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宿題バトルを終わらせたい! ーバイリンガル子育て

一冊の本から
過去の自分のバイリンガル子育てを思い出し
その失敗談を共有しようと思いました。

あなたは私と同じ過ちをしていませんか?

山口拓朗さんが11月に出版された
マネするだけで「文章がうまい」
と思われる言葉を1冊にまとめてみた。

 
本にある文章をマネして
文章フレーズを使って実際に書いてみることで
文章力が伸びるし
語彙力も増えるって画期的な本
です。
 
 
これって、私みたいに長年海外に住んで、
だんだん日本語忘れてきてるって人にもお勧めだし
海外で日本語を学んでいる子供たちにもお勧めです!
 

 
この本の一番最初の言葉「なぜなら」。
これって日本語補習校で学んでいる子供たちも
よく使って文章書いてますよね〜。
 
 
例えば、息子が小4のときに書いた文章
 
『教科書はデジタルがいいと思います。
なぜなら、教科書はいっぱいあると重たいからです。
 
この「~~です。なぜなら~~(だ)からです。」
は、本当に何度も何度も書いてました。
 
今、
息子が日本語補習校で書いた作文を見返してみると
本当によく頑張って文章を書いているんですよ。

読んでいて、ちょっと感動しちゃうくらい。
文字も本当に丁寧に書いていて、
息子の真面目で几帳面な性格がよく現れています。
 

確かに「字が上手い」とか「よく書けてる」とか
言ってはいましたが、
十分に認めて褒めていなかったと反省します。
 
すごく頑張ってたのに、
やれ「宿題やったの?」とか
「どうしてさっさとやらないの!」とか
言ってましたねー。
 

アメリカの現地校の宿題は
ほとんど手伝ったことがないし
宿題をやれと言ったこともありません。

自分から進んでやるんです。
 

でも、日本語補習校の宿題は
問題の意味が理解できないとか、
語彙力が少ないとか、様々な要因で
どうしても親の助けが必要になります。

小3くらいまでは隣でつきっきりで
小5くらいまでは夕飯を作りながら宿題を
見ていました。
 

なので、
宿題をやっている間は、私は他のことが出来ない。
だらだら「やりたくなーい」と時間をかけている
息子に、本当に腹が立って
「ママは忙しいんだから、さっさとやりなさい!」
って言ってたんですよ。
 
これ、コーチングを学ぶ前の私です。
 
「〇〇ちゃんは、朝、宿題やるんだって。
さっさと終わらせちゃえば、遊べるんだよ。」
などと、他の子を引き合いに出したり、
ああしたら?こうしたら?と
アドバイスを押し付けていました。
 
「なんでママは怒ってばかりいるの!」
「なんで他の子ばかり褒めるの!」
 
って息子に言われてるのにも関わらず、
 
「あなたのために言っているの!」
「怒られてる理由が分からないの!?」
って本気でいっていたんです。
 

私がもっと頑張れ、もっと頑張れって
追い詰めてたから、
日本語を勉強することは楽しいことじゃなく
頑張っても頑張っても
怒られることになってしまったんですね。
 

宿題をきちんとしていくことで、
授業にもついていける。
授業がわからなくなったら、
ついていけなくなったら、
補習校に通うのが嫌になるだろう
と思ってました。
 

日本語の宿題をやっている間は
息子も、私も、2人の諍いを見ている夫も
家族みんなで本当に嫌な思いをしていました。
 
今思うと、本当に自分が恥ずかしいです。
息子に悪いことしたなぁと反省します。
そして、息子にちゃんと伝えて謝りました。
 
 
『宿題はしなくてはいけない』
『バイリンガルの方がいい』
というのは私の思い込みと、押し付けです。
 

子供の人生だから、子供が自分で選んでいいんです。
親がこっちがいいと思っても、選ぶのは常に子供。
 

「ママはこう思うよ」ってIメッセージで伝えて、
あなたはどう思う?」って子供の意見を聞く。
 

親の意見と違っても「あなたはそう思うんだね」と
受け止める。
間違った選択だと思っても、あえてやらせてみる。
(もちろん、犯罪はダメです!)
失敗しても、大丈夫。
いつからでもやり直せる。
常にあなたの味方だよと見守る。

 

私もまだまだそう出来ない時もあります。
でも、常に息子の味方である努力を続けます。

そして、
子供の味方になれる親を増やしたいと思います。
 

私の恥ずかしい過去が
少しでもあなたの役に立てたら幸いです。


この話をポッドキャストでもしました。
聞いてもらえたら嬉しいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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