【essay】何者かになりたい、という病
私は平凡な生き方というのが一番好きなのだけど、今の世の中、それは嫌だという方が多いということをうっすらと知っている。
『うっすらと…』というのは、そういう方々とは距離を置いていて、そういう方々と深く話すこともないからという意味だ。
先日、よく聴いているPodcast『となりの雑談』で、まさにこの『何者かになりたい人』のことが話題になっていた。
若い方などは、何ものかになりたいと思ったらなれる可能性は多くあるかもしれないが、40代、50代になってもまだそれを願って生きている方が