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紙木と365日のはなし


こんにちは

今回は木と和紙の椅子シリーズ
【紙木折々ーしきおりおりー】の
姉妹モデルとして登場した「紙木365」
についてお話しをしていこうと思います。

お付き合いいただけたら幸いです✨

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※プロフィールのストアよりご覧いただけます。


それではさっそく

「紙木365」(シキ サンロクゴ)は
紙木の椅子の姉妹モデルで、
スモールサイズの商品です。

全種共通して座る高さが36.5cmで、
スツールに至っては幅、奥行き共に36.5cmの
365サイズの立方体になっています。

一般的な座面の高さより低いので
ロースタイルを好む方にはオススメです。

紙木365スツール


ではなぜ『365』というサイズなのか?
その理由をお話していきますね。

■365日に想いを込めて

「紙木365」(シキ サンロクゴ)とは
365日、一年を表しています。

日本で伝統的に作られてきた品々には
[縁起]や[謂われ]を表したモノが
数多く残されています。
例えば、年末年始のこの時期になると
熊手やダルマなどを目にする機会が
多くなるんじゃないかなと思います。

それらに共通しているのは想いや願い、
あるいは祈りを込めたモノである、
という点ではないでしょうか。


そうした伝統的な品の一つに、神棚、があります。

日頃から木を扱い製品を作る環境に
いることもあり、大工さんから聞いた
神棚のサイズにまつわるエピソードなんですが。

神棚は「365日」その家、家族が、会社が
商売繁盛、無病息災、家内安全で
過ごせるようにという意味を込めて
神棚のサイズも尺貫法の3尺6寸5分(約110cm)
1尺2寸(約36cm)で作るものだ、
という事を教わりました。

※これは決まりではなくて、現在では住まいに
合わせてサイズや形状は様々です。


ボクがなるほど!と、心が動いたところは、
モノに想いを託す、あるいは
託した想いが形になっている
そうした風習に日本っぽいなぁと思ったからです。

そんな文脈をベースにして
数字(寸法)に落し込み、その数字に背景(意味)を作り、
モノに想いを込める日本らしさを感じる
「紙木365」を考案をした、という経緯です。

何を込めるかは紙木365を手に取った方が
それぞれの想いを込めてほしいなって思います。
もしくは「紙木365」が人から人へ想いや願いが
巡っていく「贈り物」になっていったら
素敵だなぁと妄想が膨らんでいます。


ボクら作り手がモノに想いを込めるなら
365日、1日でも長く一緒にいてもらえるように、、、

です。


ということで、紙木365は縁起の意味を
商品に落とし込んでみた、お話でした。


ご覧くださりありがとうございます。

これからも直向きに作り続けます。

ではまた




▼紙木365

「紙木365スツール」
W36.5xH36.5xD36.5 4kg
「紙木365ベンチ小」
W73xH36.5xD36.5 7kg
「紙木365ベンチ大」
W110xH36.5xD36.5 9.5kg



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