数字でみる妊孕性
こんにちは(^ ^)クマです!
今日は、妊孕性のお話です。
妊活中の方は”妊孕性”と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。
妊孕性とは、妊娠する力のことです。女性だけでなく男性にも関わる話になります。
しかし、今回は女性の妊孕性についてお話をしていきます。
◎年齢との関係
女性の妊孕性は加齢とともに低下して行きます。
Menkenと言う方の研究にて女性の年齢と出産数の変化について報告しています。
それによると、出産数の減少は30歳から徐々に始まり、35歳をすぎると加速します。40歳をすぎると急速に減少するとしています。
他の研究からも同じことが言われており、一般的には20〜24歳が妊孕性のピークです。
もっと詳しいデータとして、妊孕性の低下は
・25〜29歳:4〜8%
・30〜34歳:15〜19%
・35〜39歳:24〜46%
・40〜45歳:95%
と言う結果になっています。数字でみるとやはり35歳以降の妊孕性低下が急速であることが分かります。
◎AID(非配偶者間人工授精)による妊娠率のデータ
AIDにおける妊娠率のデータも年齢ごとに報告されています。
AIDを12周期行った場合、25歳以下では73%、26〜30歳では74%、31〜35歳では62%、35歳以上では54%の妊娠率だったそうです。
ちなみにこの数値は自然妊娠でも変わらない結果になるそうです。
AIDでも女性の年齢とともに妊孕性が低下してしまうことは明白ですね。
◎体外受精における年齢と妊娠率のデータ
体外受精によっても女性の年齢により成績は低下します。
では実際の数値をみて行きましょう。
移植あたりの妊娠率と生産率は
・24歳以下:44%(妊娠率)/35%(生産率)
・25〜29歳:44%/34%
・30〜34歳:41%/32%
・35〜39歳:34%/24%
・40〜44歳:20%/11%
・45歳以上:5%/2%
このようなデータが出ています。
加齢に伴う生産率の低下は、妊孕性だけでなく流産率の上昇にも関わってきます。
年齢とともに流産率も上がると言われていますので、年齢が上がるごとに生産率が低下してしまいます。
ちなみに流産率は30歳以下は7〜15%ですが、35〜39歳では17〜28%、40歳以上では34〜52%となってきます。
年齢とともに流産率が上がってしまう原因には、加齢に伴う卵の染色体異常、特に異数性異常が多いことが知られています。
すごく悲しい話ですが時間を戻すことができないのと同じで、年齢や低下してしまった卵子の質をよくすることは今の医学を持ってもできません。
人類全てが平等に年齢を重ねて行きますので、そこは仕方のないことです。
少しでも卵子の質が低下しないようにできることは様々あります!
その努力で妊活を頑張って行きましょう!
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