オリジナルのカメラストラップを作る〜2019 Spring〜
さて、クリハラ(@kurit3)です。
春になり新しいカメラが仲間入りしました。SIGMAのdp2 quattro。個性的なフォルムのカメラですので、ストラップもこだわりのものを着けてやりたいですね。そこで、作ることにしました。
カメラのストラップをつくるのは1年ぶりくらいなのですが、大事なことは変わりません。カッコよくて、手触りがよくて、金属パーツを使用しないこと。さっそくイメージを練っていきましょう
イメージ画像をデジタルでつくってみる
イメージやデザインを練る構想段階では、紙とペンで手を動かすことが多かったのですが、今回はデジタルイメージで組み立てていってみたいと思います。
線的な表現をやってみたかったので、さくっとこんな感じ。色はFoveonセンサのRGBを意識しました。「粗」から「密」になっていくよう、デザイン的なあしらいを施して「動き」をつけてやりました。
使用した刺繍糸
・赤 COSMO800
・緑 COSMO275
・青 COSMO414A
・白 COSMO2151
こちらの4色。家にあったやつです。白に使ったCOSMO2151は、銀色やグレーに近い色味なのですが、黒い布に使うとちょうどいい感じの白になるので、最近のお気に入りです。
すべて3本取りのアウトラインスティッチで、直線をチクチクやっていきましょう。
仕上がり幅が35mmとして、65mm幅くらいに裁断した黒のブロードです。薄さと硬さが作業しやすくて、表情も少ないので刺繍には適しています。
退屈な作業
刺繍が終わると、ストラップに仕立てていく退屈な作業です。退屈で難しいので、写真を撮る気にもなれない。
刺繍面に合わせる生地は、薄めの帆布生地。接着芯を貼り付けて、ピシッとなるように。接着芯はアイロンの熱と圧をしっかり当ててやるのがポイントですね。もう慣れたものです。
カメラに通す紐部分を縫いつけ、合皮の当て布をつけてやるのも最初よりは上手くなってきました。もうちょっと簡単に、キレイに仕上がる方法はないものか……。試行錯誤したい部分ですね。
完成はこちら
うん。けっこうイメージ通りに仕上がりました。
写真でふわっといい感じになっていますが、細部はもうちょっとがんばりましょう、といった痕跡が確認できます。悔しい
布を裁断するとか、折り目をつけるとか、真っ直ぐ縫うとか。そういった基本中の基本のスキルが、結局のところ1番重要なんだとわかります。いつもそうだ
作ることで「次はもっとこうしよう」「あの作業手順を見直そう」みたいになるので、やっぱり作ることは大事ですね。次はもっと美しく仕上げたいと思います。そのためには1メートルのステンレス製の定規が必要だ。
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