スナイパーの意外な使い方

「スナイパーを雇いました」今回の依頼にはそれなりの成果が約束されている。助手に頼んで雇ってもらったスナイパーは世界的な腕があると自称した。
 どこまで信じてよいがわからないが。プロである限り対象を仕留めてくれるだろう。

 助手にスナイパーに前金を渡すように指示をし、「3日以内に仕留めれば残りを渡す」と伝えてもらった。「本当にうまくいきますか」不安そうな助手「うまくいくと信じる。我々では無理だ。麻酔銃の撃ち方などわからんだろう」そう言って海を見た。
 海の沖合には今日も海鳥がいる。この海鳥の中に特別な個体がいることを知ったのは10日前。ぜひ生け捕って研究の対象にしたかった。

「あとはスナイパーがその個体を見つけ麻酔銃を命中させればだな」と、口走った瞬間、大きな弾丸の音が響く。海鳥は一斉に逃げ去ったが、そのときに1羽だけ海に落下したのを見た。

「やったな」思わず口ずさむと、個体引き上げのためさっそく船に乗り込んだ。

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