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転職活動記 [Webデザイナー実務未経験]

こんにちは。 先日、転職活動を終えたくまみと申します。
この度、IT企業のWebクリエイターとして内定をいただきました。

私が内定をいただいたポジションは、いわゆるWEBサイト制作のデザインをするといった、一般的なWebデザイナーではなく、最新のシミュレータや電子教材の開発、制作をするといった感じなので
職種区分的にはWebクリエイターが一番近いのかなと思います。結構、私の希望していたポジション。

機密事項が厳しいため業務内容は伏せますが、特定の業界に特化した専門知識も求められるため、めちゃくちゃに難しそう...!

しかし、直取引で全ての工程を自社内で出来るから、かなりやりがいはあるのではないか感じました。

この素晴らしいチャンスを活かしたいと思っています。

Photoshop、Illustratorのデジタルデザインスキルや、HTML/CSS、JavaScriptなどのプログラミングスキルの経験が積めるので頑張りたいです(^ ^)

今回の記事では、実務未経験の私がWebデザイナーとして内定を得るまでの体験記をお届けします。
少しでも参考になれば幸いです。

はじめに

さて、はじめに簡単な私のプロフィールを記載します。

  • 年齢:22歳

  • 学歴:美容専門学校 → プログラミングスクール

  • 職歴:化粧品会社の百貨店美容部員

美術や動画編集など視覚的な表現が好きだったため、美大進学を検討していましたが、興味のあった美容専門学校に進学。
その後、化粧品会社の百貨店美容部員として働きました。
しかし、合わない環境で無理をし続けた結果、ドクターストップがかかり、キャリアの方向性を見直すことに。IQ検査などを通じて自己分析を行い、プログラミングスクールを修了しました。

詳しい自己紹介↓

スクールの学び〜ポートフォリオ作成まで

プログラミングスクールで学んだスキルには、HTML5やCSS3のコーディング、JavaScriptのプログラミング、そしてPhotoshop CC2.0やIllustrator CC2.0、Figmaなどのデジタルデザインが含まれます。

私は学生時代勉強が苦手な方だったので… ちゃんと習得できるのか不安になりました💦

初めて教科書を読んだときは、「理系でもないのにこんな難しそうなことできるのか…?」という気持ちになりました。笑
最初はわからないことだらけだったので、トータルだと1日6時間は学習していたと思います。

私の受講したスクールは、基本的にはオンライン自習をベースに進めるスタイルでした。

教科書を見ながら実践し、理解できない部分があればマンツーマンで授業を受ける形です。この方法では、自分のペースで学習を進める自由がありましたが、その反面、スケジュール管理が求められました。

私にはこの自由なスタイルが合っていましたが、もし学習環境が管理されていないと不安な方は、通学型の職業訓練校やスクールの方が適しているかもしれません。

学習を進める中で、プログラミングには必ず行き詰まりがあることに気づきました。

例えば、エラーの原因がわからず何時間も悩んでいたのが、ふとした瞬間にスペルミスに気づいて一瞬で解決することも。

自分がわからないと思うポイントって、実は多くのプログラミング学習者が頭を悩ましている問題である場合が多いので、そんな時は何時間もうんうんと悩まずに切り替えレッスンを予約してました🧑‍🏫

それでサイトを動かせたときにはめちゃくちゃ達成感がありました(^_^)

ポートフォリオ作成においては、実際の案件に近い課題に取り組みながら、講師からのフィードバックを反映させていきました。

ポートフォリオのデザインにおいて意識したのは「ユーザー視点」。

見せる相手に適したレイアウトや情報整理を心がけ、相手が理解できる制作物を目指しました。

おしゃれでセンスのあるデザインも素敵!なのですが、私の場合は企業に提出するためのものであるため、以下のポイントを特に意識しました。

  • 実績が全体の7割以上になっているか

  • 表紙でセンスを伝えられるデザインになっているか

  • Webデザイナーとしての強みが提示できているか

  • 実績がなくても自主制作による研鑽が見て取れるか

  • 制作実績で課題解決のプロセスを簡潔にまとめているか

  • 制作実績には制作期間、担当領域、使用ツール、最終形の有無が確認できるか

  • パーソナリティが感じられる周辺情報が掲載されているか

このように細部まで意識してポートフォリオを作成しましたが、データをPDFでしか保存できていなくて最終的には全て1から作り直すというアクシデントが…😱

それでも、何とか期間内に完成させることができました。めっちゃ焦った〜!笑

スクール修了時には、技術標準規格に基づいて発行されるオープンバッヂも取得し、新たな一歩を踏み出すことができました。

いざ、就職活動開始


プログラミングスクールを2月末に修了し、3月から本格的に就職活動を始めました。

この5ヶ月間、私の就職活動は予想以上に厳しいものでしたが、数多くの学びと気づきも得ることができました。

応募状況と結果はこんな感じ↓

  • 応募企業総数: 36社

  • 書類選考で落ちた企業: 31社(うちサイレントお祈り: 7社)

  • 面接まで進んだ企業: 3社

  • 内定を得た企業: 2社

内定の承諾には、企業側の対応の誠実さや安定性など、信頼性が高いと感じた企業を選びました。

使用した転職サイトは以下の通りです↓

  • DODA

  • ワークポート

  • マイナビ転職

  • エン転職

  • Green

  • 転職サイトtype

  • リクルートエージェント

  • 直接応募

  • レバテックダイレクト

これらのサイトを駆使して求人を探しましたが、総合的にはDODAが最も使いやすかった印象があります。
DODAでは11社のWebデザイン関連職に応募できました!

一方、GreenやレバテックダイレクトはIT系に特化しているため魅力的な求人が多いものの、実務未経験者にはハードルが高かったと感じました。

マイナビ転職やエン転職は使いやすかったですが、クリエイティブ系の求人は少なかったため、魅力的な求人が出るときに応募するというスタイルを取りました!

転職サイトtypeはエージェントが非常に親切で、企業との交渉や情報提供をスムーズに行ってくれたので、実際に内定が決まったのもここでした。
(ただし、求人サイト自体は少し見にくい印象がありました。)

Indeedや求人ボックスでは、文字だけの求人が多いものの、新着求人が見つけやすかった印象です。

どの求人サイトでも共通して言えることですが、直接応募できる企業があれば、エージェント経由よりも直接応募を選んでいました。

理由は、エージェント経由だと紹介料が発生しますが、直接応募であればコストを節約できるため、選考過程で有利になることもあるようだったからです。

書類応募中の段階で一番最初にぶち当たった最大の壁は「実務未経験可の企業が絶望的に少ない」と言うことでした。

時期も関係しているかもしれませんが、webデザイナーの未経験可求人が少ない理由として、技術的なスキルや競争の激しさ、業界の求める期待値の高さが影響しているみたいです。

今かなり人気の職種なので、企業も経験者や即戦力を求める傾向が強いんですよね。

当初はこんなに厳しい道だと思わなかったため、実務未経験の厳しさを肌で感じる日々が続きました。

「未経験9割!夢のwebデザイナーに!」「完全未経験からWEBデザイナー!」みたいな求人や広告をよくみますが、正直、現実そんな甘い世界ではありません。

個人の意見ですが、そのようなワードで求人を募っている会社があったらむしろ警戒した方が良いかもしれません。

甘い言葉で入社し、蓋を開けて見るとほとんどデザイン業務が出来ず、業務時間内はコールセンターや家電量販店に派遣されて休日を使って自宅で勉強をさせられる…なんてこともあるようです。
(もちろん全てがそうとは限りませんが。)

また最初からWEBデザインに携われる企業は、未経験可でも「スキルはある前提」の企業がほとんどだと思います。

私自身も、プログラミングスクールでスキルを身につけたにも関わらず、ネット上にあるWebデザイナーの求人をほぼすべて見たのではないか…?
と思うほど、新着求人がなかなか見つからずかなり苦労しました。

体感としては3月、4月は撃沈状態。
5月の後半ごろから本当にすこ〜しずつ出始め、7月に徐々に増えていった感じ。
実際内定が出た会社も7月に応募した会社でした。諦めない強さが大事ですね。

求人が出ない間はキャリアコンサルタントの方と、応募書類の見直しや模擬面接練習をするなど、今できることをするよう切り替えていました。

特に面接練習はやればやるだけ力になりますし、どんどんコツが掴めてきます。

書類選考での2つめの壁は「前提として書類が通らない」という現実でした。

人気の職種で実務未経験求人には応募が殺到し、中には経験者が応募しているケースもあります。

そのため、書類が通らないことが多く、自分の努力ではどうにもならない状況に直面しました。落ちるたびに「もうWebデザイナーになるのは無理なのかな…」と心が折れそうになりました。

やっと見つけた貴重な求人のために、何日もかけて作成した書類をものの数分で不合格メールがきたり。もしくはサイレントお祈りされたり…、

そうなると自分を否定された気持ちになるのが辛いんですよね。

そんな中、一つのWeb制作会社から届いたお祈りメールには心が軽くなりました。内容は以下のようなものでした:

「限られたポジションへの応募者の皆様の全員のスキルセットと経験を総合的に評価し、会社の現在のニーズと最も合致する候補者を選出しております。なのでこの選考結果が能力や可能性を反映しているわけではございませんこと、何卒ご承知いただけましたら幸いです。また、将来的に再度当社の求人にご興味をお持ちいただける機会があれば、ぜひ再度のご応募をお待ちしております。」

とあるWeb制作会社のメールより

多くの企業が定型文を使うのは仕方がないことですが、このように応募者の立場に立って少しでも配慮した言葉をかけてくれると「自分のことをきちんと考えてくれているんだな」と感じられますよね。

就活でメンタルジェットコースターだった状況の中でのこうした小さな優しさや気遣いが、当時めちゃくちゃ染みたのを覚えています。

でもこれって本当にそうなんです。

キャリアに精通した方々の意見でも、「書類はタイミングや運が9割」と言っていたので、お祈りメールがきても諦めずに応募を続けてみることの大切さを痛感しました。

実際通った唯一の3社の共通点は、求人が出たタイミングですぐに応募したところでした。

5ヶ月間での就活の気持ちの持ちようとして、ダメだったら「縁がなかったんだな」「カラーが違ったんだろうな」マインドでいくと私は少し楽になりましたので是非このマインドで行ってみると良いかもしれません😌!

実際の面接体験

36社応募した内、書類通過した3社はDODA、マイナビ転職、転職サイトtypeで一社ずつでした。
書類選考→適性検査→面接(2〜3回)→内定という流れの会社が多かったです。

どの会社も共通していたのは、新卒の時とは異なり、約1時間ほどの相互理解を通じて両者のマッチングを見極めているという印象でした。

そのため最初に採用担当者や技術職の方が会社の業務内容などを丁寧に説明してくれたので、その後の質問もスムーズに行うことができました。

また、どの会社も話しやすい雰囲気を作ってくださり、フランクな感じが印象的でした!

「質問はありますか?」の時間が多く取られていたので、わからないことや疑問に思ったことがあれば素直に聞くと良いと思います。

ただし、サイトに書いてあることを質問すると企業研究不足だと思われる可能性があるので注意が必要かも。

私は質問することがなくなった際に「最後に意気込みを言わせていただいてもよろしいでしょうか?」と尋ね、一言意気込みを伝えてから締めくくっていました。

どの会社でもこれを言うとにっこり笑ってくれた印象があったのでおすすめです。笑

私は聞かれる内容としては、このサイトを参考にしていました。↓

https://webist-cri.com/article/detail/5521

予想外の質問としては、社長さんとの1対1の最終面接で「もしプロジェクトで期待されていた制作物を作れなかったらどうしますか?」と聞かれたこと。

この質問には戸惑いながらも頭をフル回転させましたが、「硬いな〜」と言われてしまいました…笑

確かに、何もかも最初からうまく行くことはないですもんね...。

なんて言えばよかったんだろうと色々調べた結果、個人的には自分の問題解決能力と、チームでの協力姿勢を強調すると良い印象を与えられるかもしれません。

また、状況を前向きに捉え、信頼の改善への意欲を示すことも大切なのかなと思いました。いや〜難しい!

私の場合は短期離職やブランクがあったので必ず突っ込まれましたが、これについては柔らかい表現で正直に話しました。

嘘で塗り固めると後々苦労するのは自分ですし、Webデザイナーになりたいという以前に、「心身ともに安定して長く働きたい」という気持ちが強かったので、理解をしてくれる企業が良かったというのもあります。

クローズ就労だとどこまで自己開示していいか難しいかもしれませんが、面接では素直に正直に、でも最後は前向きな言葉で話すように意識しました。

そういった姿勢を評価してくれる企業は少なからずあると信じていましたので。

質問内容に息詰まって沈黙してしまうことは誰でもありますが、その際は「少し頭の中を整理させてください」と素直に言っていました!

これは面接練習でいただいたアドバイスで、とても役立つのでぜひ試してみてください。

面接を通じて、最終的には自分が興味ある分野のIT企業から内定をいただきました。

面接の雰囲気も良く、技術職チームも出張で各地を取材したり、取引先との会議に直接関われたりするようなので、幅広い可能性を広げられるよう頑張りたいです。

内定をもらうまでの工夫


就職活動の過程で、心身の状態が悪化してしまう方は少なくありません。
特に、実務未経験でWebデザイナーとして働くことを目指すのは非常に厳しい道のりで、途中で諦めてしまう方も多いです。
就活は金銭的にも大きな影響があり、心身共に負担がかかるのも事実。

実際、私以外にもWebデザイン関連の仕事を目指していた方が数十人いましたが、現実の厳しさに直面し、気がつけば私一人だけが就活を続けていました。

私自身も「まだ若いんだから、他の道もいくらでもあるよ」と何度も言われました。

それは私のことを心配しての言葉でしたが、まだ諦めたくないという思いがあり、できるところまでやってみたいと考えていました。
なので就活中は、心のケアが非常に大切でした。

私は過去に何度か精神崩壊させたことがあったので、その経験からメンタルヘルスについて学んだことが、今回の就活でも役立ったと感じています。

また、ONとOFFの切り替えが苦手なので、意識的に人と会って気分転換を図ったり、趣味や好きなことに取り組む時間を作ることで、心の切り替えを工夫していました(^^)

一人で抱え込みすぎず、人に話せる範囲で話して発散することができた時間はとてもありがたかったです。

頑張り続けると疲れてしまうこともあるので、適度に休息を取り入れることも大切ですよね。「無理をしないこと」「今あるものに集中する」これは難しいけれども非常に大切だなあと。

後半は「6割できたらOK!」というスタンスを意識し、肩の力を抜きながら就活を進めていました。

内定が決まった瞬間は、安堵感と達成感が入り混じった気持ちで、これまでの努力が報われたことへの喜びがありました。

その一方で、2年ぶりの社会復帰ということもあり、様々な不安がありましたが、自分の可能性を信じて内定を承諾しました。

今は、就労準備のためにこれからの生活を少しずつ計画し、精神的にも次の段階に向けた準備を進めています!

Webデザイナーとしての新しいスタート

新しい職場でのスタートには、不安と希望が入り混じっていますが突っ走らないように、まずはしっかりと基盤を築きながら、着実に取り組んでいきたいです。(どうしても突っ走ってしまう癖があるため、慎重さを意識していきたい!笑)

これまでは個人で制作してきましたが、これからはチームでの仕事になるので、社会適応力も磨いていきたいと考えています...🫠

チームでのコミュニケーションや協力が求められる場面で、円滑に進められるようになりたいな。

個人的には、デザインやプログラミングの技術を磨きつつ、心身ともに健康に働き続けることが目標です!
新しい環境で成長しながら、バランスの取れた働き方を実現していきたいと思います。息抜きは忘れずに!💝

未経験者へのアドバイス

これからWebデザイナーを目指す方へのアドバイスとして、まずは基礎的なスキルをしっかり身につけることや、諦めないで前向きに捉える姿勢が大切だと思いました。

あと、ポートフォリオを充実させておくと○。
実際のプロジェクト経験がない場合でも、練習作品や自主制作物をしっかりとまとめて、自分のデザイン力やセンスをアピールできると良いと思います。

未経験者の場合、ポテンシャルを重視されることが多いですが、面接ではこのポートフォリオが実力を証明する重要な手段になります。

また、挑戦を恐れないことが大事だと痛感しました。

未経験からのスタートはハードルが高いと感じることも多いですし、応募してもなかなか書類が通らないこともあります。

でも、そこで諦めずに続けることがポイント。自分を信じて、失敗やフィードバックから学び、少しずつ成長していけば、自分にとってベストな形になると私は信じています😌

正直に言えば、挫折する瞬間もあるかもしれませんが、それでも、自分の目標を見失わず、前に進む力が必要です。

特に未経験者にとっては簡単な道ではありませんが、だからこそ得られる達成感も大きかったです!

感謝の言葉

この道のりを支えてくれた家族、友人、職業訓練制度の支援者の方々、メンタルヘルスのコーチや主治医の皆さんに、心から感謝しています。

支えがあったからこそ、ここまで来ることができました。
特に、精神的に厳しい時期にも、一緒にリフレッシュしてくれたり、応援し続けてくれた友人や家族には感謝しています。

人に支えられたこの5ヶ月、自分で自分を奮い立たせて前に進むことができたのは、皆さんのおかげだと感じています。本当にありがとうございました。

最後に

Webデザイナー転職活動は確かに大変ですが、その中で得られるものもたくさんありました。
自分を見つめ直し、スキルを磨き、新しい挑戦に向けて準備を整える貴重な機会でした。
これからWebデザイナーを目指す方々に、少しでもお役に立てれば幸いです。

皆さんの転職活動が実り多いものとなりますように。

くまみ

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