小部屋の色決め。“面積効果”という言葉を覚える
黄色と水色がイイ!
色番号で塗料を手配すると高額になるため、既製品の中から選ぶことに。
カインズさんへ。
石井さんにアドバイスをもらい、リペア用の1番小さい「にこにこイエロー」と「ハニー」という塗料を買ってきて、端材に塗装して試しに壁に置いてみる。
「この2色ならコッチ!」っていうのは選べるけど、壁全体に塗った時のイメージまでは湧かず。
写真を石井さんに送ってみたら「色は柔らかいので、うるさくなることはなさそうですね」とのことだったので、「にこにこイエロー」に決定。←色というより名前が可愛くて。
右側の部屋は「アクア」一択。
全面に塗ったら後悔するな…と思ったら、次の策に切りかえることにして、とりあえず塗装してみることに。
他にもホームセンターはあるけれど、カインズさんがわりと近めで大型店なので、買い足すことを考えると近い方が便利だなと思って決めました。
壁の塗装をちょっと手伝っただけなのに調子に乗って、水内さんがお休みの間に、養生から塗装まで自分でやってみることにした。
ら、「養生って大事だよ。やったことないんだよね?俺が休みの日なら良いけど、1人でやるのはやめた方がいい。失敗したら水内にさんに迷惑かけるし、脚立に上るのも危ないよ」と、おじいさんに何度も止められた。
が、私の「やってみたいの!」は止められなかった。
初めての養生…難しい…
“マスカーテープ”なるめっちゃ便利なものをおじいさんに借りて、やってみる。
何か所も写真を撮って、仕事中のおじいさんに送る。
やっぱり不安だったので、塗装の前にチェックしてもらおうと。
「いいんじゃない?」くらいの返答をもらったので、いざ、塗装へ!
1日も早く、可愛い壁の色を見たかったんだよね…
まず、フタが開かない…
しょっぱな苦戦。
建築家の石井さん、施工をしてくれてる美術家の水内さん、仕事中のおじいさんに上の写真を送りつけて「おニューの塗料、フタが開きません」的メッセージを送りつける始末。
優しき先生方からアドバイスをもらい、いろいろ道具を用いてみた結果…
写真下部の道具(名前はわからない)で開いた!
「開きました!」というハタ迷惑な報告をしたら、間髪入れずおじいさんから「よく振って!」と指示が。せっかく開けたフタを静かにもう一度閉め、激しく降り、再びフタのこじ開けに苦戦。
DIYは段取りが9割、と学ぶ。
そして、「手袋した方がいいよ」と教えてもらったのに、手袋の中、汗かいて気持ち悪くて素手でやったら…
洗っても落ちない…
この手ではお米研げないため、この日の夕食は外食に。
家族に平謝り。
必須です、手袋!常識?
目の前の50cm四方に黙々と向き合うと、この壁全体は途方もなく広いように感じた。
脚立にも上り、ローラーからのしぶきを顔面に浴びながら無心になって塗り進める。
50cm四方の視界で「いい感じ♡」と思っても、ふと顔を上げて全体を見ると、さらに乾いてくると、色が強く感じ始め不安に…
その不安を伝えると、石井さんが「“面積効果”ですね」とサラッと。
「床ができて、ものが入るとバランス取れてよさそうに思います」という言葉をもらい、安心する。
階段上の作業は「やめときゃ良かった…」と思うぐらい怖くて、力が入らなかった。
脚立に上る
5~6段くらいの脚立の上で作業するのなんて初めてじゃないか。
どこかでか忘れたけど、高い塀に立てかかってたハシゴに思わず上ってしまい、怖くて降りられなくなり戻ってきた職人さんに泣くほど怒られたことを思い出す。
脚立の上で左手にペンキの入ったバケツを持ちながら脚立にしがみつき、右手はローラーを握ったまま高く腕を伸ばしたり、壁に向かって少し圧をかけたり。バランスを取りながら、必死。
慣れるまでめっちゃ怖かった。
そして、翌日には普段使わないどこの筋肉を使ったのか体が教えてくれる。
変なところが痛い痛い。
ただ、久しぶりに体を動かして、体の疲労感が爽快感でもある。
が、毎日ともなれば大変だ。
しかも、現場は毎回違うし。
お天気や時間の使い方。
「日没までにここまで終わらせたい」とか「晴れてる日にこの作業をしたい」とか考えながら進めるのって、建築の仕事に携わる人は、ものすっごい段取り力が身につきそうだ。
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