休職3ヶ月。変化したことは、激減した貯金とそれから。

甘ったれ社会人のくせに、

一丁前に精神が病んでしまった。

もともと、自分のメンタルにムラがあるのは、自分との25年の付き合いで把握していたはずか、食い止めきれなかった。

自分ならできる。やってやる。

という意気込みがすり減り、

自分じゃない誰かになっちゃいたい。

と、お風呂に浸かりながら日本酒を飲み、顔だけ湯船から浮かして泣いたときに、壊れたちゃったかもって思った。

『何が嫌かな？』

『もう少し気楽にやってみよう』

『物事の捉え方が厳しすぎるんじゃないかな』

５歳の子供と対話するように、

自分に語りかけても、『わかんないわかんない辛いの。』って泣くから困ってしまった。

少し有休をいただいて数日連休にしても気が晴れなかった。眠れなかった。眠ったかと思ったら夜泣いてた。

やっちゃった。

メンタルケアは社会人の基盤だぞ。

自分で自分を諭すけど、行き止まりの迷路に取り残されてしまった。

上司も最近の私を心配して、

『休職してみないか。』と言った。

営業は、自分の担当のお客様がいて売り上げが成り立つ。せっかく新規開拓に力を入れていたのに、全て引き継がれてしまうのが怖くてたまらなかった。

休職直後は、ソワソワ感と薬の影響からか、

とにかく眠っていた。

目が覚めて、現実と向き合うのが怖くて、

眠っていたかった　が正解だと思う。

外には出ない。何時に起きて何時に寝てるかもわからなかったし、どうでもよかった。

１日が過ぎたのか、２日が過ぎたのかさえどうでもよかった。通院だけのためにお風呂に入って、外に出る。

久しぶりの外だなって、

クーラーがききまくった部屋からでると外はちゃんと夏なんだなってことだけ確認してた。

食欲はない。

来週の精神科の受診予約をするカレンダーの日付を見て、

働いてたら今頃締め日だなんだって焦ってただろうなと思った。

ちょくちょくしていた貯金が少なくなっていき、お金の不安定は心の不安定に繋がるなって冷静に思った。

少し元気になって、誰かと話したくなっても、

休職しているとは言わなかった。

仕事をしなくなって、何にもしない自分を責めなくなったのは、2ヶ月が経った頃だと思う。

なにも生み出さなくても、

自分に価値があるってはなかなか思えなかった。思えなくなってしまってた。

自分のいいところ、少し改善した方がいいこと

何が辛くなるのか、何がいやで、何が嬉しいのか

そんなことを考えられるようになったのも、

２ヶ月が過ぎてからだったと思う。

心が疲れてしまったときに、

何を欲してるかなんてわからなかった。

少しだけ気が楽になること、

なんかちょっといいかもしれない

そういうものや人、場所に敏感になれるのもちょっと元気になってから。

とにかく寝て、寝過ぎちゃっても

まあ、いっか。休んでるんだし。って

思うように癖づけた。

１０月から復職に向かう。

自分だけは、自分のことをたくさん許してあげようと思う。

反省しても責めないであげて欲しい。

自分をぞんざいに扱う人からは、容赦なく立ち去って欲しい。

こうであらなきゃ、これをしなければいけないという枠組みで自分を苦しめないであげて欲しい。

柔軟にいこう。ゆっくりいこう。

また落ち込んだら、日本酒をかっくらおう。