【自尊心回復】他人に気遣うのマヂ疲れた。もぅムリ。。。ってなったので、インプロのワークショップに参加してみた話。

最近、周囲の人にまじで嫌われている、というか浮いている。何ならみんな私の悪口を言っている気がする。
こんなに気を遣っているのに。神経をすり減らしているというのに!!!何故!!!人生激ムズ!!!


定期的にやってくるこういう思考。
本当〜に病みますよね。
自尊心が低いから、このような思考になる。というのはもう分かっています。ええ。自分の問題なのです。だけど、解決しない。原因がわかったところで、治せない。幼少期からやり直すことなんて出来ないし。
この時も、どこからやり直せばいいの?何を治せばいいの?みたいな感じで、相当病んでおりました。会社やめよう。 DJやめよう。みたいな。

そんなとき…

「インプロ、クリリン(わたし)向きだなー!」

いつも病んだ時にベストなタイミングで声をかけてくれる教祖こと巫女さん。たぶん第三の目がついてると思います。

今回も声をかけてくれました。
だけど、自己啓発系のワークショップ…。
目がバキバキの人たちが、取り憑かれたように前向きなことを言っているイメージなんだよなあ。怖いんだよなあ。

しかも、インプロは学生時代に授業の一環で受けたことがあって。
それはもう最悪だった記憶があるのです。
終始しかめっつらの講師が、いきなり踊れだの、景色と同化しろだの、木の気持ちを考えろだの。
いきなり分かんねーよ。みたいな。やらないとツバ飛ばして怒るし。
ブラック企業のセミナーみたいな感じ。普通に不快でした。
2泊3日、ずっとこれ。
途中からどんどん講師に怒りが湧いてきたみんなはボイコット同然の態度を取り出し、インプロは崩壊。
最後は同級生が窃盗犯として警察に捕まるっていう(マジ)激ヤバイベントが発生。
前向きになれるどころか、最低最悪な授業(インプロ)だったんですよね。

こういう記憶のせいで、インプロはもちろん、自己啓発系のワークショップは苦手です。

だけど…さすがにこの20代も後半を迎え、今後の人生あと少なからず50年は生きたとして、嫌われるかもしれないので死ぬほど気を使うというのは嫌だなあ。

まあ、巫女さん主催のワークショップ、毎回、面白いんだよなあ。偏見持ってても受け入れてくれそうだし、今は他の糸口が見つからないし…


百聞は一見にしかず(使い方あってる?)


ということで、少々重い腰を上げて行ってきましたよ。
田無のスーパー、2階倉庫まで!
まさかの倉庫開催です。すでにちょっとヤバい(いい意味で)。

あしたの自分のためのインプロワークショップ
-----★-田無でインプロ★超拡大版★-----

講師 
しょうじ(インプロ・トリノス代表/インプロバイザー)
役者10年目でインプロと出会う。新人声優ナレーター参加のリーディング公演を企画。制作、演出、脚本などを務める。その後、演技指導のワークショップ。その間、教育機関である科学館にて新人スタッフ研修を担当。展示レクチャーなどで子ども達と関わる。大学では社会学・社会福祉学を学ぶ。ゼミは1998年当時では珍しいコンピューターネットワーク上での人間心理を扱う。現在インプロを中心に活動し、10代から60代以上と幅広い年齢層にワークショップを行っている。

役者さん。巫女さんの繋がりすごいなあ。さすが教祖。

そもそもインプロとは-

-即興劇のこと。台本を用意せずに、即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇である。 

Wikipediaより

即興劇?俳優目指してないけど???
何の効果が???

という感じですが、以下の目的もあるらしいです。

・コミュニケーション能力の向上
・柔軟な思考を身につける
・自己肯定感の向上

まあ…最近、会社でも浮いてるし(人生ずっと浮いてるかも)、何か糧になったらいいなーとは思うけど、前向きなことばっか言わされて、実際中身は変わらないみたいな、心は無理してるみたいなのはいやだなあ…

自己紹介でも正直に言ってみました。
「インプロ、受けたことはあります。けど、苦痛な空間だった記憶です」

しょうじさん、とっても優しい。
言ったことを否定しない。

まず、インプロで急激に何かが治ったり、ガラッと変わったりすることはないです。とのこと。
そして、いきなり踊ったりはしないし、ウォーミングアップから入る。みんなの様子を見て、何をやるか決めていきます。

とのこと。ここで少し安心。
目もバキバキじゃないし…

ちなみに他のメンバーの参加目的は様々。

・前に参加して楽しかった
・そもそもワークショップ好き
・巫女さんの娘さん

ほぼ初対面です。
ということで、自己紹介もほどほどに早速インプロがスタート。この日は合計6名が参加。
なんでも、5時間あっても時間が足りないこともあるらしいです。5時間って長いなあ…。

『なんか手をぱちぱちするやつ』

まず、円になって6人が向かい合う。
人の名前を呼びながら、手を叩く。
名前を呼ばれた人は同じく手を叩き、別の人の名前を呼ぶ。

これを繰り返していく。実に単純。
けど、ポイントがあって、手を叩くときは名前を呼ぶ相手とキャッチボールをするイメージで。とのこと。

まじで、これが私には難しかったです。
というか自分では完璧だったつもりなんですけど、キャッチボールが全然届いてなかったらしいです。
ボール、見えないし。てか何も投げてないし。
みたいなかんじでよく分からない!

他の人は届く感じがあるって。
嘘だろ???どんな???

とか思ってたら、しょうじさんが色々と質問をしてきます。日常生活のあれこれを含めながら。
そんな中で、なんでこれは苦手なんだろう?とか考えてたら、私ってコミュニケーションでも投げるばっかりで受け取るのが苦手なんだなー。なんて思ったわけです。
あぁ、いつもみんなに言われてることだ。
人の話を聞くのが苦手なんだよな。治らないんだよな。

と、自分のだめなところを再確認し、やや落ち込みました。ワークはまだ始まったばかり。大丈夫か?

『室内にある物を1人が指差して、もう一人が名前を答える』

これも単純。冷蔵庫があったとして、「冷蔵庫」って答えるだけです。
だけど、意外と難しくて
自分がこれ!って思ってたものが、相手にとっては違うものであったり、同じ室内にあるものでも着眼点が違って、指差すもの(話題になるもの)も違うんですよね。
で、このワークの時に、結構びっくりするような(逆も然り)着眼点だったり、反応があって。
このときも出来るだけ、相手がわかりやすいものを選択したり、答えたりしてたつもりなんだけど、あくまでつもりでした。

日常会話の中で大半の人は、相手に伝わりやすいように、不快感を感じないように、出来るだけ楽しく、とか気を付けて話をしますよね。そして、その時の相手の反応に一喜一憂してしまうことはありませんか?
私はめちゃくちゃします。そして気持ちが左右されます。

でも、このワークでのみんなの反応を見ていると、そもそも見ているもの、感じているのものが違うということが分かります。
なので、相手の反応っていうのは求めていたものと違くても仕方ないんだなーと思ったのです。伝わって欲しい。

このワークではその伝わってなさや、違いが笑いに繋がったりして、クスリと来る場面が多々あり。リラックスしてきました。
伝わっていなくても、嫌な空気にならない。変に意識した会話をしなくてもちょっと楽しい。そんな感じです。

さっきの落ち込みはすっかり忘れて、というか落ち込む暇もなくワークは進んでいきます。
変に考え込む時間がないくらい怒涛のテンポです。
あれ…時間の進みが早いです。もう2時間くらい経ってる?


『何人かでチームを組んで、話を繋げていくやつ』

一つのテーマに対して2〜3人が一人称で話をしていくというもの。三位一体的なやつです。

前のワーク同様、自分と他者との違いを感じて難しくなってくるんですけど、その違いが面白いんですよね。
台本のないコントって感じです。
例えば

「海」

というテーマでお話ししてください
と言われた時に

海に 行って 楽しい

とか最初はそんな感じで話がスタートするんですけど、何故か途中で

わたしは 人魚…

38歳!!

とかよく分からないワードが出てくるんですよね。シュールすぎる。
〇〇歳の人魚って絶対、私には思いつかない。笑
しかもこれ、笑わせようとしてなくて、2〜3人が一緒に話をすることで生まれた1つの笑いなんですよ。
1人でコントしろって言われたら、すごく身構えるんですけど、別にコントしろとは言われてなくて、自然にテーマに沿って2〜3人で話を続けていくだけなんです。でもなぜかコントになる。みんなの素の姿が面白い。想像がつかない、突拍子もないって面白い。

もちろん、上手くいかなくて仕切り直しになるテーマもあります。
ただ、最初に感じていた、
私ってこうなんだ、ああなんだ。ああ、だから出来なかったんだ。
とか考えてないんですよね。

あー、失敗しちゃった。ま、面白いからいいか!

というだけ。失敗ですら面白いんです。無理してない会話、空間。すっっっごい楽な雰囲気です。



そんなこんなで、ゲラゲラ笑いながら5時間のワークは終了。

『振り返り』


あっという間でした。体感2時間くらいな気がします。
まじで時間足りないです。もっとやりたい。
最初の頃の不安は何処へやらって感じ。

全力で笑って若干、汗かいてます。小学生みたい。笑 

5時間のワーク、後半は笑いっぱなしでした。
ずっとコミュニケーションをとっていたわけですが、ワークが進むにつれて、他人に気を遣って余計に話をしたり、困ったりする場面は減っていったように思います。
インプロ終了時には

上手いこと言わなくても、上手いこと立ち回らなくても、楽しい空間

が、出来ていました。すごい。


わたしが思うほど、笑うことって難しくないし、気を使わなくても良い空気って生まれるんだなーと、実感。

今までは良い空気を作るために必死に気を使い、私ってきちんと会話出来ていないかもコミュニケーションが下手で嫌われているかも。と、考えすぎ、疲弊していました。
そういう人って、私だけじゃなくて、結構多いんじゃないかなって思います。

でも、そういうストレスっていつか爆発するし、辛くなって、どうにもならない、逃げたい。なんて時が来るんですよね。

爆発してからが人生だー!なんて思ったりもするけれど、この現代社会、爆発したら終わる事も多々あり。

その前に、インプロを受けて
ストレス発散をする、心の重荷を取り外す
のは良いかもしれないです。少なからず、私には良かったです。
 
よく、言葉で

わたしはわたし

なんて励まされますよね。
だけど、言葉で言われても自尊心の回復は簡単に出来ることじゃないと思うのです。
丁寧に、楽しい という経験を通して実感することが効果的なのではないかと思いました。
わたしと同じような悩みを抱えている方は、自尊心回復のきっかけ作りになってほんの少し、生活が楽になるかもしれないです。

今回のインプロで、だいぶイメージが変わりました。受ける人、増えて欲しいなあと思います。

ちなみに、インプロは受ける人によって感想が大きく変わります。
今回は私の一番の悩みである自尊心の低下にフォーカスしましたが、自尊心バリバリに高いよ!って人でも、普通に楽しく受けられますし、新たな発見があると思います。なんにせよ、おすすめ。


そんなわけで、さっそく今月。
インプロが開催されるみたいです!
ジメジメした6月、インプロでゲラゲラ笑ってスカッとしませんか。
ワークショップが人生の分岐点になる事、あると思います。

告知


巫女さんと面識がなくても、ぜーんぜん大丈夫。
無理に話さなくても、居心地が良い空間です。
飛び込みオッケーなので、ご興味ある方はぜひ。


あとがき

ちなみに、今現在、わたしが会社で浮いていることとか、他人に気を使いすぎてショートしそうな時があるとか、そういうのは治ってないです。根本は変わらないので、普通に変なやつ扱いです。だけど、自尊心高いと気にならないよね〜。と思います。無敵。
自分を愛したいね!それこそが幸福!ハピネスです!


終わり

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