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【必見】「覚えよう」とすることが無駄である3つの理由
今回は、「覚えよう」とすることが無駄である3つの理由について、記事を書いていこうと思います。最近、覚えることがたくさん増えてきて大変という方もいると思うのでさっそく結論から書いていこうと思います。
①記憶の本質は思い出すことである
②エビングハウスの忘却曲線を正しく理解していない
③覚えようとすることほど実は忘れやすい
④おわりに
①記憶の本質は思い出すことである
そもそも記憶の本質は覚えることでもなければ、忘れないことでもありません。むしろ、思い出すことにあります。記憶の本質が思い出すことだとすると、忘れないようにすることがいかに無駄なことをしているかがわかります。なぜなら、忘れていないことを思い出すことは出来ず、結果として記憶の定着が起らないからです。
記憶が定着するとはどういうことかというと、忘れないようになることではなく、ほぼ無意識にそれを思い出すことができるということです。無意識にそれを忘れ、無意識にそれを思い出せるようになれば記憶が定着しているといえるでしょう。
②エビングハウスの忘却曲線を正しく理解していない
勉強するときや、受験などで耳にたこができるほど聞いたと思います。エビングハウスの忘却曲線。どんなに大切なことでも、人は簡単に物事を忘れてしまう(のはとても良くないことである)ということが一般的な解釈だと思います。
まさに、この忘れることは良くないことという思い込みが人間の記憶力の限界を作っていると考えます。忘却バイアスとでも名付けて広まったらいいと思います。この思い込みを認識しない限りいつまでたっても、記憶が定着することはないでしょう。
③覚えようとすることほど実は忘れやすい
さらに、覚えようとすればするほど忘れるという事実すらあります。テストで暗記しなきゃいけないことをなかなか覚えられない、という経験がある方も多いと思います。
残念ながら、覚えようとすればするほどそのことを忘れてしまいます。なぜかというと、覚えるためにここまで注意を向けているのだから大丈夫だろうと脳が安心するからです。
つまり、覚えようとすることは忘れることにつながり、忘れたことをまた「思い出す」ときに記憶が定着すると思ってください。
ちなみに余談ですが、トラウマを克服するときにもこのテクニックが使えます。過去の嫌な記憶がフラッシュバックするということは、脳が思い出そうとしているからです。どうその事実がトラウマだったのかを具体的に思い出すことによって、そのトラウマを忘れることができます。
④おわりに
記憶術に関するテクニックがたくさんあふれています。ただ、これだけはまた思い出してほしいことは、記憶を定着させるためのテクニックは非常に地味だということです。記憶を定着させるということは、一部の人にしかできないテクニカルなものではなく、誰にでも出来る簡単なものなのです。
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