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AIをラーメンにできるか?


① 日本の物価上昇、サービスけん引

企業向けサービス価格の内訳をみると、システムエンジニア(SE)の人件費上昇を反映するソフトウエア開発が前年同月比で4.7%、労働者派遣サービスが2.2%上がった。日銀は「(機械修理などの)諸サービスや情報サービスの一部で人件費上昇の転嫁がみられた」と分析する。
(中略)
バークレイズ証券の山川哲史氏は「日本では従来の米国と同様、労働集約的なサービス分野における価格引き上げが物価上昇を下支えする局面に移行しつつある。CPI上昇率も、少なくとも24年半ばまでは高水準で推移する可能性が高い」とみる。

日本経済新聞(王楽君)

きょうも日経一面の特集記事になぞらえば、物価も賃金も上がる「普通の経済」が戻ってきたにゃ。半期の決算では軒並みモノの値上げに成功した企業の好決算が見られたように、本決算に向けてはサービス業の躍進に期待できそうにゃ。特に情報サービス、人材派遣系には注目してみたいにゃ。

② 物言う株主、日本企業の変化「評価」 2社トップに聞く

国内投資家は再評価を 英AVIのCEO バウエルンフロイント氏--
「日本に投資を始めてから20年たつが、この5~6年の変化はドラマチック(劇的)だ。」
(中略)
「海外の機関投資家は事実、日本の株式市場に戻ってきた。対して日本国内の投資家が日本株への投資を増やしていないと感じている。個人も機関投資家も、日本株の価値や機会をもっと認識し、評価することが望ましい

日本経済新聞(聞き手は江口良輔)

もうひとりの香港オアシスCIO・フィッシャー氏も「変化のスピードに興奮している」と語っていて、日本人以上に海外の人たちが“普通”に戻りつつある日本に熱狂してるにゃ。来年その確度が高まれば、勢いに火がつきそうにゃ。海外勢も安かろう悪かろう、から“安くて質の良い日本株“として捉え直してる節が強いから、この流れがより長く確実なものにしていくには何が必要か? その答えの一例が次の記事にゃ。

③ 【スクランブル】和製生成AI株の底力

日本勢が追求するのは使い勝手の良さだ。チャットGPTの基盤となった「GPT-3」は指標の1つとなるパラメーター数が1750億と大きく、運用コストや消費電力が膨らみやすい。NECやNTTのLLMはパラメーター数をGPT-3の10分の1以下に抑え、利用者が手軽に使えるようにした。LLMを小さくすれば、企業の用途に合わせたカスタマイズなども容易。きめ細やかさが日本勢の強みだ。

日本経済新聞(大越優樹)

AIが長期的な投資テーマであることは間違いにゃいだろうけど、それを日本的にブラッシュアップできるかどうか、というところに勝機がありそうにゃ。中国発祥のラーメンを日本流にアレンジして世界に“逆輸出”してるように、AI分野でもラーメン的なイノベーションを起こせるか、その片鱗をもつ銘柄を今から発掘していきたいにゃ。

給料上がれ〜


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