城山リツ
毎日一話ずつ(全73話)を投稿していきます。 どうぞよろしくお願いします!
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ざわざわと木々が煩いほどに揺れている。 視界は真っ暗で、もう何も見えない。お前が泣いている姿さえも、何も。 「ああ……これはおれの罪だ」 違う。お前は何も悪くない。 俺が弱かったから、守れなかった。 赤い、赤い葉が生い茂る木の下で彼女は言った。 「もっと自分のことを考えていい」 俺はそうは思わない。あいつの方がずっと辛い選択をしている。だけど彼女は首を振る。 「キミは何になりたいの?」 その答えは考えたこともない。 無機質の中で、アイツの声にならない叫びを
めっちゃねむい。そんな振り返りです。 喜び過ぎた次の日は、もれなく怠い。なんてこった。 なので今日は手短に。 最近、なろうのアクセス解析をみると、更新時間以外でも立ち寄ってもらえ始めています。なろうに投稿して半年経ったのでちょっと覚えてもらえたのかしら?とか好意的に考えてみる。ただ、立ち寄ってはもらえているが、読んでもらうまでいっていない模様。 何を改善したらいいんだろう。各話のタイトルですかね? パン屋で例えると、今まではパンが焼けた時だけ買ってもらえてい
「──!」 鈴心と呼ばれたその少女は目を丸くし、口元も開いたまま固まっていた。 「リン!?」 声を揃えて叫んだ蕾生と永に対して、鈴心は少し諦めた様な表情で息を吐く。 「運命には、逆らえないということですか……」 そんな呟きが聞こえる間もなく、反射的に動いたのは永だった。 「リン!お前だったのか!この前の態度はどういうことだ!?なんでそんなに若い!?」 永はそれまでの冷静さを失って、頬を紅潮させながら必死の形相で鈴心に詰め寄り、その細い腕を乱
勇気出した!そんな振り返りです。 さすが大安です。昨日との差がすごい。嬉しい。 (だが相変わらずムズイこともある…!) なろうでもカクヨムでも評価をいただきました! アルファポでは更新していない(汗)「元婚約者がメイドになって戻ってきたが俺にどうしろと言うんだ」にお気に入りがつきました! 後ね、細かい嬉しいことがいくつか! ただ、今日は昨日に輪をかけてお腹が痛いですが。そんなことも吹き飛ばせそうなくらいラッキーでした。 大安の神様…ありがとうございます…
なんだかんだと話していると前回来た研究所の物々しい鉄の通用門が見えてきた。しかし、今回はあらかじめ私用邸への通路を教えられている。 通用口にいる無表情の守衛と接触することなく、少し横にそれてみると鬱蒼と繁った藪の中にレンガ敷きの細い通路があった。これは知らないと認識できないだろう。 蕾生は前回来た時、この辺りは隣の森林公園の敷地だと思っていたのでいささか驚いた。芝生もあまり手入れがされておらず、レンガの通路にまで覆い被さって生えている。歩けばサクサクと音がした。
今日からジューン!そんな振り返りです。 もー、むずいッス。投稿サイトのSNS機能がむずいッス!! いろいろ愚痴りたくなりますが、やめておきます。とにかくむずいッス! ちょっと体調が悪いのでイライラしました。しかも今日仏滅だわ。だからだわ。全部仏滅のせいにしてしまえばいい。 明日は大安だ。明日はいいことがある! 自分的に満を持して登場させたイケメン妖精が出る回がPV0とか、仏滅のせいなんだわ… オラには手を挙げる勇気がない……
少し曇り空の日曜日。待ち合わせ時間通りに家から出てきた蕾生に、永は落ち込んで息を吐いた。 「えええー……」 蕾生は、一週間ずっと同じ調子の永に辟易している。さらに今日は不憫な目で見られたので自然と文句がでた。 「お前なあ、ここんとこ毎朝同じ顔してるぞ。そんな顔で迎えられる俺の身にもなってみろ」 「大丈夫?寝た?」 それでも永は不安そうな表情をやめない。 「寝たよ、大丈夫だよ」 蕾生にとっては言い飽きた台詞だ。ここ一週間は夢も見ることがなく、自分
やべえ、月末だ。そんな振り返りです。 noteにも鵺一部の本文を掲載し始めて二週間が経ちました。スキもいただけているし、閲覧数もブログよりも伸びております。まことにありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。 最近エブリスタさんにも投稿しているのですが、あちらはくしゃみが好調です。さすが恋愛&異世界&BLが強いと噂なだけある。読んでいただけて嬉しいです。ほっとしました。鵺はおまけです。エブさんでは弱いジャンルだって知ってるんで。くしゃみのついでに読まれな
「そうなの?二人とも、こういうのに興味あるんだ」 「そりゃあ、あの銀騎博士の研究だもん!僕達UMAファンからしたらスーパースターだよ、ねえ、ライくん?」 「あ、ああ……」 銀騎星弥に、二人ともと括られたのは蕾生には不本意だが、乗っておかないと目的は果たせないので渋々頷く。 「唯くんも好きなの?その……未確認生物、みたいの」 「ま、まあ、少し……?」 「そうなんだ、若いのに珍しいね。お祖父様が脚光を浴びた頃ってわたし達まだ生まれてないのに」 言い
疲れちまった!そんな振り返りです。 昨日がラッキーだった反面、今日はちょっと厄介なことがあって、なんか疲れました。執筆以外の案件なので、どうでもいいんですが。 くしゃみ、の設定でちょっと悩んでおりました。 第3のイケメンのテーマは小悪魔プリンス(攻)なんですが、当初は15歳で出す予定だったんですが、ゆくゆくエロくなることを考えると、コンプラまずくない!?ってなって。友人に相談しちゃいました。 15歳の攻めがエロいことする時だけ10歳魔法で年を取るのと、10年成長
今日の永は朝から忙しく動いていた。放課後までに銀騎星弥と約束したアンケートの回答をクラス全員分揃えるためだ。 休み時間の度にまだ提出していないクラスメイトに話しかけていく。クラス全員の名前を覚えていない蕾生と違って永は流れるように声をかけていく。 まだ教室内は人間関係がぎこちないので学級委員に話しかけられて無下にするような者はいない。永は立候補で学級委員になったので「やる気あります」という雰囲気を全面に出してクラスの覇権をとろうとしている。 高校では最後まで本性
ラッキーは突然に。そんな振り返りです。 今日は「異世界転移なんてしたくないのにくしゃみが止まらないっ!」がNolaさんで注目作品に置いてもらったり、足跡つけてもらってビックリしました。更に運営様にフォロバしていただきました。わあい、わあい(о´∀`о) BLを大っぴらに上げるようになってから幸運が続いている気がします。いろいろ調子がいいです(当社比) そんな「異世界転移なんてしたくないのにくしゃみが止まらないっ!」ですが、一足先にノベプラさんでホスト系アサシン編が完
「な?ダメだったろ」 永と合流した蕾生はすっかり不貞腐れていた。 「うーん、怖そうに見える男子が実は草花好きで意外と可愛いところがあるのね作戦だったんだけどなー」 永はがっかりと肩を落として見せる。そのわざとらしい仕草から、もしかして遊ばれたかもとも思って蕾生はますます不機嫌になる。 「周りくどすぎるだろ!お前が得意のおしゃべりでいけ」 「どうかなー、自信ないなー」 蕾生が詰め寄っても永はのらりくらりとしてあまり積極的ではない。 「なんでだよ、しゃべ
スッキリサッパリ!そんな振り返りです。 note用の鵺本文を下書で大量にストックしといたら運営からメールが来ました。「アナタ、随分下書タメコンデルネー!チャント投稿シナイトダメナノヨー!」みたいなメールが。 違う!違うんだ、運営!私はストック魔なんだ!決して幽霊アカウントではないんだ!!…って誰に言ったらいいッスか(泣) そんなことよりも。ついに。とうとう。 鵺二部の本文脱稿しました!(セルフ拍手) いやー、ほんとに終わるんですね。永遠に終わらないと思ってま
放課後になって、蕾生と永は昇降口で身を潜めながらある一団の様子を伺っていた。 「どれだよ?」 蕾生が柄にもない小声で尋ねると、正門へと向かう通路の脇にある花壇を指差して、やはり小声で永が答えた。 「あの、ボブカットの子!」 その視線の先にはジャージ姿の女生徒が数人。花壇の花を植え替えている。 さらにその指が示しているのは、肩にかかるくらいのふわふわの髪に笑顔をたたえる女子がいた。周りの女子達と親しそうに話しながら花の世話をしている。 「あれが──?
高齢の芸能人がトレンドに上がるたびに心臓が痛い。そんな振り返りです。 特に今日のブーさんはまじビビりました。良かったあ。そんなことはどうでもいい。 大安になると新しいことをしたくなる。これを私の中では「大安暴走族が跳ねる」と言います。ふひっ。 とうとうエブリスタに乗り込んでしまった。現代ファンタジーは弱いって聞いてたから、ずっと知ってた老舗だけど出してなかったのです。 だが、BLならどうだ。カテゴリあるじゃん! じゃあついでだからダメ元で鵺も投げちゃえ!という経