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読書感想文【銃・病原菌・鉄】

今回も少し癖のある本の感想文を投稿しようと思います。

本の名前は【銃・病原菌・鉄】。著者は、ジャレド・ダイアモンド。人間の起源や、現代にいたるまでの進化について様々な角度から考察した本となります。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【読書感想文【銃・病原菌・鉄】】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・情報分析が生業の方
・視野を広げて物事を考えたいとお考えの方

主題『現代の社会、世界はなぜこんなにも不均衡になったのか』

この本は、上下巻全800ページに及ぶ長編書物です。読まれる方はある程度読書計画を立てて読まれることをお勧めします。

とにかく、主題が重たい(笑)、この漠然とした問いに対して様々な角度(起源論・環境論・社会論・医学・考古学・行動学)からその要因を考察するというのが本書の主旨となります。

内容については、他に要約をされている方のサイトが複数あるのでそちらをお読みください。

私が感じたこの主題についての答えとしては、『人間に優劣は存在せず、あるのはただ目の前の事象結果のみ』という事です。

当たり前のようで、あたりまえでない事。例えば人種差別や、階級差別等は、日本で見かけることはありませんが、世界では当たり前のように人々の生活に溶け込んでいる。

ではその不均衡は如何にして生まれたのか。これを紐解いていくと、私たちが生きている100年に満たない短い期間ではこの問題は解決しないという残酷な解も見えてきます。

※政治的な解決はあったとしても、完璧にその差が埋まることは難しいという意味

この本の魅力

何と言っても、様々な側面から人間の進化、現代までの道筋を解説しているという点です。

おそらく社会の教科書でも人間の進化というのはアフリカからアボリジニが誕生し世界中に広がっていった、その先々で文明が誕生してといった具合の結果しか教えてもらってないと思います。

なぜ、アフリカで誕生した人類はほかの大陸を目指したのか?なぜ、狩猟民族が狩猟ではなく、定住生活を送るようになったのか?なぜ社会、政治構造は大陸ごとに異なる進化を遂げたのか?植民地支配というのは具体的にどのようなプロセスで行われたのか?等

私は、社会の授業はそんなに好きではなかったですが、この本は、全ての事象に対して論拠が載せられており一つ一つに発見のある内容です。

ビジネスで役に立つ点

おそらく会社では、解決すべき課題や、目指すべき目標があり、それに向かって様々な施策実行を行うと思います。

売上を上げるという主題に対して、どのようなアプローチが出来るのかを考える。

その時、それは社内でできることという小さなアクションではなく、世界や、日本という大きなマーケットで考えてみたり、競合他社が伸びてきたのであればその要因は何なのかを広い視野で考えることが出来ます。

最後に

内容が濃すぎて、本コラムを書き始めてまとまらないなと後悔しています(笑)。

このコラムでは魅力が伝わらないと思うので、もしよろしければ他の方が書いている要約なども見てみてください。

以上です。
またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部

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