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双極性障害を患う私が行った月経異常、PMS、月経困難症のメンタル対策

女性向けの記事ですが、男性にも読んでほしい内容でもあります。もし、大切な女性が生理で苦しんでいたと知ってしまった時、こっそり快適に過ごせるようにして自身の株をチャッカリあげてくださいね!

今回はPMS(月経前症候群)と、月経困難症の精神面の症状を取り上げていきましょう。


精神疾患と月経異常でのメンタル悪化原因

私は双極性障害を患っており、月経異常(月経困難症とPMS)患っています。この2つは全く関係ないように思えてどちらも密接に関係しています。

どちらも神経伝達物質であるセロトニンの低下が原因で症状が出ていることが多く、メンタルが悪化すればPMSなりやすくなり、PMSになるとメンタルが悪化しやすいということになります。

生理前のセロトニン低下は体の機能として行われているため、セロトニン低下を軽くすることはできても止めることはできません。

生理が終わる頃には、セロトニンも、よく耳にする女性ホルモン。プロゲステロンもエストロゲンも安定していつも通りの状態に戻るため、生理前の荒ぶりはなんだったんだとなるわけです。


PMSの精神面の症状について

生理の約1週間前、早い人では排卵日あたりから、気分の落ち込みや、人に会いたくない、頭がモヤモヤして集中力が落ちたりする症状が出る人。

逆に些細なことでカーッと怒ってしまったり、何もないのに無性にイライラしたり、嫌なことをぐるぐる思い出してしまうような症状が出る人も。

まるで正反対の症状でも、どちらもセロトニンという神経伝達物質が低下していることが原因で引き起こされています。セロトニン低下は両極端な精神面の異常をきたすことが多く、あまり知られてはいませんが不安からいつもイライラして怒りっぽいうつ病の人もいます。

また生理が始まってもPMSの症状が続き、生理のたびに経血量が異常に多かったり、動けないくらいの生理痛、嘔吐下痢の症状がある場合は月経困難症の可能性があります。心身がいちばん悪くなる時期が生理前なのか生理中なのかを症状と共にチェックしておくと、医師が判断しやすいようです。


対策は、ゆっくり、ゆったり、あたためる

基本的な対策は、食事、睡眠、運動を整えることになります。そんなことわかってるけどなかなか実践できなくて困っている人のために即効性がある方法をご紹介。


普段より、ゆっくり行動をする。

予定は思い切って減らしてしまいましょう。生理前はスケジュールが空いている方が、自分も相手も情緒不安定に巻き込まずにいい感じ。いつもより10分前に行動してトラブルが起きても焦らなくていいように。


普段より、ゆったりな服装をする。

家の中にいるときくらいはゆったり締め付けない服装で。保温効果もあり、汗を吸ってくれるガーゼや綿の多い素材をチョイス。生理前の繊細な肌が荒れない対策もかねて。シルクの腹巻きや靴下もおすすめ。


普段より、あたたかい飲み物や食事をとる。

冷たい飲み物が好きでも生理前はあたたかい飲み物を飲み、内臓や腰を冷やさないように。この時期だけは特別にお水を白湯にしてみたり、内側からあたためよう。冷えは大敵。


ごほうびは自分でできるケアを

ごほうびはコンビニスイーツではなく、自分自身の体のケアを優先しましょう。

新しい物事を試すには不向きな期間なため、ゆっくり湯船につかったり、お気に入りのボディクリームを塗ったり、軽いマッサージやストレッチ、自身の体のケアに使います。

体を伸ばしてリラックス。

リラックスが難しい人は空を見上げて深呼吸。気道が開くのでいつもより深い呼吸ができ、リラックス効果があります。


生活を整えてもPMSが改善しない場合

日常生活に支障が出ている場合は、婦人科に行きましょう。私のように精神科の通院をしている場合はまずは主治医に相談してみてください。

私はPMSと月経困難症の症状が重く、約10年前からピルを飲んでいます。ピルは月経困難症の治療で処方されています。生理周期の把握ができ自分の心身が悪くなりやすい時期がわかることや、生理痛と経血量が減ったことが大きかったです。ピルも薬であるため、副作用が少ない自分に合うピルを探すが大変でしたが。(PMSでは漢方薬や抗うつ剤の処方もできるようです)また婦人科に定期的に行くため、卵巣や子宮の健康状態も見てもらえますし、周囲には聞きづらい年代ごとの不調の相談にものってもらえます。

PMSや月経困難症で受診するなら産婦人科より、婦人科の方が行きやすいと思います。似たような感じの人の受診が多く、浮いた感じがあまりしません。また医師も妊娠出産より、婦人科の病気や症状に詳しい医師が多い印象を受けます。


最後に、

何度も言いますが、日常生活に支障が出ている生理や不正出血は婦人科に行きましょう。実は病気が隠れていたからだった。なんてこともあります。子宮も卵巣も内臓で早期発見が難しい箇所でもありますから。

余談ですが、PMSと月経困難症の症状がひどく最初に婦人科に行ったときは私は処女でした。内視鏡の検査の痛さや恥ずかしさよりも、とにかくこの痛み苦しみから解放されたい一心でした。感想は、あのとき勇気出して行ってよかった〜です。


過去に勇気を振り絞って婦人科に駆け込んだクマガイがお届けしましたʕ•ᴥ•ʔ

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