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「イジリ文化」に傷つきます

コラム474:「イジリ文化」に傷つきます。

 太っています。芸能界の影響か、学校などでも「イジリ」、つまり、身体的特徴などを揶揄することで、いじめにつながることが多いと聞きます。「デブ」イジリは、傷つきます。

 いじられたくない一心で、自己防衛的に、「私デブだから」とか「ユニクロで服が買えないほど太い」とか言いますが、それらは、私をいじっていいという許可ではないんです。

 おすもうさんの絵柄の手ぬぐいを見て、私みたいだと笑われたこともありますし、太った芸能人に似ていてかわいい、などと言われて傷ついたこともありました。思いやりのある人は言いませんが、毒舌を自認する人は必ず言う。男女の差はありません。

 肥満だけでなく、外見でいじられる人々に共感します。特に、こどもの場合は、学校に行けなくなることもあると言います。テレビで、ルッキズム(外見で判断すること)や、イジリはいけないことだとはっきり伝えるべきだと思います。例えば、視聴者のクレームで、謝るようなことが必要な場面もある気がします。

 子どもの時、塾の先生に「そこのメガネ」と呼ばれただけでも傷ついた覚えがあります。軽口や冗談くらい受け流せ、と言わずに、真剣に考える問題だと思います。下手なマチズモはよくない。ナイーブすぎるから傷つくのではありません。普通に生きる権利をすべての人に!

以上

クララ

2023年5月17日

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