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成約事例⑨ 転職成約事例分析(30代新興上場企業経理⇒プライム上場経理)~主計に関われないのは誰のせい?~

当社株式会社クロコの転職支援サービスをご利用いただき、成約された方の事例を公開いたします。

※求職者様、企業様からの許可を得て作成しております。

◆参考にしてほしい方
・経理職の方で転職活動を考えていらっしゃる方
・上場企業への転職を検討されている方

◆成果

①30代新興上場企業経理部→プライム上場企業経理部門への転職成功
②年収アップ(年収600万円→年収650万円)

◆転職背景

①上場企業に身を置いているものの、担当業務は子会社管理と子会社側連結決算、監査対応。主計に携わりたい、経理としてのキャリアをより高めたい。という事で転職相談を頂きました。現職で主計に携われないのは、自分の力量不足だと思いますと自信なさげな転職初期でした。

②谷田部の提案として、
・主計に携われない現状を悲観する必要は無い(組織的要因の可能性有)
・主計と子会社管理両面に関与できるポジションを最優先で当たっていく(プライム+ITor広告業界)
・企業のサイズ感は求人選定条件から除外

③結果として
転職活動開始1ヵ月でプライム上場の主計ポジションで内定を獲得。
内定要因としては、現職子会社管理の経験(経理全般の業務遂行能力)と連結や監査対応を通じての対本社に対する高いコミュニケーション能力、ホスピタリティが要因となりました。

※企業のサイズ感はコンパクトな組織になりますが、その分本体決算を主としながら子会社管理監督業務なども担当することが出来るポジションとなりました。

◆谷田部考察

管理部門の転職支援をさせて頂いていると、今回のケースのように希望の業務が出来ないのは自分の経験や能力が足りていないからだと決めつけている方を見受ける事があります。

谷田部としては、あくまで個人の能力はその要因の一因でしかないと考えております。

管理部門は、純粋な実力主義の世界ではないケースが多く、様々な組織的要因(ポジションの固定化(異動が出来ない)・年功序列・人員過多・評価制度の不備)が合わさることで現状につながるものだと考えております。

組織的要因は少なくとも個人が変える事は困難であり、その為に環境を変えるという選択肢は現状から逃げるという事ではないと思います。

むしろ私自身は、常に、自信の経験や能力が足りていないと自己否定が出来、自分自身の能力を客観視出来る方は常に謙虚であり、また優秀な方が多いと感じております。

また、そのような自己分析の能力はキャリアアップに欠かせない要素だと信じています。

株式会社クロコ 谷田部



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