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「デザインを通して豊かさをつくりたい」あおいろデザイン代表 江副哲哉さん

子どもの感性を磨く教育や、デザイナーとして一人ひとりのお客様に向き合う事で、一人ひとりが自分らしくありのままを表現する道をつくられている、江副哲哉さんのお話をお伺いしました。

江副哲哉さんプロフィール
出身地:長崎県長崎市
活動地域:福岡と佐賀
経歴:1982年生まれ。佐賀大学文化教育学部美術・工芸課程を卒業後、株式会社ジーエータップ、株式会社サンミリグラムを経て、2015年1月にあおいろデザインとして独立開業。
現在の職業および活動:アートディレクター・グラフィックデザイナー。デザインを通して情報・空間・広告に至るコミュニケーションの伝達を目指し、暮らしの中から生まれてくるアイデアやヒラメキを探求しながら活動している。子どもの芸術的感性について研究中。
座右の銘:一日一笑


「デザインを通して豊かさをつくりたい」

Q1.江副哲哉さん(以下、江副 敬称略)はどのような夢やビジョンをお持ちですか?

江副 デザインと聞くと、”オシャレ・カッコイイ・カワイイ”とか、”デザイナーズ〇〇〇”といったものを想像しがちだと思いますが、その”デザイン”に対するイメージを改めて再定義したいと思っています。僕は、デザインとは自分が持っているありのままの感性(センス)を表現でき、人との関わりも生み出す豊かな人生や社会をつくっていける手法だと思っています。

僕自身も、デザイナーとして仕事をする時に相手の人との関係を大切にしています。身近なまちのデザイン屋さんと言われるよう、いつでも相談できて、きちんとコミュニケーションをしながらその人の想いに合ったアイデアを提案できるように意識をしています。少しずつ、あおいろデザインと仕事をしたいという方に恵まれ、楽しくお仕事をしています。

そして、子どもたちへの教育にも力を入れています。未来を見据えて、子どもの頃から感性が豊かに育つように、色々体験したり、大人との交流の場も創っています。大人の価値観で子どもの可能性を潰してしまうのではなく、誰もが持ってる光るところを探して発揮できたり、ひとりになりやすい子も輪に入れるようにサポートしています。デザインという手法をつかって、心の豊かさが伝わると良いなと思っています。

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「5年ごとに目標を立てています」

Q2.その夢やビジョンを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

江副 僕は今37歳ですが、40歳までにアシスタントではなくデザイナーとして対等な関係でお仕事できる人を雇いたいですね。あと、地域を知ってまちのデザイン屋さんとして、地域に根付いていきたいです。

45歳までには、子どもと一緒に学ぶデザイン研究室を立ち上げたいです。絵を描いたり技術や知識を学ぶだけではなく、その子自身のセンスや感性を磨いたり、どう観察するかなどモノの観方が豊かになるような、子どもの可能性を開ける寺子屋のような場所をつくりたいです。

50歳までに、雇った人が一人前になり独り立ちできるとうれしいですね。そして、僕はデザインの本質というか、デザインを必要としている人の想いに合わせたデザインの性質を伝えて行きたいと思っています。啓蒙活動というと大げさですが、モノの観方が変わったり広がる事で、日常の観え方が変わり、人生が豊かになれるような、広い領域でのデザインの性質を伝えて行きたいです。

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「子どもの見る世界を想像する」

Q3.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

江副 モノの観方を大切にしています。デザインのアイデアは煮詰まる事もありますが、ふと外に出て散歩をしているような時のほうがアイデアが浮かびますね。僕には子どもがいますが、子どもの見てる世界を想像する事はとても楽しいです。子どもはいつも初めて見る世界と出会います。その初めて出会う世界の感覚を、どのように見ているのか。それを想像するだけで楽しいし、仕事のアイデアにもつながります。

あと、植物をお世話をするのも大好きです。植物や子どもの成長過程を観察するのが好きですし、子どもが見てる世界を想像する事で、自分自身のモノの観方が豊かになるのも楽しいです。

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「“人生の恩師”との出会い」

Q4.「デザインを通して豊かさをつくりたい」という、夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

江副 沢山の方との出会いの蓄積がきっかけになっていますが、中でも一番影響を受けている方との出会いが大きなきっかけになっています。

僕は美術系の高校に通っていて、デザインのコンペに出品していました。その時代はアナログの作品が主流だったのですが、CG(コンピューターグラフィック)作品でものすごく斬新で自由に描いている作品と出会い、先鋭的で心が奪われました。しかも作者は若い人かと思いましたが50代の方で、50代でCGをグイグイやられてる所にも惹かれ、「この人に会いたい!この人についていきたい!」と思いました。短大の先生をされている方だという事が分かったので、僕は迷わずにその短大に入学しました。その方は田辺幹夫先生といいます。

短大に入り、田辺先生の学生一人ひとりに対する姿勢に更に感動をしました。特別分野が見つからない学生も居ましたが、一人ひとりの光るところ、得意なところをすぐに見つけるんですね。学生たちも自分の得意分野で褒められたり賞を取ると制作意欲があがり、次第に頑張り始め、最初は制作意欲が無かった学生がどんどん輝いていったんです。高校の頃から「美術と教育」に興味があり、教育学部がある大学へ3年次編入したのも先生のアドバイスでもあります。学校を卒業した後も仕事で悩んでいた時はよく助けてもらいました。

田辺先生からデザインの事、アイデアの事、人として生きる姿勢など多くを学び、僕にとっての人生の恩師になりました。

先生との出会いによって、将来、人の隠された光を見つけて可能性を発揮させてあげれる人になりたいと思いました。


ありのままを表現したい

Q5.田辺先生との出会いが、江副さんの人生を変えるようになった背景には、何があったのですか?

江副 小さい頃、図画工作の授業が好きでした。僕にとって唯一、正しいとか正しくないの基準に縛られず、ありのままを自由に表現できる授業だったんですね。他の授業は答えが決まっていて、答えを言わないと褒めてもらえない息苦しさがありました。図画工作の授業ではありのまま表現ができて、そこを評価してもらえる事が、僕にとって本当に嬉しかったです。

「自由に表現したい、ありのままを表現したい」それはずっと有ったと思います。美術系の高校に入り周りの友人がみんなものづくりに没頭していたので、僕自身も自分の可能性は何だろうと模索していたのだと思います。そんな時に出会った先生の作品は本当に刺激的で、先生が僕自身の可能性も見出してくれた事もとても嬉しかったです。「こういう人になりたい」と思い、そして今まで僕に関わってくれた人に頑張ってる姿をみせて安心してもらいたいと思いました。


Q6.最後に、ひとことメッセージをお願いします。

江副 人生はモノの観方や考え方ひとつで、大きく豊かになります。デザインがきっかけになり日常の観え方が変わり気づきや発見が生まれ、人との交流が生まれて、人生が豊かになる人が増えたら良いなと思います。そしてみんなが光る感性を活かし合っていけるような豊かな社会にも繋がっていったら嬉しいですね。

記者 ありがとうございました。江副さん自身が、小さい頃にありのままの自分が表現ができた喜びや感動があったからこそ、「デザインを通して豊かさをつくりたい」という今の夢に繋がっているんだと感じました。一人ひとりの光り輝く可能性が発揮される未来は、とても素敵だと思いました。江副さんの今後のご活躍を心から楽しみにしています。

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江副哲哉さんの活動、連絡については、こちらから
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◆Facebook(江副 哲哉):

◆instagram(aoirodesign):

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【編集後記】インタビューの記者を担当した熊倉と不知です。

子どものようなワクワクパワーがとても素敵な江副さん。自分を押し殺すのではなく、ありのままの自分を出せたり、お互いの光るところを発揮し合える関係性が広がっていく未来を想像したら、本当にワクワクしました。これからAIの時代になりますが、人の可能性が開花される明るい未来を共に創って行きたいです。素敵なお話を、本当にありがとうございました!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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ありがとうございます^^
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元グラフィックデザイナー。25歳で独立。 事業は成功するが、モノづくりの産業が社会にもたらす影響に限界を感じ、モノづくりから、人づくりの必要性を実感。現在は、認識の変化から世界を変えるをモットーに、日本リライズ協会の立ち上げに奮闘している。