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マーズヴォルタを独自解釈する。

アーティスト独自解釈(マーズヴォルタ編)

2022年9月にまさかのマーズヴォルタ復活しましたね
通算7枚目かな?まだ自分は二回ほどしか聴いてないのですが、まさかのポップス的で初期からの難解的な曲展開は無くなり、かなり聴きやすい内容になっています。
たぶん…初心者でも新作が一番聴きやすいとおもいます。そのぐらい大作思考からポップになったということです笑これね、初期から聴いてる人はけっこう混乱するかもしれないですけど、個人的には今回の新作はアリですね!!というか、けっこう好きなアルバムですね
プログレ的な難解さは消えたけど相変わらずコンセプト性は冴えてるのでポップなのだけれど、なんかプログレ的な精神性は忘れてないぞ!て感じですね
なかなかの好盤なので、まだ聴いてない方はぜひ!

新作、The Mars Volta

ということで新作も出たという事でマーズヴォルタ企画やっていきますよ!
今回はアーティスト独自解釈、ざっくりアルバム解説、最後に自分の好きなアルバムベスト3やっていきます。
次の企画からはベスト選曲、裏ベスト的な記事を3つほど書く予定です…(まぁ、あくまでも予定です笑)
では、さっさく入っていきますか!

マーズヴォルタ

メンバー
オマー・ロドリゲス・ロペス、G
セドリック・ビクスラー・ザヴァラ、Vo
エヴァ・ガードナー、B
マルセル・ロドリゲス・ロペス、K
レオ・ジェノヴェス、K
Linda-Philomène Tsoungui、D

国籍:アメリカ
2012年に1回解散してます
2022年にて再始動

特徴としては、これはまた難解で笑
なかなかジャンルが定まらない系アーティストているじゃないですか?笑モロにそれなんですよね…
マーズヴォルタはマーズヴォルタ系て区切ってもおかしくはないと思うし。まぁ、それぐらい独特なバンドということになりますね。
でもそれじゃあ記事にならんのでジャンルから攻めていきますか…Wikiによると

ポスト・ハードコア
プログレシッヴ・ロック
ポスト・ロック
アヴァンギャルド

Wikiによるジャンル引用

まずね、プログレアヴァンギャルドは分かると思います。とにかく前衛的実験精神が強いバンドでノイズやSE導入などしていてシンプルな曲はほぼ皆無です。
プログレ的な変拍子もありつつパンク的なとこもあったりと音楽性は幅広いです。
プログレの特徴的な10分超えの曲もけっこうあったりして次世代のプログレ期のランキングに入っても全然おかしくないです。
というより、2010年以降のプログレて大作思考のバンドが多いと思うんですよ!ディスク時間限界まで曲を入れるアルバムもポンポン出てますよね笑

その大作思考を位置付けたのがドリームシアターやらフラワーキングスなど感じさせるんですが、マーズヴォルタも大作思考の先駆けに入ってると思ってたりします。
だってへーきで70分超えのアルバムはほとんどだし、曲単体でも10分超えもあるので大作思考アーティストですよね完璧に

問題はポストハードコアとポストロックですよね笑
実はこの2つ自分はあまり詳しくないです笑というより正直に言うとよう分からんです笑


ポストロックとポストハードコア

まずポストロック

レイノルズの「ポストロック」という言葉は「ロックの楽器をロックとは違う目的に使用し、ギターをリフやパワーコードのためでなく、音色や響きをつくるために使う」音楽を指している

Wiki引用

えーと、ということは楽器を髄所に散りばめられ、コード進行にとわれず実験的なロックていうこと?笑
もっと簡単に言うとプログレ、ハードコア、フュージョン、クラシックなどのジャンルをロックで用いたら、それはもうポストロックという区切り、全体のジャンルを指してのロックということなのだろうか?笑
こーいうの難しいですよね?そもそもオルタナティブロックとかもそんな感じじゃないの?てなります笑

まぁ簡単に自分なりの解釈でポストロックはプログレやフュージョン、色んなジャンルをおりまぜたロック全般と解釈しちゃいます笑

次っ!ポスト・ハードコア

非常に定義が曖昧、かつ広義に渡る。勃興初期においてはポストパンクやプログレッシブ・ロックの影響を受けた前衛的なハードコアバンドを指す名称であったが、近年では大衆化してきたスクリーモ、メタルコアなどの代替語として用いられることが多く、特に海外でその傾向が強い。

wiki引用

この捉え方だとメタル系やデスヴォイスやシャウトして絶叫する系のロックと、捉えていいのでしょうか?笑

正直な話しマーズヴォルタはマーズヴォルタ系と言ってもいいかもしれないのだけど、近いのが日本のロックの凛として時雨。彼等は少なからずマーズヴォルタに影響されてるのかなぁーとは少し感じる。
ただ、凛として時雨は長い曲とかそこまでプログレという訳ではないのだけど、コンセプト性や実験的な要素は感じられる。
マーズヴォルタを聴いていて、凛として時雨を知らない人はお勧めですね。逆に凛として時雨を聴いてるひとはマーズヴォルタいいかもしれないですね。きっと両方楽しめるとおもいます。

とりあえず聴いてみたら早いと思います。
マーズヴォルタ
ゴリアテ/4枚目、ゴリアテ混乱から

ソン・エ・リュミエル~イナーシアティック E.S.P./1枚目、ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアムから

凛として時雨
DIE meets HARD/6枚目、#5から

Telecastic fake show/3枚目、just A momentから


ざっくりアルバム解説

全ジャケット画像

ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム
2003年
に突然、このアルバムをひっさげて世に出てきたのはちょっとした衝撃で、かっこよさといい独特なサウンドとコンセプト作品をいきなりかましてくる辺り一筋縄ではいかないアーティストだなと笑
組曲に近い感じで大曲と小曲を挟んでくるのもプログレ的だった。意外にもレッチリも絡んでます笑
ファーストにて2000年代の大名盤!

フランシス・ザ・ミュート
2005年に出した2作目
。5曲で驚異の76分のアルバムで実験的要素はかなり強い。難解なまでに次世代のプログレを感じさせるある意味で問題作品です笑
ここから聴くのはお勧めできないですねw

アンピュテクチャー
2006年に3作目。前作の難解をよりチープにし聴きやすくしたものの、それでも76分笑
どちらかと言うとファーストのかっこよさとセカンドの難解さを織り交ぜたような、より完成品に近付いてる感じはする。哀愁ある曲もあったりで何回も聴くとクセになる味があります。

ゴリアテの混乱
2008年4作目。マーズヴォルタカタログの中では最もハードな作品で攻撃的な内容。全体的もすごい聴いた感じも残り、けっこう好きです。ただ疲れますw相変わらず75分という大作思考は健在だけどより重圧で練り込まれた曲展開にも前作より鋭さが増しており、ここにきてパワーロックの極みに達したと思う作品。あとデラックスエディション盤が超変態的なので見かけたら買いましょう笑

八面体
2009年に5作目
ここら辺から超大作思考からの脱却も図り、少しずつチープになっていく感じがあるんだけど、やっぱり実験的要素は外せなかったもようで全曲、組曲式に聴かせて盛り上げるとこはしっかり上げてくれるので意外にあなどれない。ジャケットも含めて5作目にてプログレの彼等の最高傑作に推したいです。

ノクターニキット
2012年に6作目。この作品を最後にバンドは解散。
最後の最後に難解要素は無くしてポップに攻めてきたのもなんかやり尽くしたのかなぁ、て感慨深く考えられた作品でもあった笑
それでもコンセプトアルバムのテーマは止めずシンプルにきたのもこのバンドらしいと言えばらしい。1曲目から変拍子ポップが炸裂するあたり、やはりあなどれないアルバム!

マーズ・ヴォルタ
2022年に7作目にて奇跡の復活!冒頭からレビューした通り1番聴きやすいアルバムで次世代に合わせポップに攻めてきて脱ロックを図る感じも、今の時代にあってる。今現在22年、9月の時点で日本盤CDが出てないのが不思議である。出たら即買いします。帯は黄色でお願いします笑


個人的ベストアルバムTOP3

マーズヴォルタの通算7枚のアルバムから個人的に好きなアルバムを3枚選びました。
これからマーズヴォルタを聴きたいなぁ…と思う方は参考にしてくれたら嬉しいです。


3位
マーズ・ヴォルタ/2022年、7作目

マーズヴォルタ

はい!まさかの新作です。いや、マジでこのアルバム好きですよ。聴きやすいし、なんかコンセプト性も感じるし何回も聴きたくなります。


2位
ゴリアテの混乱/2008年、4作目

ゴリアテの混乱

これと「アンピュテクチャー」を迷ったんですが何だかんだ1番聴いてるのが、このアルバムだったりします。
けっこうハードなのが好きなのかな?笑でも髄所に、おっ!ここかっこいいな!て新しい発見があったりするので好きですね。


1位
ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム/2003年、1作目

ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム

いやぁ、やっぱりめっちゃ王道な1位ですよね笑
でもね、やっぱりマーズヴォルタと言えばこのアルバムなんですよね笑
最初聴いた衝撃というか、その衝撃さが未だに抜けないですもん笑


うーん、ここまで書いてみたけど、どうだったでしょうか?笑参考になってくれてたら嬉しいです。
次はベスト選曲を紹介しようかな
マーズヴォルタのこんなプレイリストはどうでしょう?みたいな

とりあえず、今回はここまで!
また次の記事で会いましょう笑
またねー!🙋

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