夕暮れ時

沈む太陽

朽ちた光が照らす

オレンジの絶壁。

なんだか懐かしい海の香り、

足先をくすぐる

生暖かい緑の波。

椿がポトリと落ちるように

終わりゆく世界

朝顔が目を覚ますように

生まれてくる世界。

ここは境界線。

霧散する世界

湧き出る生命。

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