介護報酬改定〜驚き!😳💦 介護予防60分のリハビリの料金💦2021/4〜
日本では、保険を使って
リハビリを受けることができます。
4月からスタート。
改定された新料金です。
(現在は3年に一度の改定です)
リハビリ提供する会社に勤めていると
介護報酬改定に影響を受けるため
料金の変動については
興味を持つようになりました。
「介護保険は
料金が、コロコロ変わるね。」
お客様の言葉です。
料金改定の説明を
お客様にお伝えしました。
了承のサインを
いただくことができました。
病院での入院期間は
短期化し、
病院の外来で
リハビリを受けることが
できない方が増え、
在宅で安心して暮らせるように
介護保険は始まりました。
ご自宅で、保険で
リハビリを受けることができます。
【驚き!😳💦
介護予防60分のリハビリの料金💦】
介護予防サービス
(要支援1・2に該当する方へのサービス)
の料金が大きく変わりました。
介護報酬改定は3年に一回。
4月に新しくなります。
お値段が
コロコロ変わります。
振り回されるのです💦
3月中旬。
40分のサービスと
60分のサービスの
料金の詳細が分かりました。
介護保険で
“要支援”に該当するお客様への
料金の変更が、
驚きでした。
そんなこと?
本当にあるの?
自分の耳を疑いました。
20分単位の料金が決まっています。
40分の場合、単純に2倍のお値段。
60分の場合、お値段は3倍になります。
(計算上は…です)
けれども、
今回の改定では
60分のお値段が、
50%Off。
つまり…
40分リハビリを受けるよりも
60分リハビリを受ける方が
値段が安い💦
どういうこと?🤔
おかしな話です。
「…😅ほんとうなんですか?」
私は確かめたくて圏域リーダーのNさんに
尋ねました。
「ほんとうなんですよ。
…耳を疑うでしょう…」
Nさんは答えます。
「…ほんとうなんですね…🥲。
ガッカリです。」
「ガッカリですね。
…国としては、60分リハするな。
サービスを、使うなと言っている
…ようなもんでしょう…?」
特別な理由がある場合を除き
60分サービスを使わないように。
ケアプランには
盛り込まないように。
【60分のリハビリでできたこと:(例)】
60分ならでは✨のサービス😊でした。
外出練習。
入浴練習。
買い物。
料理。
複雑な工程の練習。
それぞれの、動作の分析。
60分の時間があればできていたこと
でした。
60分サービスの
ご要望内容は様々です。
“玄関から屋外へ移動して
外で歩きたい”
“浴槽への出入りや
洗体、更衣など入浴が危なくないか
みてほしい”
“冷蔵庫から材料を選べるか?
材料の皮を剥いて押さえて、包丁で切れる?”
“フライパンで焼いたり、
お鍋で煮たり、ガスや火は大丈夫?”
“洗濯機から
衣類を出してベランダに干したい”
“庭に出て、お花を植えたい”
40分のリハビリでは難しいことが
60分の時間があると、
できることがありました。
今回の改正で
難しくなってしまったのです。
【60分サービスでできたこと:Aさんとの回想記録】
ある日は
Aさんと一緒に外出練習したことを
思い出します。
Aさんは、病気が原因で麻痺があり
高次脳機能にも注意が必要な方でした。
一人で地下鉄に乗り、
お買い物に出かけられるのか?
Aさんには不安があったようでした。
「病気の前にはね、
よく出かけてました」
「出かけることが、楽しみでした。
買わなくても。
ウィンドーショッピング…に、
よく行ってましたから」
遠くを見つめるように、言われた言葉。
「よかったら、行ってみましょうよ!」
難波のT島屋へ
もう一度、一人で出かけたい。
ご自宅から、地下鉄駅までの歩行。
信号のない、車通りが少ない道で
行きましょう。
下り階段は後ろ向きで降りましょう。
本番まで
不安な階段や、
自宅前の砂利道。
何度も練習しました。
不安だった場所は
繰り返しの練習で
だんだんと体は慣れてきました。
歩くスピードもはやくなり、
おしゃべりする余裕が
出てきたのです。
本番の日を迎えました。
その日はいいお天気でした。
階段をおり、
切符売り場です。
時間はかかったけれども
よく見て間違えず、
切符は買えました。
改札機も通れました。
電車の乗り込みです。
駅のホームと電車の隙間も
なんなく、またげました。
練習での成果は出ていました。
練習では、バランスをとり
片足をあげ、大きく踏み出すこと。
ホームをイメージしていました。
電車を降りる時も
ホームまで注意して
足を伸ばせていました。
大丈夫です。
人混みをすり抜けることは
なかなか困難。
けれども
ゆっくり慌てず歩けます。
そして
周りの人が上手く
避けてくれました。
人混みの少ない時間帯を
選んで行動すれば
できそうでした。
実際に、
ご本人の力で
“T島屋”に出かけられた!
ご本人にとっては、
貴重な経験になりました。
自信を取り戻すことができました。
数週間後、
自分でも行けます!
行ってみました!
ご本人から
笑顔で報告がありました。
それから、
しばらくして…
リハビリは
卒業されました。
卒業されてから、
近所を通ると
肩に鞄をかけて杖を持ち、
ゆっくり歩いて買い物に
出かける姿を見かけました。
向こうから気づいて
声をかけて下さいました。
お元気ですね!!
すっかり
明るさを取り戻して
おられました。
高次機能障害を持っての調理。
火の始末。
人混みで移動する怖さ。
転倒のリスク。
当時は
たくさんの不安はあったようでした。
見落としたりしないか、
注意できているのか
ご自身では
なかなか分からなかったようでした。
【50%Off💦
国策の意図としては?
なんでしょう?】
私は、
勝手な想像をしていました。
「サービスはあるけれど…
会社側が、
60分の仕事を受けたくないように
させる意図はなんだろう?」
“介護予防”
に使うサービスを
減らすこと。
“お客様が使えないサービスにする”
使えない結果…
…サービスを使う人がいなくなります。
必然的に…
“60分のリハビリは、要支援の方には
必要のないサービス”
保険料を
抑える策?
抑えたように💦
みせる策?
現在の介護保険サービス
“要支援”の判定を受けている方
のサービスが
大きく変わる
介護報酬改定でした。
長文💦最後まで、目を通して下さいまして
どうもありがとうございました。
次回は、読んで下さる方が
少し笑みを浮かべられたり
ほっと一息つく時間
そんな時間になりますように。
これからもnoteを
続けていきたいと思っています。
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