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【禁断の呼吸法】食欲をなくす呼吸法、多分10呼吸くらいで効果が出てしまいます【痩せすぎ注意!】

気功ができる前

気功というのは特殊なもの、
秘密の多い技術
だと思われていますが、
気功がどうやって出来てきたか
という成立を考えると、
全然そんなことはありません。

現代人は多かれ少なかれ、
何らかの医療知識がありますので、
痛いと温めた方がいいかな?
調子悪いと、
血行が悪くなっているのかな?
人の多いところに行ったから、
風邪を貰ったのかもしれない。
春だから花粉症かもしれない。
というように考えます。

しかし、
古代の人たちはそういうことは
何も分かりませんでした。

微生物がいることも知りませんし、
感染症なんて考え方も全くありません。

体が冷えたらダメ、
血行が良い方が健康的ということも、
全然分からなかったと思います。

そんな中でも
同じ人間ですから、
体調が悪い、
元気になりたい、
どうにかして痛みを取りたい、
不調を改善したい
という欲求は出てきます。

日常の生活の動きの中で、
手を動かしたり、
足を動かしたり、
痛いところに手を当てたり、
陽の光を浴びたり、
温まった岩の上に寝転んだり、
色々な方法で
気持ちいい方法を探していました。

無意識に
自分で痛いところを揉んでいた
と思います。

そういう試行錯誤の中で、
長い時間かけて
こういう動きをすると体が気持ちがいい、
痛みがなくなる、
体がポカポカする
というように積み重ねられてきたものです。

神秘的な感じがするのは、
それぞれの家族が
それぞれに思いついたものを、
家族の中だけで伝えられてきたから、
隣の家族が何をやっているのか分からない、
後付けで高尚な理屈を説明して
高級感を出した
というような背景があります。

中国では、
家族ごとに違う気功が伝えられている
と言われていて、
何千もの流派(?)がある
とされています。

気功の成立

そういう、
いわゆる健康体操が
脈々と伝えられてきたのが気功です。

一番古い記録としては、
1973年に
中華人民共和国湖南省長沙市にある、
馬王堆漢墓(ばおうすいかんぼ)
という古墓から
漢時代の初期、
だいたい紀元前2世紀頃のものと考えられる
「導引図」
というものが発見されました。

この記事のトップ写真です。

気功は、
昔は導引と呼ばれていました。

これが、
現在分かっている最古の資料になります。

この導引図には
ラジオ体操のようなポーズ
がたくさん描かれています。

よく見かける
ストレッチみたいな姿勢
もたくさんあります。

全部で44種類のポーズ
が描かれていて、
棒を持っている人がいるのも見えると思います。

服装から見ると
貴族とかではなくて、
民間人が描かれている
と考えられています。

それぞれのポーズに
名前が付けられていて、
簡単な呼吸法や効能
も書いてあるそうです。

その後の気功

その後は、
中国で一番古いと言われている
医学書の『黄帝内経(こうていだいけい)』に、
病気の治療手段として
気功が記載されています。

さらに、
道家、儒家、仏教、民間伝承など
様々なルートで、
独自の発展をしていきます。

例えば
「八段錦」という気功が有名ですが、
少林寺に伝わる八段錦と
道教に伝わっている八段錦では
内容がかなり違います。

道教の中でも、
伝える人によって
微妙に異なるそうです。

よく知られている気功
としては
先ほどの八段錦(はちだんきん)がありますし、
他にも動物の姿勢を真似た
五禽戯(ごきんぎ)、
特定の文字を発音することで
体を震わせて(共鳴させて)気の流れを整える
六字訣(ろくじけつ)、
少林寺に伝わっていた、
体を強くする易筋経(えききんきょう)
があります。

四大気功
とも呼ばれます。

易筋経以外の気功は
五臓六腑(肝心脾肺腎、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦、これに心包経を加えて12経絡と言います)
に関連しています。

前回までに紹介した動功も
各経絡を整える効果
があるものです。

各経絡を整える動功

肝経を整える動功
心経を整える動功
脾経を整える動功
肺経を整える動功

「禁断の呼吸法」とは

私が学んでいる気功が
仏教系だから
かどうかは分からないのですが、
食欲を消す呼吸法というのがあります。

昔のお坊さんたちが、
ひもじい中で何とか空腹感を感じないように
修行をするために
考え出されたのではないか
と思っています。

いくら修行していても
お腹はすきます。

でも、昔は
食べるものもないし、
お坊さんであれば
食欲に心が奪われるのも
よくありません。

そんな時に
この呼吸法を使って
コントロールしていた
のかもしれません。

「効果が高いから、使いすぎるのは良くないよ。」
「本当に食欲がなくなってしまうから、使う時には気をつけてね」
と言われたことがあります。

効果が高すぎて、
使いすぎると
全く食事をしなくなるので
栄養失調になったり、
餓死する危険性すらある
と聞きました。

なので、
禁断の呼吸法と呼んでいます。

実際に、
めっちゃお腹すいた〜、
でもしばらく食べる時間がないなあ、
お腹が空いてぐるぐる鳴ってるなあ、
ちょっと仕事が立て込んでて
昼はプロテインバー1本だったから
お腹が空いたなあ、
というときに軽く使ってみると、
全く空腹感を感じなくなります。

あまりに空腹感がなくなるので、
本当に食べるのを忘れそうになります。

なので、
これは緊急事態的に使っても、
日常的に昼を食べないために使うとか、
1日1食にするために使う
というのは体に良くないと思います。

ダイエットに使うにしても、
食べ過ぎないために使ってください。

痩せすぎに注意です。

僕は、
体重を落としたい時は、
この呼吸法を使いますが、
カロリーを決めた食事は必ず摂ります。

食べなくなると
本当に危険だからです。

呼吸法なので、
やり方はそんなに難しくありません。

だから余計に
使い方が大切になります。

くれぐれも濫用はしない
ようにしてください。

やり方の部分はシンプルなので、
読めば誰でもすぐに出来ると思います。

もしうまく出来ない人も、
後半に練習の仕方を書いてあるので、
先にそちらを少しやってみると
簡単にできるようになります。

paypayで購入できるようになったそうです

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