見出し画像

近場の湖から海での船釣りまで!釣り好き職員が語る、熊本での「釣り満喫生活」

熊本県庁のくまもとLoversが語る「私はくまもとのココが好き!」。今回は、幼い頃から釣りにハマり、県庁マンとなった今でも趣味として釣りを楽しんでいる濱名さんに、熊本の魅力を伺いました。

濱名 崇英さん
熊本県出身。学生時代は県外で暮らすも、都会で働くイメージが持てず、熊本に戻り2010年に熊本県に入庁。現在は移住定住関連の業務を担当。
釣りとの出会いは小学校4年生の時。祖父に連れて行ってもらった江津湖で初めてフナを釣った時の感動が忘れられず、以来、魚釣りにハマる。現在、3児の父として仕事や子育ての合間を縫いながら、熊本の海で魚釣りを続けている。

フナから始まり、釣り好きへ

生まれてから39年間、そのほとんどを熊本で暮らしています。大学の4年間こそ福岡で生活していましたが、生まれも育ちも基本的には熊本です。

今では家族もできて、月に1度の釣りを楽しみにしている私ですが、はじめて釣りをした経験は小学4年生の頃でした。熊本市内にある江津湖で祖父に教えてもらったのがきっかけで、フナが釣れたことにとても感動しまして。魚釣りでは「フナに始まって、フナに終わる」という言葉があるのですが、まさにその瞬間こそが、私の釣り人生のスタートだったように感じますね。

それ以来、魚釣りにすっかりのめり込みました。私の父も釣りが大好きで、学生時代はよく川や海に連れて行ってもらいました。親子揃って釣りが好きなので、話題に上がることも釣りのことばかり、そんな家庭で育ちました。

私にも3人の子どもがいるのですが、いつか一緒に釣りができたらいいなと思いますね。まだ上の子が小学1年生で、一緒に釣りをすることは難しいのですが、それでも川で海老を取ったり、水遊びを楽しんでいます。

私がはじめて魚釣りをした江津湖という場所は、湧水が豊富で、緑も豊かで、それでいて市街地からも近いので、週末に子どもと遊びに行くにはピッタリなんです。そこまで水の流れが速い場所でもないので安全ですし、それでいて適度に管理されているので、安心して自然に触れられるスポットとしておすすめですね。

魚が釣れたら、ただのクーラーボックスも玉手箱に

社会人になってからは、よく船に乗って海釣りに出ています。だいたい朝6時の天草発の船に乗るので、夜中の2時半には熊本を出ないとダメなんですよね。そこから昼の12時まで目一杯釣りをして、夕方頃に家に着いたら、釣った魚を料理して夕飯に間に合わせる、そんな休日を楽しんでますね。

食べるその日まで泳いでいた魚って、やっぱり味も鮮度も全然違うんです。釣った魚を家族も楽しみにしてくれているので、家に着いたら「今日はこれが釣れたぞ!」って、クーラーボックスを玉手箱みたいに開けるんです(笑)

つい先日釣りに行ったときは、そこまで調子が奮わず30〜40cmほどの鯛が釣れたくらいでしたが、日によっては90cmを超えるようなサイズの魚が釣れることもありますよ。

海釣りを始めるまでは、川釣りが多かったので、魚を釣ってもその場でリリースすることが多かったんです。でも、海で魚を釣るようになると、美味しい魚もたくさん取れるようになるので、いまは包丁からまな板まで、一式揃えるまでになりました(笑)釣った魚を三枚おろしにしたり、刺身にしたりと、自分でサクッとできるようになりましたね。

釣りから始まるコミニュケーション

釣りって1人でもできるイメージがありますけど、釣りをきっかけに人間関係が広がることもあるんですよね。前の職場の同僚は、私が釣りの魅力を伝えているうちに、どっぷり釣りにハマってましたね(笑)学生の頃だと友達もすぐにできますけど、社会人になると、職場の人とご飯を一緒に食べるくらいで、趣味を一緒に過ごす仲間はなかなかできないじゃないですか。その中で、釣りをきっかけに友達ができたり、一緒に釣りに行けるまでの仲になれることは、とても嬉しく思いますね。

私は釣りをするためによく海に行くのですが、別に魚を釣ることだけが目的ではないんですよね。綺麗な島を見たり、海を見て癒されたり、船釣りに行くときに小さなクリームパンを持って行くんですけど、そのパンを船の上で食べるのも楽しみのひとつです。

友人と一緒に釣りをすることが多いのですが、「今日はどんな仕掛けでいきましょうか」とか、「どの形のルアーが一番釣れますかね」とか、そういったコミュニケーションも釣りの面白さなんですよね。本当に何気ない会話ばかりですけど、私にとってはそんな時間が楽しいので、魚を釣ることだけを楽しみにしているわけじゃないんだなって思います。

本当なら毎週釣りに行きたいくらいの気持ちですが、子どもも小さいですし家族との時間も大切なので、いまは月に1回ほど、釣りに行く時間を作っています。

釣り好きには堪らない、熊本ならではの釣りライフ

ここまで熊本での海釣りの魅力を語ってきましたが、熊本では海釣りだけでなく、江津湖などでのフナ釣り、球磨川や菊池川での鮎釣り、他にも渓流でのヤマメやアマゴ釣りなど、さまざまなスタイルの釣りを楽しむことができます。
私の場合は海釣りにハマっており、海釣りするときは「今日はどこの海まで行こうか」って考えるんです。例えば、1時間で行ける範囲なら三角までだな、2時間かければ天草諸島本土まで行ける、3時間なら牛深も行ける、みたいに。というのも、海によって釣れる魚が全然違って、もし牛深まで行けばとんでもなく大きな魚が釣れる可能性があるんですよ。時間をかければかけるほど、釣れる魚もレベルアップする感覚は、釣り好きの人にとってハマる要素なんですよね。

家の目の前に海が広がっていて、すぐに釣りができる環境も素晴らしいですが、移動するほど釣れる魚が増えていく熊本も、釣り好きにはおすすめな環境だなと思います。

あとは、一言で海と行っても、熊本には有明海があったり、東シナ海があったり、いろいろな場所があります。海によって釣れる魚は違ってくるので、「今日はこっちの海で釣ろうか」と選択肢があることは、釣り好きにとっては楽しみでしかないですよね。


初心者こそ船釣りを。釣り好きがおすすめする熊本での暮らし

趣味っていろいろなものがありますが、中でも釣りって、初めての方にはとっつきにくい印象があると思うんです。釣具を揃えることもそうですし、朝が早いイメージもありますし。特に、船釣りとなると、そのハードルはかなり高くなるんじゃないですかね。

でも実は、釣り初心者の方にこそ、船釣りは向いているのかなって。例えば、堤防から釣りをしようと思うと、道具をすべて揃える必要があるので何かと大変です。でも、船釣りであれば、船に乗ってしまえば、釣りに必要なものは全部貸してもらえることも多いんですよ。当然、船の中にトイレもありますし、ゆっくりできる環境も整っています。魚もたくさん釣れますし、初心者の方でも楽しめる環境だと思いますね。早起きさえできれば問題ありません(笑)

あと、海を見にくるだけでも楽しいと思いますよ。美味しいものもいっぱいあるので、海を見ながらご飯を食べてもいいですし、海を感じるだけでも癒されます。

釣りって、あくまでひとつの趣味なので、人によっては海や川のそばでのんびりするだけでも十分だと思うんですよね。子どもを連れて水遊びをするのも楽しいですし。そういう意味で、趣味を満喫しながら、豊かな自然の中で子どもと楽しめる熊本は、非常に面白い地域だなと改めて感じています。