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オリジナルマグカップ「しまねマグ」に込めた思い。

おはようございます。

シマシマしまねのネットショップ」について連日お伝えしておりますが、今日は、このたび新たに販売開始したオリジナルマグカップ「しまねマグ」についてのご紹介です。

マグカップを作りたい、というアイデアはスタッフ間でずいぶんと前から考えていたのですが、企画として成立するまでけっこう時間がかかりました。どんな形のものがいいのか、大きさは、色は…。
何より、島根への思いをカップにどう表現するのか…。

そこで立ち返ったのが1年前に製作した「しまねのエコバッグ」でした。

シマシマしまね/くらしアトリエのNPOとしてのミッションは、「シビックプライドの醸成」です。すなわち、島根っていいなあ、という心を高めること、言える土壌を作ること。住んでいる町を誇りに思う、その気持ちを「見える化」すること。

ショップのページに綴った「しまねのエコバッグに寄せる思い。」には、次のような文章があります。

住んでいる土地を楽しみ、素直に素敵なものを素敵と言う、そんな人たちを可視化できるようなプロジェクトとして、島根のモチーフをデザインしたエコバッグを制作しました。
これは私たちが活動の中で伝えている「ENJOY LOCAL!」というコンセプトを「見える化」したツールです。ここが好き!島根って素晴らしい!という思いを、声高に叫ばなくとも、ひそやかに伝えていきたい。そんな思いが込められています。
美しい風景がたくさんあって、おいしい食が当たり前にあって、ある意味とても濃い、深みのある人間たちがいて、お城があって湖があって、島もあって、神様もいる。
そんな、当たり前の「島根っていいところだな」という気持ちを、そのまま素直に発信することを応援するツールとして、エコバッグがあります。

これとまったく同じ思いで、マグカップにも「島根って素晴らしいね」という気持ちを込めればよいのではないか。当たり前の「島根っていいな」をそのまま、素直に。

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というわけで、全体のデザインは「しまねのエコバッグ」とおそろいに。

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細かなイラストの風合いをそのまま作品に落とし込めるよう、今回は製造メーカーさんに依頼しようということになりました。

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(マグカップを作りました、と言うと必ずと言っていいほど「島根の窯元さんで作ってもらったんですか?」と聞かれるのですが、今回、岐阜県多治見市の丸朝製陶所さんに製造を依頼した理由はそこにあります。)

丸朝製陶所さんは、岐阜県多治見市にある磁器の窯元さんです。1916年の創業以来たくさんの製品を製造されているのですが、中でもカップ・マグの製造に関しては本当に経験豊富で、全国各地のカフェ・レストラン・コーヒーショップなどのカップを手掛けておられます。

企画にあたり、ネットを隈なく見ながら自分たちの理想の形をスタッフ間で出し合ったとき、いいなあ、と思った形がかなりの確率で丸朝製陶所さんの作品だったこともあり、お願いしてみよう、と気持ちを固めました。いわゆる「ノベルティグッズ」ではなく、お金を出して「欲しい!」と思っていただけるような形と色、デザインにこだわったつもりです。

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たくさんある型の中から私たちが選んだのは、シンプルかつカッコいいフォルム。アメリカンダイナーをイメージさせるどっしりした形ですが、大きさは程よく(容量300㏄、ちょうど良いところまで注ぐと200~210㏄程度)、朝に1杯、仕事の合間に1杯、という感じで1日じゅうガンガン使っていただけると思います。

「気取らない」「普段使いで」「グビグビいけちゃう」というようなフレーズをスタッフ間で共有し、いろいろな形の中から選びましたが、全体のフォルムや、口に当たる部分の厚みもちょうど良い。持ち手も大きさ・太さも感触が良く、持ちやすい!細部までこだわりの感じられるマグになりました。

電子レンジ・食器洗い乾燥機もOK。普段使いにぴったりです。

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イラストは前述したとおり「しまねのエコバッグ」とおそろいで、島根県各地のモチーフを取り入れています。

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松江城、一畑電車、出雲そば、鳥居、三瓶山、石見神楽、津和野の鷺舞…どれも島根の人には思い入れのあるモチーフですが、小さく細い線を忠実に再現していただいています。
そのほか、こだわりとしてはエコバッグ同様、「IWJ」「OKI」「IZO」と、旅好きさんなら、あっ!!と気付くかもしれない、空港コードが入っています。(IZO:出雲縁結び空港、IWJ:石見空港、OKI:隠岐空港)

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またカップの内側には、日本海を進むフェリーと、宍道湖の夕日が両側に配置されています。

(何度も書いていますが)海や湖の水面のあたりまでコーヒーを注いでいただくとちょうど良い感じになります(これも丸朝製陶所さんに微調整していただきました)。

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日本海の波まで注いだところ。飲むと下から「SHIMANE」が現れます。

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こちらは宍道湖の湖面まで注いだところ。

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底面には「シマシマしまね」のマークと、くらしアトリエのサイトのアドレスが書かれています。

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何しろデザインの段階で何十回となく試作をしており、一時は「もうどれがいいか分からなくなった…」と途方に暮れたこともあったほど。思い入れがあり過ぎて冷静に見られないのですが、最終的に、かなり良い仕上がりになったのでは…と思っています。

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水が張られた田んぼを眺めながらコーヒータイム、の図。

島根に住む方や、島根ご出身の方には「シビックプライド」を感じる作品として、飲むたびに「島根っていいなあ」と感じていただけたら嬉しいです。そして、島根にゆかりのない方にも、「シンプルでかわいい&カッコいいマグ」として日常使いしていただけたらすごく嬉しいです。

発送は5月7日(金)以降、随時行います。

また、5月下旬にはちいさなイベントを予定していますので、お近くの方は直接お買い求めいただけます(状況によっては、延期・中止の可能性もあります)。

「しまねマグ」と和菓子・クッキー・コーヒーなどがセットになった、ディープな島根を感じていただく「ENJOY LOCALセット」もございます。「島根を想うセット」は5月5日までのご注文受付となりますので、お早めにご注文くださいね。

こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


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