レシピ公開Vol.8「かたらだんご」のレシピ。「かたら」とは…?
おはようございます。
今日はご好評を頂いているレシピ企画の第8弾!これまで毎週水曜日に更新していましたが、今後は火曜日更新となります。
おうちで楽しく作れるお料理やお菓子のレシピを、過去のワークショップやくらしアトリエが担当したデザインのお仕事の中からご紹介しています。
今回は、雲南市の食の幸を発信するプロジェクトのお仕事から、「かたらだんご」のレシピです。
「かたら」とは「サルトリイバラ」の葉のこと。またの名を「サンキライ」とも言います。赤い実がリースの材料になっていますね。
このかたらの葉で、あんこを包んだお団子を作り、蒸しあげるお料理。かたらの葉がない場合は、柏の葉でも良いと思いますし、葉っぱがなくてもお団子としておいしく召し上がれると思います。レシピは雲南市掛合町の「松笠下組加工所」さんの考案です。
かたらだんごのレシピ
<材料> つくりやすい量(約20~22個分)
もち米粉:500g /ぬるま湯:350~380ml /片栗粉:適量
/かたらの葉 約40枚
<作り方>
1. かたらの葉は洗って、たっぷりの熱湯にさっと潜らせる。(葉の色が緑から茶色に変わる程度)
ザルに上げて広げ、塩小さじ1(分量外)を全体にパラパラとふっておく。
2. ボウルにもち米粉を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら箸で混ぜ合わせる。全体に水分が回ったら両手でよくこね、耳たぶ程度の柔らかさのひとかたまりにする。
*ぬるま湯は全体になじむように入れる。350ml加えた後は様子を見ながら水を足し、滑らかな肌になるようによくこねて、40g程度の団子に丸める。
3. 2を平たくのばし、あん玉(作り方は下記参照・市販のあんこを丸めてもOK)をのせて包み、やや平たく形を整える。両面にごく薄く片栗粉をまぶし、1のかたらの葉で挟む。
*片栗粉をつけると葉がはがしやすくなる。
4.蒸し器に蒸し布を敷き、団子を重ねないように並べ、強い蒸気で8~10分蒸す。
つぶし小豆あんのレシピ
<材料>
小豆:300g /砂糖:210g /塩:小さじ1/4
<作り方>
1.小豆は洗って豆の3倍量の水を加え、浮いた豆を除いて火にかける。沸騰したら差し水をし、再度沸騰したらザルに上げてゆでこぼす。(渋切り)
2.3倍量の水を加えて再び中火にかけ、沸騰したらアクを除いて火を弱め、豆が指でつぶせる程度に柔らかくなるまで40~60分煮る。
*豆が踊らない火加減で、豆の上に常にゆで水があるように気をつける。
3.砂糖を2~3回に分けて加え、豆をつぶすように混ぜながら、ぽったりするまで煮つめる。
4.仕上げに塩を加える。バットに広げて粗熱を取り、30gのあん玉に丸める。
*この分量で約30~32個のあん玉ができる。残りは冷凍保存ができる。
サルトリイバラの葉っぱを使うことに、とにかくびっくりした記憶があります。葉っぱが大きく育った頃が作り頃、とのことで、自然の恵みと食が直結しているんだなあ…と感じますね。
今の時期、もち米の粉は産直市に出回りますので、探してみてくださいね。島根の方なら「まきの粉」でも代用できると思います(少し食感が変わります)。
そういえば、田舎料理には「蒸し器」を使うものが多い印象です。もち米を使うことが多いからかな?大きな蒸し器から蒸気が上がっているようすは、田舎の台所っぽさがありますね。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
過去のレシピはこちらのマガジンからご覧いただけます。
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