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超絶モテまくった友人に聞いた、「〇〇な男はモテない」たったひとつの条件。

私の知る中でトップクラスにモテただろう友人(男)がいる。自分から話すことは決してないが、仲のいい私があれやこれや聞き出したら、まあまあ出てくる出てくる、経験人数はえええ?というほどの数字だったり、1日に最高10人に告白された経験があったり、同時に最高3人のストーカーがついたり、まあやりたい放題である。私が知り合ったのはその超絶モテ期を過ぎて落ち着いた頃であったが、まあ確かに見目はいいし、身長は高いし、話は面白いし頭はいいし仕事はできるしスポーツマンで学歴は見栄え良く、納得というところであった。誇らしげに話してたわけでもないし、嘘を一切つかない人なので、本当なんだと思う。

(余談だが、私は彼と前の職場の同僚でしばらく付き合っていたのだが、男女仲良くて恋愛沙汰のない職場だと思っていたものの実は彼のファンは結構いたようで、私と彼が付き合っていると知れ渡った途端に仲良くしていたはずの女性同僚たちに総スカンを食らったのは今やいい思い出である。それ以来軽く女性不信になってしまったが。なお、彼は別記事に書いたモラハラ男とは別の好人物である)

さてそんなモテる彼、別にモテようと頑張ってそうなったわけではなく、ナチュラルに幼いころからモテていたようだ。特段お洒落なわけでもなければ女性を口説くのがうまいわけでもない、でもなんとなくライオンみたいな生来の動物の王者感があるので、まあこちらも納得である。

それが、地元から東京の某有名パリピ私大に進学してからフィーバーが起きたようで、男女年上年下問わずあらゆる人に声をかけられ続け、数か月先まで毎日飲み会だの遊びだのので予定が埋まる状況になったそうな。毎日遊んでは誰かの家に泊まり、山手線の各駅に泊めてくれる友人がいたとか、みんながおごってくれるから最長2ヵ月財布を開けなかったとか、はたまたブランド品の高い財布や服を買ってもらうこともあったらしく、「東京はばーちゃんちみたいだったなあ。なんか、いるだけでみんな喜んでくれてあれこれ世話を焼いてくれた」と、懐かしそうに語っていた。なお、「僕の大学の友達はだいたいみんなこんな風」とのことである。「僕は特にひどい方で、魔界の中の『雷禅』(注・某漫画に出てくるずば抜けた強キャラ)と言われた」らしいが。東京の私大生の生活を私は知らないのだが、そんなにみんな飲みまわって異性関係が派手でおごられまくるものなの…?大阪での初めての一人暮らしで、「故郷を離れた人間は常に寂しさを抱えて生きてゆくものなのだ」と枕を涙に濡らした私の立場はどこに。

彼曰く、「モテる男」という立場が確立すると、それがブランドのようになってさらにモテがモテを呼ぶバブルみたいなことが起こるらしい。モテる男と付き合って優越感を楽しみたい、という女性がいるのかなあ。最近トロフィーワイフという言葉がネット上に顔を出すようになったが、トロフィー彼氏を求める女性も一定数いるようだ。

なお、世の中には「モテたい」と努力する人もたくさんいるが、意図せずモテすぎるのもなかなかつらいようだ。普通の友達だと思っていた子や、一度会ったかもよく覚えていないような子が思いつめた表情で次々に告白してくるのは、無下にもできずだんだんうんざりしてくるらしい。女性のストーカーがつくのも気分がいいものではないようだ(そらそうだ)。病気で抵抗できない状態で女性からの性被害に遭ったり、よく知らない男性に刃物を向けられたり(動機は最後まで不明)したことも幾度かあるようで、モテる男もなかなか大変である。

そんな彼も、時々は自分からナンパをすることもあったらしい。モテすぎて女性へのハードルが極端に低くなり、「あの頃はナチュラルに、かわいいと思ったら即声をかけていた」そうだ。なお、「美人のほうがナンパは成功しやすい」らしい。ブスは知らない人に話し掛けられることに慣れておらず、猜疑心が強くて成功しづらいと(わかるぞ…)。

さてそんな彼が言っていたことがある。「〇〇な男はモテない、というのは基本嘘」とのことだ。

彼は実際に、髪の毛がボサボサだとか、服装が皺くちゃだとか、ダッサイ服を着ているだとか、そういうものを片っ端から試してみたそうである。それでこのモテが止まることがあるか、検証してみたと。そしたら、どれもこれも「それでもモテた」。それで冷められることも無ければ、ナンパが成功しないということも無かった。他にも歯を磨いてないとか、爪に垢が入っているとか、鼻毛が出ているとか眉毛が繋がっているとか(彼は今もだいたい鼻毛が出ているし眉毛もボサボサである)、他人に一切気を遣わないとかメールを返さないとか、時にゴリラなどと暴言を吐くとか(今も時々言うのでケンカになる)、まあありとあらゆる「〇〇な男はモテない」を試したという。でも「すべてモテた」と。

ただ、一つだけ「これだけは絶対にモテなかった」というのがあったらしい。



それは、「長期間風呂に入らず、クサい」。



この時は、知り合いの女性からも嫌がられ(物理的な)距離を置かれ、ナンパも一切成功しなかったそうである。生理的な不愉快さはイケメンの魅力を凌ぐ。

なので、よく言われる「男は清潔感」というのはとどのつまり、においということのようだ。彼曰く「『〇〇な男はモテない』系は全部嘘。ただ、クサいやつはマジでモテない」とのことである。

というわけで、モテるのがいやなときは、クサくなるのがいいかしれない。「自分でも耐えられなくてつい風呂に入ってしまう」という致命的な欠点があるが。

そしてもし、オレっていいやつなのにモテない…なんでなんだ…モテたい…と悩んでいる人がいたら、まず自分の体臭をチェックするのがいいかもしれない。うまくハマれば、モテバブルに入れるかもしれない。そんでナンパは美人を狙ったほうがいいのかもしれない。

あと、彼の話を聞く限り、バカでもモテるのだろう(褒め言葉)。バカより体臭を気にしよう。

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