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不動産・物件活用・施設・まちづくり・お店・コワーキング

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不動産・物件活用・施設・まちづくり・お店・コワーキングスペースについて考えること。訪問記など
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記事一覧

ヘルシンキ中央図書館、Oodiが近所に欲しい理由。

今回、フィンランド航空の航空券が比較的安かったので、行ったことないヘルシンキ、しかも白夜の季節にあえて半日滞在することにして、 (ヘルシンキは空港と市内が公共交通機関で約40分で行ける) 前々から行きたいとチェックしてた三箇所をまわることにしました。 そのうちのひとつが、Oodi。ヘルシンキ中央図書館です。 調べたところ午後十時まで開いてるので、早めの晩御飯をすませた後の 午後八時あたりに行きました。 セキュリティは特になく、市民でも旅行者でも誰でも入れる図書館で

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新しい時代の銀行業とは?銀行の模索スペース~ドイツ銀行

ベルリン行ってきました。コワーキングスペースをめぐってるって言うと、ベルリンは?って聴かれるので。 ベルリンは?って聴かれても行ったことないんですーって誤魔化してきましたが、去年のサンフランシスコ訪問でコワーキングスペースをもう見るだけ見たのかもしれない。。と思うことがあり 無性にベルリンか、もしくはアジアのどこかを見に行きたくなりました。 で、蒸し暑いのは苦手なのでアジアを避けてベルリンへ。 日が長いけど、暑くなくて(航空券も安くて)最高!という6月に行ったのに、 予

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ぱっと見、人気カフェ~四役果たすけど一つできないことがあるMicrosoftのThe Digital Eatery

他の事業を主に展開する企業のスペース紹介が続きます。今回は、Microsoftが運営するThe Digital Eateryです。ベルリンのマイクロソフト社の一階にあります。 https://www.microsoft-berlin.de/the-digital-eatery 現在は、ベルリンとミュンヘンの二箇所にあるそうで。 アマゾンもグーグルもヤフーも無料のコワーキングスペースを提供しているし、マイクロソフトはどんなだろう?って、ワクワクして行きました。 で、火曜日

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きたるMaaSの時代に先手を打つ。参加型新規事業スペースVolkswagenのWe Space

事前調べ無しで、たまたま通りがかった、Volkswagenのスペース We Space。 前の記事でご紹介したThe Digital Eateryの横にあります。 The Digital Eateryが混み過ぎていて、取材どころじゃないとしょぼんとしてたところ そういえば、何か不思議なところを通りがかったぞと引き返し 訪問したのが、We Spaceでした。

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地域活性ワークショップごっこを辞めよう

「ぼく、17時半で帰らなきゃいけないんです。」 と、18時終了予定のワークショップでスタッフの男性(東京在住)が言った。 え、ってきょとんとしてたら、ワークショップ主催のふたりが 別室から入ってきて 「17:40までだいじょうぶだよ。19時すぎの広島空港の便だから」 って、他の地元の参加者の前でしれっと言う。 「え、何それ。俺もそれで東京帰りたい!・・・飛行機、〇万円でとれた!17:40に出て俺も飛行機で帰るわ!」 と無邪気に言う、閉会後に新幹線で帰る予定だったスタッフリ

不動産が財産から負債に変わる日

何の因果か、私の大学院は、社会基盤学科(土木)の都市交通研究室で フリーランスになってからの自分プロジェクトはコワーキングスペースの研究だったり。 空間活用だったり、街とか空間におけるひとの動線とか、観光も含めて、街に絡む仕事が多くて 世のトレンドで、空き家問題に直面することも多い。 私の家族にも空き家がある。鯉が何尾か泳いでいた池が庭にあるくらい立派なお屋敷が、大阪府枚方市でほぼ空き家になっている。 駅からは車じゃないと難しいくらい距離があるし、そのまま売るにも貸すにも

思いの成仏をさせないと空き家はなくならない

すみません。不動産とか空き家の投稿がつづきます。 この前、空き家で事業立案をするワークショッププログラムで 空き家の対象物件での出店条件を真っ当に擦り合わせていたら 「オーナーさんの思いを察しろ!!」とめちゃ罵倒されて けど、罵倒されながら、これが廃墟の原因だと気づいたわけで。 空き家とか廃墟をどんどん増やしているのは、 思いの詰まった物や建物の成仏のさせ方を、オーナーさんが知らないからじゃないかと思ったわけで。 私の班が担当した小料理屋の物件も、小料理屋をしても儲から

リノベーションスクールで罵倒された話(備忘録)

この前、市にサブユニットマスターを委託された、リノベーションスクールがどういう状況だったのか、訊かれることが多いので、ここに整理します。 ◆概要昨晩、真剣な話し合いで、真っ当な提案で 主催のおじさんになめるな!と脅され ユニットマスターのおじさんは、 私に、人を惑わせるから帰って欲しいと言う。 ふたりのおじさんに罵倒され 言い合いになり、私の人間性も否定される。 どんどん膨らむオーディエンスと、 私は彼らの前で泣きたくなかったからそこでは泣かなかったけど まわりの人らが

リノベーションスクールで地域の関係が壊れた話

ひとつ前の投稿から続きます。 ◆罵倒の終焉強面のスクールマスターの、不動産の所有の有無を確認した後の 「なめるな!!!!」 を聞いて絶句していると、 「コジマさんの言っていることは正しいけど、共感できない」 という結論にようやく、帰着します。 「オーナーの気持ちを察しろ」ループが終わり、この異様な空気に終わりが見えて助かった。と思うも この人たちは何を言っているんだろう?と考え込む私。 正しい、けど、共感できない、ってどういうこと? そして班長(ユニットマスター)

都市のデザインじゃなく、 総意のデザインが必要だ。

私の住む京都はホテルが足り過ぎているし、宿泊施設の稼働率は総じてよくないし、経営難のゲストハウスやホテルがどんどん売りに出ているし、宿泊サイトを見たら日本の中でも安く泊まれる街にもなっているし 街を歩いていてそう思う。 4-5年前に宿泊施設拡充・誘致方針が出され、京都にホテルをつくると儲かるらしい、という外の人の思惑と合意形成済みのプランにブレーキが利かず ホテル予定地はいまだにそこらへんに沢山あるし、ホテル予定地だったのだろうと推測される駐車場が、街中に空虚なエアポケ

『シャッター下りたまま商店街』っていうソリューションはどうだろう?

Uber eatsやECや通販が普及している今なら 『シャッター下りたまま商店街』。 商店街のシャッターを上げないと、、ってやっきになってもそんなもの 「北風と太陽」の北風をやっているようなものだ。 シャッターをあげる必要はそもそもどこにあるんだっけ? シャッターが下りていて困ることは何か。 そして、シャッターが下りている理由は? ってことを考えて たどり着いたソリューションは、『シャッター下りたまま商店街』。 どういうことかというと、シャッター下りたままのお店で U

高層マンションが100年後スラム街になるかもしれない

この前の三連休中日は、大工兼、暮らしの研究者をする3-4年来の友人の23歳大木くんと、京都~神戸ドライブをし 無口そうだけど喋る大木くんとの会話は、ぽつりぽつりといい感じで弾み、様々な話をする中でビルの話になり 大木くんが、高層ビルの壊すときが気になる。と言い始めた。 鉄筋鉄骨の寿命は50年と言われているから。 木造の建物は壊すのに手間はかからない。木材の処理は燃やすか粉々にするか、立派な木材は再利用できる。 けど、築50年、100年の鉄筋鉄骨のビル(特に高層ビル)を壊す

京都に住む100の理由。(書き途中です。)

日曜の昼下がり、 元シェアメイト(昔、シェアハウスで一緒に暮らしていた友達)から、突然 我が家で京都移住を検討しているから話を聴かせて欲しいと連絡があって、 その次の日の22時から、Zoomで話すことになった。 なんとまぁ。これもコロナの影響かしら。 ということで、せっかくなので、 京都移住5年目のわたしが 京都に住む理由を思いつく限り、つらつらと書きます。 1.鴨川がある。  いま住んでるところから徒歩2分!散歩にサイクリングに最高に気持ちいいよー! 2.通りの名前

京都で着たい服と東京で着たい服は変わる。

書きたい、書けない、のはざまを行ったり来たりしていたら いつのまにか七月になっていました。 ほんとはもっと軽やかに文章を書けるようになりたい。 みなさんお元気ですか。 しごく当然のことかもしれないけど、 月に一度ほど東京⇔京都を往復する生活を再開すると 京都で着たい服と東京で着たい服が違うなぁと感じたわけで。 東京で着たいのは、シュッとした服。 パンプスにビジネスカジュアル的なスカートとシャツだったり、ワンピースだったり。おしゃれできっちりしてるなぁと思われる服。 京都