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ウッドデザイン賞2022、受賞した話

こんにちは

早速ですが、
この度、木と和紙の椅子シリーズ【紙木折々-しきおりおり-】ウッドデザイン賞2022を受賞しました。

ご覧の皆さんからしたら、急になんの話?ってなりますよね。
実は5月頃から今年度のウッドデザイン賞の応募する準備を進めていまして、ここで結果の通知が届いたのでご報告した次第です。

2019年に一度、初期モデルの「紙木のスツール」単体で受賞していたのですが、今回は木と和紙のシリーズ【紙木折々-しきおりおり-】として良き評価をいただきました。

この後には、二次審査を通過し授賞した作品の中から上位の賞を決めていく最終審査が残っています。
上位まで行くかはひとまず置いておいて、この賞は個人ではなく事業所(有限会社 倉島木工所)としていただきました。なので、紙木プロジェクトに関わってくれた作り手の方々に感謝と良い報告が出来ること、それが何より嬉しいです。

▼ウッドデザイン賞 公式ホームページ

▼プレスリリース


■地道にやってきてよかった

以前に受賞したとは言え、
当時の段階ではアイデアのみが先行していて詰めていく部分は幾つかある、と感じていたのは正直なところ。
ですので、約3年間は詰め切れていなかった部分、[和紙を縫製出来るように]や[色やサイズ違い(姉妹モデル)作る事]、そこをクリアしていくために時間を掛けてきました。

ここをクリアしていけば、もっと色々なモノに和紙を活かせるぞ、っていう淡い期待を抱きながら試行錯誤。

でも、そのほとんどの時間は失敗ばかり、、
その度に、やっぱ無理なのかな、という言葉がいつもまとわりついてきて、沈んでいる時間の方が多かったと思います。

そう、劇的に上手くはいきません。
歩みは少しずつだし、とても地味。
だけれど、良い方向になりそうな小さな兆しが見えた時は嬉しいものです。そして、そこを分かち合える職人さんたちがいたからボクも立っていられたし、意地を張れたんだと思います。

あきらめないで良かった、です。

▼これまでの取組はこちらから

受賞がゴール。
ということではなく、これをキッカケに作品を、kuramocoを、職人さんを、知っていただき商品として選んでもらえるように今後も活動していきます。
人不足、職人不足と言われている現状、kuramocoのものづくりに関わっていただくことでそれぞれの技術が活かせる場となり、徐々にこの取組みが良い循環を生むようになれれば、kuramoco商品を作っていく意義がある、と思っています。

ご報告の回となりましたが、賞が絡んでいた取組でしたのでなかなか表には出せませんでした。

ということで、この辺りで失礼します。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

ではまた。


追記:
ウッドデザインの受賞マークをいただいたので修正しました。

【ウッドデザイン賞とは】
木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を、「ウッドデザイン」と定義しています。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。

【一般社団法人 日本ウッドデザイン協会について】
木を活用した社会課題の解決をめざす取り組みを「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン」に関わるあらゆる分野において、会員相互の連携並びにあらゆるステークホルダーとの対話及び協力によって、調査、研究、開発、事業創造、普及及び啓発することを目的として設立された団体(一般社団法人)です。


▼紙木折々の商品はこちらから

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