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道路の方向がピタリと富士に延びる凸版脇

「東京、びっくり富士見ポイント」記事一覧

志村警察署前交差点から凸版印刷間の300メートル

 前回の続いて板橋区、都営三田線志村坂上駅近くの富士見ラインをご紹介します。

 前回訪れた見次公園の台地上側の道を南下していくと、見次公園上という交差点に出ます。ここを左に入ると両側が広大な凸版印刷の敷地です。曲がって少し進んだら振り返ってください。ビルの上に富士が見えてきます。

 そのまま進んでも富士山は見え続けています。富士山が見える方向と道の向きがピタリと一致しているからです。こういう道はなかなかないです。距離にして300メートルほど。次の交差点、国道17号の志村警察署前交差点まで見え続けます。

 道の上をまたぐ電線が邪魔ですが、この場所がいいのは、おそらく将来も見えなくなる心配がないことです。さすがにこの道がなくなることはないでしょうし、道の先の富士山との間は谷で、ある程度高い建物が建っても視界を遮ることがないからです。現状見えているのが一番高い建物でしょう。

 志村警察署前交差点まで来ても富士は見え続け、さらに国道を渡ったあとでもしばらく富士は見えます。ということは国道17号、中山道上からも富士山は見えたということです。高度成長期以前は、この辺りの中山道を通ると、いつでも富士山が見えたのでしょうね。

 富士山が見える通りの名は「福寿通り」と言います。初夢のようなおめでたい名前ですね。個人的には「福寿富士見通り」なんて変えると楽しいと思います。ついでに電線は地中化してなくす。凸版印刷の北側の敷地は今は更地になっており、再開発するようです。また工場になるのか大規模マンションでも建つのか解りませんが、ぜひ凸版印刷様の力で電線地中化して欲しいものです。路面店でも作ったら大賑わいでしょう。

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