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すっきりとした富士が見られるも、将来不安

「東京、びっくり富士見ポイント」記事一覧

シーズン1の開始は高架工事中の京王線代田橋駅

 春に終了した、「東京、びっくり富士見ポイント シーズン1」ですが、大寒波の到来とともに関東では空が澄み渡り、シーズン2開始です。秋からと予告してましたがちょっと遅れました。すいません。
 さて再開の第1回目は京王線代田橋駅です。京王線ではシーズン1で、幡ヶ谷駅近くの京王線を跨ぐ歩道橋からの富士を紹介しました。実はこの富士は歩道橋という「ゲタ」を履いた場所だったのですが今回は正真正銘地面の上から富士が見えます。
 そちら紹介する前に、やはり幡ヶ谷近くを紹介する際に「運転士は富士山を見ながら運転しているのではないでしょうか? いつか先頭車両に乗って確認してみようと思います」と書きましたが、その後確認しました。バッチリ見えます。
 京王線下り線は、幡ヶ谷駅の西側で地下から出ると、まもなく架線柱と重なりながらですが富士山が真っ正面に見えてきます。運転士さん気分いいでしょうねえ。
 代田橋駅に着くと、駅ホームの先端から富士がよく見えます。

 しかしこれは架線柱が引っかかってあまり美しくないです。では駅を降りてみましょう。2022年12月現在、京王線は笹塚から仙川間で高架工事中です。このため駅コンコースが仮に地下化されています。地下の改札から南口に出ましょう。

 するとどうでしょう! 地上出口から右側、井の頭通り方向を見るとすっきりとした富士の姿が見えるではありませんか。ここは以前から知られた富士見ポイントでしたが、左側にマンションが建って、やや裾野や前面の山が削られましたがかなりよく見えます。

 「栄光会」と書かれた商店街の門をくぐって井の頭通りの方に進みましょう。少し移動すると、マンションの影だった裾野が少し見えてきます。しかしここで心配な点も出てきます。

 というのは先にも書いた京王線の高架工事です。この写真の右側にある工事囲いの場所が将来の高架線用地で、ここに高架が連なるのです。線路は富士山が見える辺りからゆるく右にカーブしていますが、どうも高架ができると遮られてしまいそうです。うーーっむ。
 先頭車両からは高架化でさらに富士山がよく見えるようになりそうですが、地上からは見えなくなるかと。工事はあと数年続くようですが、それまでの素晴らしい富士、ぜひご堪能ください。

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