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読者に引っかかる企画は、ニッチ✕ニッチ+シンプル【noteでkindle出版】

企画の大枠が決まったら、よりオリジナリティのあるものにチューンナップしよう!

これは、元編集者がnoteの記事とスマホだけ使ってkindle出版しよう!と思い立ったチャレンジ企画です。

こんにちは!くろめがです。
今回は企画編その②です。

前回は、ご自身のnoteアカウントからいい感じの企画をつくるところまでをお話ししました。

ポイントはひとつ、企画はひとことで説明できるくらいにシンプルに!ということでしたね。

それをうけて、私の出版企画は「noteとスマホでズボラにkindle出版する方法を紹介する本」ということになりました。

ちなみに、これは厳密に言えば企画の段階なので、まだタイトルではありません。

ただ、ここをしっかり決められるとそれに沿って構成が作れるのでタイトルづけもかなり楽になります。

ただ、ここにもポイントがありまして…
(なるほど、企画はシンプルがいいのね!)とこんな感じで早まってはいけません。

【最速で彼氏を作る方法】
【食事で長生きする方法】

これでは特徴がなさすぎて、あっという間にkindleの海に沈んでしまいます。

『ズボラ出版』もキーワードを取っ払ってしまえばこうです。

【kindle出版する方法】

あまりにもシンプルすぎる…シンプル通り越して、もはや質素(笑)

私の企画は、noteスマホという限定的なワードをふたつ組み合わせたところがミソなんです。

みなさんも、質素な企画をオリジナリティのあるものにするときは、シンプルな大枠に、トッピングで1つか2つくらい核になるキーワードを足してみてください。

例えばこんな感じです。

【アプリを使って運命の人と3日で付き合う方法】
【砂糖を一切とらずに生きする方法】

どちらも実際にありそうな、なさそうな…笑

とにかく、単純な文にキーワードを加えたことで特色が生まれてきましたね。

読むかどうかはともかくとして、少なくとも興味を引かれるような企画にはなったと思います。

まずは興味を持ってもらう!
そして本を開いてもらう!
(kindleならクリック?タップ?してもらう!)

これが大切です。

【アプリを使って運命の人と3日で付き合う方法】
こちらは「アプリ」「運命の人」「3日」がキーワードになります。

【砂糖を一切とらない食事で長生きする方法】
こちらは「砂糖」「一切とらない」がキーワードですね。

ここでポイントになるのは、あえて主張を端的にするということです。

少しかみ砕くと…
細かい主張はいったん置いといて、一番言いたいことだけにあえてデフォルメするということです。

もちろん、嘘はいけませんが。

例えば、受験生向けの勉強法を発信している方がいるとしましょう。

「いろんなおすすめの勉強法があるけど、自分としては「過去問」を大事にしてほしい」と思っていたとします。

そうしたら企画はこうです。
【志望校に合格したいならまず過去問だけやりなさい】

嘘は言っていませんね。「まず」過去問だけですから、過去問だけで合格できるとも言っていません。

こうすることで「過去問」「だけ」というのがキーワードになりました。

読者も「え、過去問だけでいいの?」と興味をひかれる可能性が高くなります。

キーワードを組み合わせることでテーマがよりニッチになり、本のキャラ付けや他の本との差別化に繋がります。

どんなキーワードでウマい企画を作りますか?

自分の書きたいことにそんな強いキーワードないよ…と困った方もいるかもしれませんね。

そんなとき、やるべきことはひとつ。
ただひたすらに自分の記事を読み返すことです。

一見なんでもないようなキーワードでも、いくつか組み合わせることで必ずあなたらしい企画になります。

私も、まだ編集者の経験が浅いとき、担当書籍のPR文で同じように悩んだ経験があります。

全体としてはとてもいい本だけど、強いキーワードかない。どうやって押し出して行こう…

これは、編集者である私がミスをしたパターンです。企画と構成がしっかりとできていれば、こういうことには陥らないのですが、経験が浅かった私は「本を本として完成させる」ことに目を向けすぎてしまって、大切なことを見落としていました。

そのとき、事前に読んでくれた先輩が「著者は○○を大切にしてと言ってるけど…」とフィードバックをくださり、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。

自分の担当書籍なのに、本当の意味で内容を読み込めていなかったこと。そして、この先輩の観察眼の鋭さ。ショックでした…

2〜3か月もの間、毎日ずっと見ていた原稿だったのに、何が売りになるのかわかっていなかったんです。きちんと読みこめば、たしかにちゃんと書いてあったのにも関わらず、です。

だから、断言できます。

引きになるキーワードは必ず、すでにみなさんが書いたものの中に隠れています。

自分ではどうしてもわからない方は、かつての私のようにプロや第三者の手(目)を借りるのもいいでしょう。

ぜひ読者の目に留まる企画を作ってみてください。

それでは、またお会いしましょう!
次回はいよいよ苦手な方の多い構成(もくじ)を作っていきますよー!

くろめが


私が無事出版できるように、ぜひスキで応援していってください笑!

この企画についてくわしく知りたい方はこちら↓

note✕kindleのズボラ出版メーター

企画(誰に、何を伝える本にするか) ←今ココ!構成(もくじづくり)
原稿作成 ←ココも笑!
推敲、流しこみ
DTP(本の体裁を整えます)
カバー作成
kindleの商品ページの作成
kindleへの反映などシステム的なこと
完成!

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