くましろひろこ

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くましろひろこ

fukuoka/writer/editer/love_sake/ 書くための脳筋鍛えようと思って。筋トレ的に書き綴ります。

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  • 人生を変えた本・支えてくれた本

    私の人生を助けてくれた本について書いてみる

最近の記事

「何者でもなかった私たち」がくれた奇跡

 十数年前、一緒に机を並べていた人が芥川賞作家になっていた。  気づいたのは2年前。フリーランスのライターである私は、地元・福岡にある大学のパンフレットの執筆を依頼され、参考までに前年度版を眺めていた。  すると、卒業生インタビューに「芥川賞作家」の肩書きを発見。「へえ、すごいな」と読み進めたところ、何かが脳裏に引っかかった。  私、この人知ってる……?   そう思うと同時に、一気に記憶が蘇ってきた。  彼と出会ったのは、宣伝会議福岡校の「編集・ライター養成講座」だ。当時

    • 『VIVANT』が面白すぎて、面白いドラマをもっと観たくなって久々に『アンナチュラル』を一気見したらドラマも主題歌も最高だった話

      『VIVANT』最高でしたね! 「テレビ画面が割れそうな豪華キャスト」と話題にもなっていましたが、とにかく予想を裏切り続けた結果、「みんなみんな乃木のことが大好きだよ!」ってなった結末でした。詳しい考察やら感想やらは世に溢れているのでそちらでご堪能ください。むしろ1話からもう1回みたい。続きを正座待機。私待つわ。いつまでも待つわ。 で。ですね。私、昔から「めっちゃ面白かったー!」ってなった後は「我にドラマを…」って餓鬼みたいに欲する癖がありまして(小説の場合も同じ)。『VI

      • 5年目を迎えました。

        年々書くのが遅くなっていますが笑、7月1日で独立5年目を迎えました。2019年6月末で会社を辞めて早5年……。いまだに椅子と机を買っておらず(現在は学生時代のものを使用中)、5周年記念に今年こそ購入しようと昨日決意しました。 3年目・4年目が母の病気や介護があってあまりにも怒涛の日々だったこと、そして、ありがたいことに食べていくのに不安がほぼ無くなったことから(肝が据わったともいう)、この1年はがむしゃらに働くのではなく、「自分がしたい仕事」に比重をかけていくことを意識して

        • Q.出版社の多さなどを考え、東京へ出たほうがいいのか大変迷っています。〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その4-2

          前回に引き続き、受講生の方からの質問に答えるコーナーです。過去の回答はこちら。 で、前回の質問の中にあった「東京に出るかどうか迷っている」ということについて少しお話ししたいと思います。 Q.くましろさんが福岡に居続けているのは、なにか理由があってでしょうか? 九州から出て、東京に行こうと考えたことはありますか? 私は、出版社の多さなどを考え、東京へ出たほうがいいのか大変迷っています。 質問者さんが地方の方で「東京に出た方がいいか」ということなのですが、大きく2パターン考

        「何者でもなかった私たち」がくれた奇跡

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        • 人生を変えた本・支えてくれた本
          4本

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          Q.福岡に居続けている理由は?東京に行こうと考えたことはありますか?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その4-1

          前回に引き続き、受講生の方からの質問に答えるコーナーです。過去の回答はこちら。 Q.くましろさんが福岡に居続けているのは、なにか理由があってでしょうか? 九州から出て、東京に行こうと考えたことはありますか? 私は、出版社の多さなどを考え、東京へ出たほうがいいのか大変迷っています。 東京行きを考えたこと、ありますあります。というか、現在も普通に考えます。だって、福岡はいいところだけど、仕事という面で見たら現時点では東京一強です。出版社も大手メディアも広報部があるような会社も

          Q.福岡に居続けている理由は?東京に行こうと考えたことはありますか?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その4-1

          Q.編プロは修行先であって、ずっと働くのはオススメしない?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その3

          前回に引き続き、受講生の方からの質問に答えるコーナーです。その1、その2はこちら。 Q.「編プロで勉強するのがいいと思う」というお話ですが、それは「修行」で、ずっと編プロで働くのはオススメしないということでしょうか? いいえ、もちろんその編プロがよい会社で、居心地がいいなら定年まで勤め上げたってなんの問題もありません。私自身、前の会社には13年半いましたので。 私が「2〜3年でもいいから編プロなり、制作の会社で働く経験をした方がいい」といったのは、あまりにも「まずはプロ

          Q.編プロは修行先であって、ずっと働くのはオススメしない?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その3

          Q.ずっと副業のスタイルでライターを続けるのは難しいですか?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その2

          前回に引き続き、受講生の方からの質問に答えるコーナーです。その1はこちら。 では、張り切ってまいりましょー。その2!です! Q.(くましろが)「副業時代、副業で月15万円の収入を目指していた」とのお話の件です。 「通勤の時間、昼休み、帰ってからの時間、土日をほぼ全部費やしたので、ずっとそんな生活を続けるのはオススメしません」と話されていました。 それは「一年半でやめるぞ」と決意していたから続けられたのでしょうか? ずっと副業のスタイルでは難しいのが現実でしょうか? ええ

          Q.ずっと副業のスタイルでライターを続けるのは難しいですか?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その2

          Q.神代さんが地方在住ながらに講座の同期とつながりを保てているのはなぜ?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その1

          こんにちは。あっという間に2023年の12分の1が過ぎ去ってしまいましたが、みなさんお元気でしょうか? 私はひどい風邪をひいて寝込んでおりました。 さて、2022年の12月は私的には幸せなことがいくつかありまして、その一つが宣伝会議さんの「編集・ライター養成講座」に講師として登壇させていただいたことでした。 宣伝会議さんの講義は、いくつも受講生として受けてきたので、「登壇する側に回る日が来るなんて〜」と感無量としか言いようのない気持ちでいっぱいでした。受講されている方々の

          Q.神代さんが地方在住ながらに講座の同期とつながりを保てているのはなぜ?〜宣伝会議「編集ライター養成講座」のQ&A:その1

          仕事のイライラを半減させてくれた『嫌われる勇気』

          「人生を変えた1冊」にこの本を挙げるのはベタかもしれない。 そう思ってしまうほど、多くの人を救ったであろうその1冊は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)。アドラー心理学を研究している学者・岸見 一郎氏とライターの古賀 史健氏の共著だ。 (おそらく、だけど)この本を読んだ大多数の人と私が少し違うところがあるとすれば、私はこの本を読んでアドラー心理学を知ったのではなく、アドラー心理学について詳しく知りたいと思っていた時に、この本に出会ったことかもしれない。 当時の私は悩んでい

          仕事のイライラを半減させてくれた『嫌われる勇気』

          病みかける心を救う『考えない練習』

          会社員の頃、口をひらけば愚痴と呪詛を吐いていた時期があった。今思うと「私も私だな」という反省点もたくさんあるのだけれど、そうせずには居られないほどいろいろなことを押し付けられ、理解されず、話が通じない人に囲まれていた時期があった(と、少なくとも私は感じていた)。 ただ、愚痴れば愚痴るだけ、やけ酒をすればするほどメンタルの調子は悪化。「何もかもがうまくいかない」「もう、考えたくない……」と感じるようになった頃、タイトルに惹かれてある本を手に取った。それが小池龍之介さんというお

          病みかける心を救う『考えない練習』

          大いなるポンコツ

          山羊座のことをそう評したのは、かの有名な「しいたけ占い」のしいたけ.さんだ。そして私は、そのポンコツである。 星占いを見ると、山羊座はだいたい「良妻賢母」「まじめ」と書かれていることが多い。 しかし、わたしは同じく星占いで「快楽主義」と言われる射手座と山羊座の変わり目に生まれたせいか、なんとなくその表現にしっくりきていなかった。 そこにしいたけ.さんからの愛あるメッセージだ。「山羊座にはオンかオフしかない、100か0かのタイプ」らしい。なんかわかる気がする。 そんな山羊

          大いなるポンコツ

          コツコツしか勝たん

          「なるねぇ」というYouTuberをご存じだろうか。私と同じく福岡県民のダイエット系お笑い?YouTuberだ。 最近の私は彼女にハマっている。最近の推し、と言ってもいいかもしれない。お時間がある人は、ちょっと見ていってほしい。大丈夫、怖くない。 そもそも彼女を知ったきっかけは、何だか最近、加齢と共にどんどん下がっていく自己肯定感に歯止めをかけるため、運動を始めたことにある。 「せめて自分の努力でなんとかなるものくらい頑張ろう」と思うようになったのだ。 元々、筋膜リリー

          コツコツしか勝たん

          4年目に突入しました。7月1日は独立記念日

          独立して、丸3年が経過しました。快適すぎて、もう10年くらいフリーランスでいるような気持ちにもなるし、「もう3年も経ったのか!」と驚いたりもしています。兎にも角にも、フリーランスになって良かった。このことに関しては、一片の悔いなしです。 毎年、7月の適当な日に1年の振り返りをFBでしていたのですが、今年はせっかくなのでnoteでしようかな、と。大した内容ではありませんが、お付き合いください。 *** ・7月になって早々、母の脳腫瘍が発覚。怒涛のように検査⇨手術⇨介護に突入

          4年目に突入しました。7月1日は独立記念日

          何者にもなれず憂いていた私の背中を押したエッセイ『切ないOLに捧ぐ』

          「人生を変えた本」の1冊目は最初から決めていた。 脚本家の内館牧子さんが書いた『切ないOLに捧ぐ』(講談社)だ。 この本は、内館牧子さんがOLをしていた頃のエッセイだ。発刊は1992年。今から30年も前の本になる。書かれている内容はさらに時代を遡るので結構古い。 「13年半勤めた会社を昭和58年に退職した」と書かれているので、おそらく昭和45年〜58年(1970年〜1983年)の頃の話だ。 社会的背景も女性の立ち位置も、当たり前だけどこの本を読んだ当時のわたしが置かれている

          何者にもなれず憂いていた私の背中を押したエッセイ『切ないOLに捧ぐ』

          ひっそりと、筋トレ開始

          「書くための脳筋鍛えようと思って。筋トレ的に書き綴ります。」 そんなことをプロフィールに書いておきながら、アカウントを作って4年間で7本しか書いていない。それを眺めながら「どの口が」と何度自分に突っ込んだことか。 今日、久々に「note」の投稿を開いた。すると、「タイトル未設定」の下書きがずらり。思いがけず、書きかけの記事たちがそこにいた。中にはほぼ完成しているのに、「公開設定」を押さなかったものもある。自分で読んでいて「意外と面白いじゃん」なんて思うものもあるのだが(自

          ひっそりと、筋トレ開始

          ビジネス系ライター・エディターの神代裕子(くましろひろこ)のお仕事まとめ

          初めまして。福岡県在住のエディター・ライターです。「くましろひろこ」と読みます。 1.ブックライティング初めてブックライティングを担当した書籍が発刊されました。中に20ページほどの漫画が入っているのですが、そのシナリオも私が担当しました。 2冊目のブックライティングを担当した書籍です。著者様にも非常に喜んでいただくことができました。 現在、他の出版社からも3冊目が進行中です。 2.講師業次の、ビジネス系記事が長くなるのでお先にこちらをご紹介。宣伝会議さんで、時々講師を

          ビジネス系ライター・エディターの神代裕子(くましろひろこ)のお仕事まとめ