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侮れない!風疹の恐ろしさ

こんばんは(^^)クマです!

今日は、よく質問がある風疹についてのお話です。

不妊治療を行う時には初診で採血する項目に含まれている場合が多く、また、ブライダルチェックの中にも検査内容として入っていることが多いです。

なんで初診やブライダルチェックで検査するかというと、やはりそれだけ大切なものだからです!

最近では、風疹に関する知識が広まりつつあるのですが、、、やはり、まだ知らない方もいらっしゃるので、今日はしっかりと知識を定着させるためにも書いていきますね!

それでは、どうぞ!


◎風疹って?

風疹にかかると、熱が出たり、赤いぷつぷつ(発疹)ができたり、リンパ節が腫れたりします。

春先から初夏にかけて流行る傾向があります。

大体が子供の頃にかかったり、子供の頃に予防接種を受けている場合が多いので、大人になってからかかる人は少ないです。しかし、大人になってからも、もちろん感染します。大人になってから感染すると、重症になりやすいと言われています。


◎妊婦が感染すると、とっても怖い!

妊娠中に風疹に感染してしまった場合、胎盤を通して赤ちゃんに感染してしまいます、、、

赤ちゃんに感染するとどうなるのかというと、先天性風疹症候群といい、

目が不自由になったり、耳が不自由になったり、心臓の奇形精神発達面での障害を伴うことがあります。

また、流産や早産、死産といったことが起こる可能性もあります。

妊娠12週未満の初期で感染した場合、85%になんらかの影響を及ぼします。

妊娠20週以降の感染では赤ちゃんに先天的な奇形が伴うのは稀なことが多いです。



◎風疹は防げる!

こういったものを防ぐためにも、自分が風疹に対する抗体を持っているのか調べる必要があります。もし、検査によって抗体がないのであればワクチンを接種する必要があります!

ワクチンを接種した後は、微量ですが風疹のウイルスが体の中にいる状態になりますので、その間に妊娠してしまうと赤ちゃんに感染してしまう恐れがあります。

なので、ワクチン接種後は2ヶ月間の避妊が必要です!

ここで注意なのですが、ワクチン接種をしても抗体がつかない方がいます!

実は、私もそのタイプのようです、、、私は大学生の時に風疹の抗体検査を行いました。1回目は8倍でワクチン接種をしました。その1年後、また検査を行いましたが16倍でした。その検査の時にまたワクチン接種をしましたが、翌年は検査をしていないので抗体がついたかは分かりませんが、きっと抗体がつきにくい体質なのでしょう、、、

ちなみに、抗体検査を実施した際、32倍以上は抗体を持っているのでワクチン接種は必要ありません

もし、私のようにワクチンを打っても抗体がつかない方が妊娠した場合、妊娠中は風疹に感染しないように注意していくしか方法がありません。


風疹の抗体検査は、自治体の取組として、無料でやっている市町村も多いようです。妊娠を望むご夫婦に検査やワクチンを無料もしくは安くやってくれるというケースが多いようです。これから妊活をされる方は、ぜひお住まいの地域の保健所ホームページで調べてみてください!


ちなみに、先天性風疹症候群について詳しく知りたい方には

数年前にドラマでやっていたコウノドリがおすすめです!

先天性風疹症候群について、とっても分かりやすくドラマ化しているので、医療者としても納得できるとてもいいドラマでした!


ちなみにマンガ版はこちらで購入可能です!



電子書籍派のかたはKindle版もあります。


文字をみるのが苦手ならDVDもいいと思います。


風疹のお話以外にもとても感動するいいストーリばかりなので興味のある方はぜひ!!


ちょっと話がそれましたが、、、

風疹は妊娠中にかかるとすごく怖いものですので、妊活を始める前にしっかり検査して、必要ならワクチン接種をしましょう!妊娠中に自分ではなく旦那さんが風疹に感染してしまっても困りますので、検査やワクチンはご夫婦での実施をおすすめします!


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