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入川家のひな祭り〜並立する別界との交流〜
現世界では、ひな祭りが近づいて来ました。チハルさんバリさん夫妻の入川家では、3年ぶりにおひな様を飾るそうです。
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チハルさんとバリさんの個展会場は、ピンクの作品に包まれていました。
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すると、なんということでしょうか!時空の割れ目から突然、隣り合っていた別世界が開け、そこはひな祭りの当日でした。
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ぼんぼりは、パリの蚤の市に出品されていたというアンティークの小瓶です。女雛の檜扇(ひおうぎ)は、ガラス作家・有松啓介さんによるサンタの帽子をモチーフにした箸置きです。男雛の冠は、帽子職人・柏原久隆さんによるフェルトの帽子です。男雛の笏(しゃく)と赤い花は、糸織縫作家・三浦奈美さんによる絹糸のブローチです。小さな花器は、藤原寿加子さんによります。
さらに、その隣の異界でもひな祭りの真っ最中でした。
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少し遠くに目をやると、木の妖精の国、岡山市の三宅木工房もひな祭りたけなわです。
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さらに、隣り合った抽象世界でもひな祭りが執り行われていました。
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桃の節句は、多重世界の時空に割れ目ができて、並立する別界をつかの間、覗くことができます。
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