蝶番を取り付けて使用します。

扉に使用するネジは貫通しない様に短いネジで固定しました。長さは10mmです。蝶番の厚みもあるので貫通はしないギリギリで固定できました。

扉となる合板を蝶番で固定

次は扉の固定方法です

扉を開け閉めして不具合がなければ扉の取り付けは完成です。今度は、扉を閉めた時にどの様に固定するのかが問題です。フックをつけて引っ掛ける様にして固定するのか?若しくは、鍵の様なものをつけて使用するのか?

簡易的に開け閉めできる様にしたいので色々考えましたが、今回は磁石を使用することにしました。これがまた使いやすくて、開け閉めも楽でありながら見た目も目立たないという利点があります。

磁石は100円ショップのものを使用しました。超強力マグネット23m mです。磁石自体の力が強くて磁石どうしで張り付くと結構な力じゃないと取れないくらい強力です。
今回はこの磁石を使用して扉の開け閉めに使用していきます。購入個数は4つで上下二箇所に取り付けていきます。

100円ショップの超強力マグネット

マグネットをBOX枠と扉に合わさる位置で裏表を確認しながら取り付けます。取り付け方法は、ボンド(今回使用したのはセキスイボンドというやつです)とアロンアルファーを使いました。
アロンアルファーで急速に仮止めして時間をかけてボンドで固定するというイメージで使用しました。
磁石を貼り付けたら、念の為テープでも押さえておきます。ボンドで完全に固定できないうちは、テープで磁石の磁力を押さえれて磁石が剥がれないように防止にもなります。3日ほど立ちましたらボンドは固まってるのでテープを剥がしてもOKです。



BOXの天板を取り付けて完成

ここまできたら、もうすぐ完成です。BOX上部に屋根となる板を作ってビスで固定して完成です。使用した材料は、余ってる木材です。BOX自体ので幅より、幅広い木を使用して雨の侵入を防ぎます。

前回作成した時はペンキで黒く塗っていたので今回も黒く彩色します。ペンキが余っていなかったので、黒い粘着テープで済ませました。今後、剥がれてきたり捲れてきたらペンキで塗装しようと思います。

まとめ

前回作成したものより、格段に使いやすくなりました。見た目も少しは気にしてリメイクシートで飾り、磁石で扉部分を固定したりと割と満足な物にできたと思います。

何より100円ショップで、材料が購入できたのは助かりました。内部のケーブルをかけるものも100円ショップで代用品がチラホラ見かけましたので、オリジナルの自分の好きなデザインと使用方法でバリエーション多く対応できると思います。

次に作り変える時は、もっと製品らしいものを作成していきたいと思いました。やはり見た目は大事ですね。外に作成することによって人目も触れますし、愛着も湧いてきます。

もしDIYで作成されるのであれば少しでも参考にして頂けると嬉しいです。

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