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お片付け|「目の前にあるのに気づかない」探し物の落とし穴。片付けないからどんどん汚れる悪循環…

「あれ~?ぜったいこのへんに置いたはずなのになぁ」

ぜったいあると思った場所に、ない。探してみたけど、まったく見つからない。結局、新しいものを買ってしまう……そして後日、ポロっとそれが見つかって「やっぱりここにあったじゃないか!」ってなること、ありませんか?

『目の前にあるのに見えない』って不思議ですけど、現実に起きるんですよね。

■マジックのタネ、実は目を逸らされています

マジシャンのマジックには、必ずタネがあります。

でも、なかなか見破れない。これがすごいのですよね~。観客をほかのところに注目させている間にそっと移動していたりするのですが、かなり意識していないと違和感に気づけない。

人の目は、「見たいモノだけ見るようにできている」といいますよね。

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でも、逆に意図的にアイキャッチをつくられると、ほかのものに目が向かなくなってしまうこともあります。マジックのタネを見破れないのも、上手に目線を誘導されているからなんですね。

人の目は、簡単に「あるはずのものを見逃す」ようにできているんです。

■床のシミに、気づけなかった!

少し前、夫が連休で毎日子供たちと遊んでいました。ダイニングテーブルの上にはボードゲームや読みかけの雑誌、私が飾りたい小物、夫が整理している途中の書類など、いろいろなものが散乱している状態。

まぁ、お休みだし少しくらいいいか~と、私もゆるゆる。ごはんのときには一旦片付けますが、すぐ元に戻っちゃいます。

そして夫の休みが終わり、全部すっきり片付けて整えたとき――

ダイニングテーブルの下に、そこそこ大きな緑色のシミがついているのを発見。

これは、間違いなく抹茶アイス!!


でも、娘が抹茶アイスを食べていたのは、確か3日前だったはず。その日から3日間、このシミは見逃されていたということ⁉

うちはタイルカーペットなので、シミにならないようすぐ汚れを落とすよう心がけています。防汚加工があるのでだいたいなんとかなりますが、やはり汚れは時間との勝負!

しかも、とりあえずとはいえ毎朝掃除機をかけていました。もちろんダイニングテーブルの下も……それなのに、見逃していたとは……!

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思い当たる節は1つ。

ダイニングテーブルの上がごちゃついていて、完全に意識がそちらに向いていたから。

ダイニングテーブルを片付け、目に飛び込む情報が減った瞬間、まるでスポットライトを浴びるようにそのシミが姿を現しました。


でもそのシミは、3日前からそこにあったのです。


これは、探し物にもいえること。

色や用途が入り乱れ、ものの情報量が多くなると、目の前にあるのになかなか見つけられなくなるのです。


ものが厳選されていて、置き場所が決まっていたら……それ以外の場所にポンっと置いてしまっているモノは、それこそスポットライトを浴びたように目立って見えるはずです。

■片付けないから、汚れていく

お店のトイレを借りたとき。

ピカピカのトイレだと嬉しいですよね。逆にすっごく汚いトイレだったら、多少ペーパーがちぎれて床に落ちてしまっても、そのままにしてしまうかも。汚い床から拾うのもイヤだし、そもそも汚れているから誰も気づかないだろうし。

極端な例えですが、おうちだって「どうせすぐ元に戻るんだから、片付けなくていいや」と思っていると、そのうち汚れやゴミもどうでもよくなり、どんどん片付けにくい部屋になってしまいます。

「どうせすぐ元に戻るんだから」

確かにその通り。生活していれば、生活感が出るのは当たり前です。

でも、やっぱり定期的に持ち物を見直したり、片付けやすい環境をつくっておくのが理想。少なくともゴミにまみれた生活にはならないはずです。そこまでいかなくても、「片付けたいけど、どこから手を付けたらいいんだろう」と悩まなくてよくなります。


片付けておけば、掃除も「サラッと拭くだけ」など簡単にできるのもメリット!

今回、床のシミはなんとかキレイにすることができました。1週間くらいたっていたら厳しかったかもしれない……ギリギリセーフです。


定期的にきちんとリセットする。それだけで気持ちにもメリハリがつき、見えなかったものも見えるようになりますよ!

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