見出し画像

主役サイクル

① 地銀株、日銀会合控え上昇

日銀が週明けに開く会合で、超低金利政策の修正に動くとの観測が強まっている。割安に放置されている地銀株も多く、収益環境の改善期待から物色が広がった。
(中略)
地銀株は九州FGでもPBR(株価純資産倍率)が0.5倍台と割安感が強い銘柄が多い。大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは「融資先に乏しい地方が基盤の銀行の方が、国内金利上昇が収益環境改善に与える影響は大きい」と指摘する。

日本経済新聞

決算シーズンを迎え最近特に感じてるのが主役の交代。
地銀株はそのどセンターにいる銘柄群で、日銀がYCCの上限キャップのめどを1%から1.5%に引き上げるんじゃないかというもっぱらの噂もあって、また勢いづいてるにゃ。

けど、アメリカでは「米地銀株5カ月ぶり安値 連鎖破綻後に迫る」っていう記事にある通り、金利が上がった分、預金金利も引き上げざるを得なくて逆に収益が悪化してるみたいにゃ。日本は大丈夫かにゃ?

② 【スクランブル】株、米債券安の「転換点」探る

米証券ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は「債券利回りの高止まりがのしかかっている。強気派はテック決算が買い材料と期待していたが不十分だった」と指摘する。
(中略)
野村証券の池田雄之輔チーフ・エクイティ・ストラテジストも「12月のFOMCで利上げがないという確信が高まれば債券相場の変動は落ち着く。金利が戻るときはかなり速い」と話す。11~12月に債券相場が転換点を迎えれば日本株も買い余力を生じた海外勢が動き出す可能性が高まる。

日本経済新聞(日経QUICKニュース編集委員 松本清一郎)

無敵に見えたアメリカのテック企業も金利が上昇し続ける限りハードルもどんどん高くなって、好業績だったMicrosoftでさえ下げに転じているにゃ。

日本でもキーエンスが7%減益信越化学工業も3年ぶり最終減益と、大スター銘柄が軒並み苦戦。去年までの金利のない時代に株価先行で強かったところはもうしばらく調整が続きそうにゃ。局面打開のきっかけは兎にも角にもアメリカがもう利上げしないって決めるのを待つしかないかにゃ?

③ 荒れる米金利、惑うマネー

米金利の上昇や不安定な動きは、様々な経路で金融市場全般に混乱をもたらす。まず大きいのはマネーの退避先としての機能低下の影響だ。
(中略)
ただ米国債は発行残高がおよそ25.5兆ドル(8月末時点)に上り、世界最大の金融商品でもある。代替できる投資先はないというのが市場参加者の共通認識だ。

日本経済新聞(ニューヨーク=斉藤雄太、井口耕佑)

どうやら世界のお金はさまよっているらしいから、今は新たな主役が登場したときにうまく波に乗れるように準備しておくべき時期かもしれないですにゃ。

一週間お疲れ様でしたにゃ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?