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わたしやかぞくのはなし

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わたしやわたしをとりまく家族たちの話です。
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#親子

その気持ちは2年越しだった

娘と先日雑談をしていた。 2人ともお気に入りの無印良品のソファに座って、だらっとしていたのだ。 娘はたまに話をしたいモードがあって、そういう時はなるべく付き合うようにしたいと思っている。おそらくその日もそんな雰囲気だった。 他愛もない話だ。 何がおいしかっただの。 スプラトゥーンでこんなだっただの。 弟がこんなこと言ってただの。 そんな調子だと思って、私は気が抜けていたが、実際はおだやかなせせらぎのような水は、気づいたら速度をはやめていた。それは傾斜がついて水か

しゃべりばは10代だけではないのです

ポリティカルコンパスについて、昨日はじめて知りました。 興味のある方はやってみてください。 私はごく僅かにリベラル左派でした。ほぼ真ん中に近いのですが。 左か....意外だなぁと思ったり。 そうかもなぁと思ったり。 (たぶん福祉関係の解答が影響してそうな予感もしてる) (右か左かとかあえて考えたこともなかった) リベラルはそうかなぁと思ってたけども。 政治の話って、タブーというか。 仕事中もあまりしないにしましょう的な話はあったんですよね。忘れたけども....たぶん学

つづれおりとアスパラガスの天ぷらがくれたものは

「あれ、誰の母ちゃんだ?」 後方から男子たちの声がひそひそと聞こえて来る。 私は、決して私に向けられていないであろうことばたちが するりとどこかへはねて飛んでってしまわないように 何とかぎこちなくキャッチして その後、じんわりと耳のほてりを感じていた。 絶対に振り返ってはだめだと思った。 俯いた視線は机の小さな凹みを捉える。 穴があったら入りたい。 でもこんなちっちゃな凹みは、大きな私を隠してくれないだろう。 『その母ちゃんは私の母ちゃんだよ』 と私は心の中

しあわせのかたち

「あなたにとっての幸せって何?」 今日も、私は訪問リハの利用者さんからこんな質問を受けた。 私の担当している利用者さんたちは、みなさんチャーミングでおもしろい方たちが多いと思う。 「また、えらい哲学的な事を聞いてきて下さるものだな」と思った。 彼女とは40分弱の間、ひたすら屋外を歩く。 今日も寒空の下、ずんずんと住宅街の日陰の道を足早に抜けて、バス停の横で並んでいる人々の列をぶつからないように通り過ぎて、ショッピングモールの端を慎重に進む。 「以前より足取りが軽くな

拝啓 2度めの手紙をあなたへ

お久しぶりです。 いかがお過ごしでしたか? 私は元気に過ごしております。 季節がだいぶ巡りましたね。 あなたがいた春に比べると 私の髪の毛も伸びてきました。 ヘアドネーションまでまだまだ遠いですが、何とか根気強く伸ばしたいと思っています。 さて 私は昨年の記事で 「しばらく会えていない、もしくはもう会えないかもしれないけど、私にとって大切な3人のnoterさんがいる」 ということを書きました。 そのうちの1人はあなたでした。 私はあなたに対して 「手紙を書

「うま」や「しか」じゃなく「とら」や「うま」

心に衝撃が走った。 『メロスは激怒した。』みたい始まりだが、この記事にはメロスも出てこないし、セリヌンティウスも出てこない。 読むたびにセリヌンティウスはいいやつだなと思うし、メロスはおかしなやつだなと個人的には思う。 ただの衝撃だ。 別に怒ってもいない。悲しくもない。 でも衝撃であったのは間違いない。 その証拠に、私はその衝撃を受けたことばをたびたび、心の中から引っ張り出してきては、じっくりとながめている。 ながめているが、得体がしれないのだ。 ながめればなが

つらたんな君と私と守りたい僕

つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい つらたん 「つらたん」とは 内科医の國松淳和先生がヤンデル先生とオンライン上でコロナの事についてお話しされている時に、私が初めて耳にしたことば。 意味は「辛い」ということ。 10〜20代の若者を中心とした人たちがネットスラングとして少し前に使い始めたとの事。 何はともあれ今は「つらたん」である。 娘が泣いている。 理由はなかなか話してくれない。 先々週、学校で泣いてしまい、保健室で2時間位過ごしていたと、担任の先生から電

父と息子のバイバイ

私は3姉妹の長女であったので、男の子がいる家というのが、想像がつかなかった。 2番目の子どもを妊娠した時に、おなかの子どもが「男の子」であることがわかった瞬間に、夫は少し残念そうな顔をしていた。 「そうか~男の子か。間違っていないかな?」 エコーで見ているので、ほぼほぼ間違っていないとは思ったが「どうだろうかね」とだけ返した。 夫は弟で兄が一人いる。その兄とは大変仲が宜しくなかった。三十何年の間一切口を聞いていない。それは今まで続いている。 しかし、お互いの配偶者や

たまごくんのものがたり

ここはたまごの王国 ぼくはただのたまご。生たまごさ。 ころぶとわれちゃう、よわーいたまご。 ここ、たまごの王国は王さまはいないんだけど りっぱなたまごの王子さまたちが国を守っているんだ。 えらーい人はみんなおいしそうなたまごりょうりなのさ。 そう、これはぼくがりっぱなたまごになるまでのお話。 それよりきいてきいて! ぼくの村、たまご村は今たいへんなことになっているんだ。 ぼくの村、なんとぼくたちの村人がめだまやきを食べることをきんじられてしまっているんだ。 そう、

親子4人で絵しりとり。 いか(私)→からす(夫)→すいか(1番目の子)→ときて・・・2番目の子が思い切り「えーと、何これ?」「この丸いのは水星?!」と言い始めたので、私たち3人は大笑いし(いろいろあきらめて)そこで終了としました。すいかは水星に見えるかしら?こどもっておもしろい。