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本の紹介!第2回「都会すぎてもいやだけど田舎すぎてもいやだ?」

都会と田舎にいろいろ思うことあるよね~という雑談から、本を紹介してみた

前回、都会と田舎にまつわるしょーもない話をしてみて、本好きのゆうといとぽんが、お互いにPOPを書いておすすめの本を紹介してみました。

日常と非日常を行き来する

いと:私が今回選んだ本は、若菜晃子著『街と山のあいだ』。この本は山が好きな著者が日常と山を行き来した記録のエッセイなんだよね。もともと、山と渓谷という雑誌を編集していた人で。非日常と日常を行き来するという意味で今回のテーマにつながるなと思って選んでみた。

POPと本がコチラ!

ゆう:この本、ちょっとだけ読んだことあるけど、POPからは予想できんかったかも。
いと:読んだことあるんだ!前回の都会と田舎の話をしてみて、日常と非日常を行き来することで視野が広がるっていうのがあるなと思って。今いる自分の環境と違うところに行くことで、感性が刺激されるしね。遠くに行かなくても、身近なところでも非日常を取り入れられるんじゃないかと。
ゆう:なるほどー、確かにそういうところあるかもね。
いと:今エッセイブームが自分の中にきてるせいか、選ぶ本がエッセイ多めになっちゃってる気がする。笑

都会と田舎を経験したうえで、自分の生き方を模索していく

ゆう:じゃあ、次はわたし!選んだのは、藤井聡子著『どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜』っていう本。著者は富山出身のライターさんで、上京して何者かになるんだーって感じで東京で働き始めるのね。でも、30歳くらいで、やっぱ富山に戻ろうと思って帰ってくるんやけど、そうすると周りはもう結婚出産で、その価値観と闘いながら田舎で自分の生き方を見つけていくっていうエッセイなの。

POPと本がコチラ!

いと:へえ~。気になるな。
ゆう:この本は、もともとわたしが東京で働いとった時に新刊で買って。富山に友達がおって遊びに行ったことがあるから、本に出てくる場所も何となく想像できてさ。新潟に来た時に、絶対蔵と書に置きたいなと思った本。それで、この前の対談の後に再読して、やっぱりこの本やなと。田舎を体験してから読むとより共感できるなってところが多いねん。自分がどういう立ち位置でどういう風にやっていくか考えさせられる。こっち(田舎)でもんもんとしている人に読んでほしいなって思う。
いと:私みたいに新潟が長いと、知らぬ間に田舎の価値観とかこれが当たり前っていうのをインプットしてそうな気がして。そういう本を読むと、その知らぬ間に植え付けられた価値観に気づきそうだなって思う。目にしたけどまだ読んだことない本だったから、読んでみるね!

前回と選び方がちがっていたりもして

今回は、前回と逆で、いとぽんがほんのり遠回しな結びつきで本を選び、わたし(ゆう)はわりとテーマにダイレクトな選書でした。お互い、「逆やね!」となり、そんなところもおもしろい。
そして対談中にもでてきたけれど、今回偶然わりとエッセイ寄りな選書のいとぽんに対し、(いとぽんからすると普段小説を読んでるイメージな)わたしは児童書からのエッセイという振れ幅。こんなところも、次はストレートか!?はたまた変化球か!?とお互いの探り合いがおもしろい。

次回もお楽しみに!