恋愛クラッシャーに贈る💛女性らしさの抑圧を開放せよ(克服編①)
女性としての自信の無さから、彼と深い関係になる前に、恋愛を自ら叩き壊したくなる衝動に駆られてしまう(=恋愛クラッシャー)マナミさん(30)。
一体マナミさんの過去に何があったのか。クマくんがカウンセリングで紐解いていく。
■解決策は、女らしさを抑圧してしまう癖の開放
🐻「これまでの恋愛を教えてください」
👩「学生時代に1年付き合った彼がいましたが、社会人になり私が地方に転勤することになってお別れしました。社会人になってからは、3カ月、1か月、半年と短命な恋愛を繰り返してきました」
🐻「恋愛の始まりは自分が好きになる方?それとも好きになってもらう方?」
👩「学生時代は自分が好きになるけど、積極的に行動に移すタイプではなかったです」
🐻「それはなぜ…?」
👩「小学生の時から、異性と親密になること以上に、同性に嫌われることを避けてきた自分がいました。小学校3年生で転校した先の学校は、小学生ながら異性と交際したり、恋愛がとても盛んだった。だからこそ、好きな男の子がかぶったり、男の子の前で可愛い子ぶりっている女子の悪口を言ったり、、、異性関係でトラブルに巻き込まれる同級生をたくさん見てきた。
友人関係に別れはないけど、異性関係には別れがあるから、私は友人関係を優先することをとった。
私は活発で明るいし、運動神経もよくて社交的なので同性含めクラスの人気者的ポジションだった。でも無意識のうちに、同性の目の敵にならないようにと、恋愛に興味ないっていうスタンスや女の子の中での男の子的ポジションを自ら確立していった部分はあります。」
🐻「なるほど。女の自分を出さないように抑圧してきたんですね」
👩「うーん、そうですね。抑圧するという点に関してはもう一つあります。」
🐻「聞かせてください」
👩「私は兄が一人いるのと、家の向いに親戚の男兄弟が3人いた。それと家の横には年の近い男兄弟3人。小学生の時、よくこの男の子7人と私の計8人で遊んでいた。紅一点ではあったけど、男の子の中で遊ぶには自分は男の子になるしかないと思っていた。」
🐻「女を出したら告白されたりして関係性が崩れるし、男の子8番目を演じることで上手く仲間に入れてもらってたんだね」
👩「そうですね。女の子の間でも男の子の間でも、このキャラだったらどっちでも上手くやっていけると思い、自然に身に着けてしまいました」
🐻「マナミさん。具体的な解決策は、その女らしさを抑圧してしまう癖の開放です。」
👩「癖の開放⁈」
■変化を拒む『ホメオスタシス』
女友達の間でも、男友達の中でも、女らしさを抑圧し、〝男の子〟を演じることで人間関係を円滑にすすめる術を身に着け、小学生から今まで生きてきたマナミさん。しかしこの癖が、恋愛に進展した時に邪魔をしてしまうことが判明した。
🐻「今はもう小学生ではないから恋愛に走ったとしても非難する同級生はいない。それでも男に対して女性らしさを出したり、弱い自分を出したり、甘えている自分を自分自身で毛嫌いしているし、『そんな自分は自分ではない』と勝手に課しているんです。だって小学校3年生から人間関係を円滑にするために〝男キャラ〟を作って甘えない自分を18年間作り上げてしまったから。
だから恋愛に進展し、女を出す自分に気づいた時、元の自分に戻らなきゃと癖が邪魔して関係を解消したくなってしまう。
この元の自分に戻そうとすること、変化を止めようとする働きを医学用語・心理用語で『ホメオスタシス(恒常性)』と言います。
👩「ホメオスタシス‥‥?」
🐻「マナミさんは、自分マインド(=少女マインド)を抑圧してきた人生を送ってきた。でもそれを開放することがあなたらしく生きれることなんです
でもそのためには、常にそのままでいたいと変化を拒む『ホメオスタシス』を外さなくてはいけないんです」
マナミさんの恋愛に限らず、あらゆる人が成長し、変化する過程で阻害要因になりうる『ホメオスタシス』。
果たしてマナミさんが女性らしさを抑圧してしまう癖を解くには具体的にどうしたらいいのか。
(次回)恋愛クラッシャーに贈る💛思い込みを解く(克服編②)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?